wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2015-01-01から1年間の記事一覧

藤井一至『大地の五億年』

本日で本年度の外仕事は終了。月曜振替の五限だけだったため、1月の回数券切れ切符を買うためにチケット屋に寄ったところ、年賀状が46.5円まで値下がりしていた。昨年は逆に年の瀬には値上がりしていたので、早くに48円で購入したのだが、もう少し待つべきだ…

森岡孝二『雇用身分社会』

今朝起きると太ももに違和感が…。どうも昨日の山城行きで筋肉痛になったらしい。本日は平場を歩くだけでも痛みがあり、非常勤先の山登り・山下りはかなり負担になり、急がないエスカレーターでは歩かないようにした。今までほぼ経験したことがなかった結果で…

利神城

本日は久しぶりの6:00起床で兵庫県佐用町に出かける。諸事情により利神城跡等調査委員会の末席を汚しているため。利神(りかん)城は近世の地誌では南北朝期から存在したことになっているが、きっちりした文献史料は委員会メンバーが公表予定になっている戦…

對馬達雄『ヒトラーに抵抗した人々』

本日は久しぶりに団交に出席。理事が出席するなど対応そのものはまだきっちりしているほうだが、給与で前進があるわけではなく、研究者としても扱われず、精神的な疲れは大きい。その前に図書館で知らなかった史料を見つけたのが、せめてもの救い。電車読書…

拙著の断裁について

本日2006年1月刊行の拙著『中世京都首都論』の在庫分大半を近く断裁するという通知が届いた。何しろ発行部数700部のうち、在庫分193冊、過去一年間の販売実績5冊という状況で文句は言えないところ。①もともと発行部数がまだ多い時期に刊行されたこと(近年は…

水野章二『里山の成立』

本日はルーティンでまわる図書館のうち唯一所蔵されている雑誌のコピーを頼むと、24枚で840円も請求された。しかも教員ならセルフで半額になりますと後で教えられる始末。そういうことなら最初に値段を確認しておけばよかったのだが、興味深い史料紹介にテン…

『三重県史資料編古代・中世』

この4月に発売後、あっという間に完売した『三重県史 資料編古代・中世』を、11月13日締切で注文を集めて増刷・販売する予定だったのですが、注文が少なく、2月くらいまで申込期間を延長するそうです。伊賀・伊勢・志摩の3ヶ国に所在した荘園に関する東大寺…

ラートカウ氏

本日午前は以前ここでも紹介したドイツ人環境史学者の尊顔を拝むため、近所で行われたシンポジウムに出かける。写真は上げないがスラッとした長身で、水利にかかわる知識は洋の時代も東西を問わず該博、いかにも大学者という風体の方だった。配布されたのは…

鶴島博和『バイユーの綴織を読む』

先週はW選の結果に打ちのめされ何となく過ごしてしまう。公募の結果についても身近な方から良い知らせを聞くことはない。そういう中でダラダラと読み進めようやく読了したのが本書で「、とある接点によって読ませていただく機会を得たものhttp://www.yamakaw…

東大寺東塔跡

本日は11:33JR奈良駅着、観光客の波をかき分けながら表題の現地説明会に出かける。ネットニュースで見かけてhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000102-mai-soci、十分に存在が念頭に入っていなかったことを恥じる一方で(伽藍の説明をしながら塔…

大阪市立東洋陶磁美術館「新発見の高麗青磁」

本日の非常勤先は入試のため休講。夜の研究会(中国史のお勉強、都市にある廟の機能について)に参加する前に、招待券をいただいていた表題の展覧会に出かける。正式名称は日韓国交正常化50周年記念国際交流特別展「新発見の高麗青磁ー韓国水中考古学成果展…

『現代思想11月号大学の終焉ー人文学の消滅』

先週はルーティンの他に、火曜日に前泊して水曜日に和歌山で科研の文書調査、木曜日は雑用、金曜日夜は実家の様子見といろいろ動き回ったのだが、和歌山行きの電車内ではずっと文書の予習をしており(おかげでわりとスムーズに選択はできた)、それ以外では…

村井良介『戦国大名論』

本日は某研究会に誘われ、東播磨・西摂津についていろいろお勉強。土地勘のないものとして、地形環境に関する議論についていくのはしんどかったが、いろいろ得るところは多かった。その後の飲み会もためになったが、日本酒を飲みすぎ酔っ払い出費も予想以上…

Windows10

本日は大人数講義が学祭で休講になったため(学生の投票で開催が決定されるという「自治」がかろうじて維持されているため、年間スケジュールには記載されず秋になって初めて知らされた)、古文書学に出かける前に久しぶりに街に出て、書店・チケット屋で買…

富田啓介『里山の「人の気配」を追って』

本日は大教室授業と古文書学、20:00帰宅すぎに魚を焼き、みそ汁を暖めるだけにセッティングをしておくのだが、やはり慌ただしい。受講者のカード・チェックなど余計な仕事を作っていることもあるのだが、何やかやで収入の割には結構バタバタしてしまっている…

