wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2017-01-01から1年間の記事一覧

油井大三郎『ベトナム戦争に抗した人々』

本日は父親の検査結果への立ち会い。当初連絡があった程は深刻な状況ではないようで、とりあえず一安心。電車読書のほうは、火曜講義で取り上げている関係でのネタ仕入れhttps://www.yamakawa.co.jp/product/34963。アメリカでのベトナム戦争反対の諸潮流の…

山田邦和『京都知られざる歴史探検』下

本日は千里山。月曜日にもかかわらず行き帰りの電車で妙にカップルが目につく。そういえば以前はこの時期には外仕事がすでに終わり出かけることがなかったからか。本年は木曜まで外仕事が続き、年賀状もできていない。そんな中、簡単に電車読書の備忘http://…

渡邉泉『会計学の誕生ー複式簿記が変えた世界』

本日は六甲台、PC関係はようやくトラブルなく進めたのだが、第三クォーターより…、環境史は工学部主体にはしんどかったか。相変わらず自転車操業が続くが、電車読書の備忘を簡単に。副題に釣られ、火曜日の講義の足しにでもなるかと思い衝動買いしてしまっ…

小川剛生『兼好法師』

本日は姫路。静かな電車内に英語が響き渡り眠れなかったが、何とか無事終える。電車読書のほうは、吉田兼倶による系図偽装でマスコミでも話題になった兼好に関するものということで、買い求めた表題書を読了http://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/11/102463.h…

松尾秀昭『石鍋が語る中世』

本日は枚方、寒波もあって京阪はかなり空いてきた。相変わらず仕事は回っておらず、本日も期限切れ催促メールを二件も受ける羽目になったが(電子媒体はその場で対処しないと記憶から飛んでしまう…)、電車読書の備忘だけ残しておく。某書店のフェア10000円…

石見徹『「幸福な日本」の経済学』

本日は某大学と団交。今更ながらのちゃぶ台返しに加え、問題点を追求したら「質問された学生」状態で黙り込んでしまう有様で、徒労感だけが残る。そんななか電車読書のほうは表題書を読了。書店で見かけ、タイトルといくつかの国際比較の統計資料につられ衝…

並木誠士『日本絵画の転換点 酒飯論絵巻』

本日から六甲台第4クォーター開始。教室が代わりPCのピン・ケーブルが反応せず焦ったが、ぎりぎりで別の接続ができ、事なきを得る。受講者の大半はご新規さんだが(第三クォーターで嫌われたわけではなく、履修登録は最初からされていたらしい)、別のテー…

青木敬『土木技術の古代史』

本日は枚方。行楽客はだいぶ減ったが、相変わらず三扉車で待っている乗客がそこそこ、常連客を優遇してくれているのか京阪も改善する気はなさそうだ。電車読書のほうは、何となくタイトルに惹かれ学会で衝動買いしてしまったものhttp://www.yoshikawa-k.co.j…

利神城跡国指定史跡記念シンポジウム

昨日は某研究会。どういうわけかイタリア人研究者のイタリア中世史の報告にコメントするはめに。どうなるかと思ったが、何とか無事に終える。このところ忙しくて情報を上げるのも失念していたが、表題について告知しておく。遠方ですが関心のある方はどうぞh…

藤原辰史『戦争と農業』

本日は3週間ぶりの枚方(台風予備日などで2週連続講義なしになっていた)、紅葉シーズンは終わりに近づいているようで京阪はやや空いた印象だが、大声でしゃべり続けている3人の30代ぐらいのセレブ系主婦などで車内は騒々しく寝ることもできなかった。そんな…

池内敏『日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか』

本日は某自治体史の初会議。気心の知れたメンバーで、地域も面白そうなのだが、スケジュールは結構タイト…。そういうわけで、ようやく表題書を読了http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062207928。著者とタイトルに惹かれ衝動買いしたもの。と…

山田邦和『京都 知られざる歴史探検』上

本日はルーティン姫路。18日用のパワポ作成に意外と時間をとられてしまう、予報は雨で入りが気になるところ。電車読書のほうは昨日からの読みさしを読了http://www.shinsensha.com/detail_html/02rekisi/1711-2.html。京都生まれ育った考古学をベースとする…