若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』

本日はクローズドの研究会での報告。周りの反応はいろいろだったが、自分なりには新たな発見があった。レジュメは昨晩遅くにようやく完成したため、取りかかれなかった電車読書の備忘。書店で見かけ、中世史研究者が贈与論などで引用される著者の名前に惹か…

「室町期尼崎における材木商人に関する新史料」

『地域史研究ー尼崎市立地域研究史料館紀要ー』第105号(2015年10月刊行)34~48頁に掲載され、本日下のポストで確認。無味乾燥なタイトルになってしまったが、尼崎の材木商人宗義が東福寺造営材木2283貫800文を調達したという中世商業史の超一級史料の紹介…

兵庫県立歴史博物館編『播磨と本願寺』

本日のカード・チェックが終わっていないのだが、一昨日読了の電車読書の簡単な備忘http://ec.kobe-np.co.jp/syuppan/html/products/detail.php?product_id=1764。昨年秋に実施された同名の展覧会(残念ながら未見)に関わる講演会・シンポジウムをもとに編…

『島根史学会会報』53号

昨日は京都で某学会。遅めに出かけ古代史部会報告と中世史部会の討論だけ聞いてあとは社交。夜は研究会合同飲み会で11時前に帰宅。本日は7:40に家を出て京都で9:30始まりの研究会、11:30に中座して12:45講師控室着、13:00から大教室講義、図書館をうろついて…

満薗勇『商店街はいま必要なのか』

本日は「人類の歴史」3コマで世界宗教論、帰りはグッタリし、先ほど月曜日のカード・チェックが終わったところ。これから本日分のチェックをする気力はないので、取り急ぎ本日読了の電車読書の備忘。夏前に書店で目にして、名前は全く存じ上げなかったが東大…

河内将芳『絵画史料が語る祇園祭』

本日は13:00~14:30大人数教養の二回目、その後は電車・徒歩1時間弱の移動で、17:00~18:30少人数古文書学の一回目。どれぐらいのレベルかわからずテキストを決めかねており、ガイダンスと確認テストを行ったが、院生も含めて「遠」(マイナーな地名の一部の…

塩津港遺跡

本日は1617会の企画で近江塩津に出かける。数年前に巨大な起請札が出土したということで気になっていたが、現地を実見する機会がないままになっていた。すでに諸展望は失われているのだが、せめて「見るほどのことは見つ」と感じてから研究者生命を終えたい…

中野晃一『右傾化する日本政治』

月曜三限1回目は仮名簿288名、火曜日2回目は計3コマでプリントが330枚ほどはけた。しかも脅しが聞いたせいかカードがみっちり書かれており、チェックを終えたのは本日午後。諸雑用があったとはいえ、時間をかけすぎてしまった(淡い期待が当方にとって最悪の…

兵庫県立歴史博物館『北前船』

本日は9:30から姫路で某報告書作成のための委員会。なぜ当方がというテーマなのだが、諸事情から末席を汚しており、史料編の取りまとめという重要な役割を仰せつかることになってしまった。1月締め切りという結構タイトなスケジュール。ともあれ何とか方向性…

米倉久邦『日本の森列伝』

ようやく風邪が治ったと思ったら連休も終わり、本日は専門科目の非常勤二コマ。ただし履修者には日本史専攻以外の学生も混じっており、どのレベルでやるのかは迷いもの。特に前期マン・ツー・マン旅引付に、いきなり後期から他学部専攻の留学生がやってきた…

現代思想臨時増刊号『安保法案を問う』

9月6日のデモに行く前に購入し、読み止しの新書から切り替えて、土曜日の合宿に向かう電車内で読了したものhttp://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791713059。43人の論者が8月15日締め切りで提出したものらしく(何人かが最後に「安倍談話」について言及…

和歌山県立博物館「弘法大師と高野参詣」

土日月は和歌山で行われた科研文書調査の末端に連れて行ってもらう。第一線の研究者の鋭い視線により、一人で考えていただけでは到底たどり着けない解釈が示される醍醐味を、うぶな文書の前で味わうことができる幸せに浸る。ただ二日目夜のクーラに体がやら…

上越史跡巡り

最後の公募書類もようやく仕上げたので、土日に撮影した写真をいくつか挙げておく。 写真上左が春日山城から降ったところで、正面に城が見える。黄緑っぽく見えるのは稲穂が実り倒れているところだが、日曜日に記したようにほとんどが休耕田だった。右は巡検…

「戦国期に奈良から尼崎を旅した僧侶たちの記録」再々修正

昨日記したように、金曜日に東京大学史料編纂所で写真帳を閲覧してきた。その一つとして京都大学所蔵の「宝珠院文書」写真帳を請求した。当方は『地域史研究ー尼崎市立地域研究史料館紀要』第113号(2013年11月刊行)所収の「小特集 宝珠院文書から見る中世…

東京・新潟旅行記(速報)

木曜日22:10大阪発の夜行バス(3600円)最前列窓側座席に乗車。出発直後からウトウトできたが、草津南で客を乗せるために地道に降りたことで目が覚める。そこで隣の席が埋まり、接触やサービスエリア停車で目を覚ましながら、金曜日朝6:10に新宿着。JR乗り場…