密偵

本日で六甲台は最終、やはり7回で教養というのは無理があり、近世初期で切り上げに。いつもは図書館だが、久しぶりに映画でもと思い、表題作を梅田で1100円で鑑賞。月曜日にチラッと調べただけで、1920年代の植民地朝鮮ものというだけで選んだもの。上映前の…

ジョー・グルディ&D.アーミテイジ『これが歴史だ!21世紀の歴史学宣言』

本日は千里山で講義・史料講読、2006年から通っているのだが、今年の…。気を取り直して電車読書の備忘。某学会の書籍展示で見かけ何となく衝動買いしたものhttp://www.tousuishobou.com/rekisizensho/4-88708-429-2.htm。『共産党宣言』をもじり、「短期とい…

平井上総『兵農分離はあったのか』

本日は六甲台、クォーター制のため早ラス前。久しぶりに往復起きていたこともあって、表題書を読了。シリーズのうち人物関係は全く興味が湧かないが、社会論ぐらいは少し勉強しておこうと思い衝動買いしてしまったものhttp://www.heibonsha.co.jp/book/b3086…

長谷川貴彦『イギリス現代史』

本日は枚方、淀屋橋で割り込みババア二人組のため不快な思いをするが何とか無事終える(京阪も全く不親切で、3扉車しか使えない入口で並んでいる客を毎回見かける、かといって乗車途中に入ってくる厚かましさはありえないのだが…)。電車読書は火曜日用の講…

池田寿『紙の日本史』

本日は六甲台山城、相変わらず虎口でどちらに行くべきか考えてしまう。映画でもと思ったのだが、帰宅してこたつ布団を干すのを優先。平日が水曜午後しか空いていないのはやはり慌ただしい。電車読書のほうは、最初はスルーしていたのだが結局は先月の学会で…

藤原辰史『トラクターの世界史』

本日はルーティン姫路。相変わらず車中はグッタリしているが、朝の大阪駅で窓側座席確保のため15分待ち時間などもあり読みさしの表題書を読了。以前からいくつかの著書には気づいており(残念ながら未読)、戦争法反対でもお名前を見かけたこともあって、講…

木下光生『貧困と自己責任の近世日本史』

予想通り日曜夜は台風が最接近しバスは動かず、本日朝の便で千里山の講義に直行。拙い報告内容がどれだけ伝わったか定かではないが、新たな勉強をさせていただくことになった。学会そのものも初参加だったが、戦後歴史学の水脈を感じることができ、その点で…

上郡町郷土資料館「赤松氏のふるさとをゆく」

本日は姫路で11月18日の打ち合わせ(10月6日付当ブログ参照)。その際に展示担当者からいただいたもので、展示そのものは未見なため図録から紹介。担当者の専門が考古学ということもあって文書は出展されていないが、近年進展している町内の赤松氏関連遺跡の…

岩﨑周一『ハプスブルク帝国』

本日は六甲台国際文化、三回目になるが複雑な縄張り構造で毎回道に迷ってしまう。時間的余裕は全くないのだが、とりあえず電車読書の備忘。最初に書店で見かけたときは敬遠したものの、評判は良さそうで、秋の講義が始まるということもあって第三刷を衝動買…

桐10s

10月5日に利用していた桐9が急に「Windows上で実行できないか、エラーを含んでいる」というメッセージが表示がされ、立ち上がらなくなってしまった。どうもWindows10が拒否しているようで、他にも更新プログラムがインストールできないという現象が起きてい…

深沢克己『マルセイユの都市空間』

本日は新大阪からバスで片道二時間以上かかる地に公務出張。車で案内していただきいろいろ得るところが大きく、新しい課題も見つかった。さすがにそれだけ時間があると、起きている間もあり読みさしの表題書を読了http://www.tousuishobou.com/sekaishinokag…

兵庫県立歴史博物館「ひょうごと秀吉」

お世話になっている機関で開催中の特別展、本日の昼休みに駆け足でまわるhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/ex-2017-sp2.html。武将の肖像画、三木合戦がらみの絵図・遺物なども出ているが、大半は文書の展示。新出として新聞報道された文書…

小泉和子『くらしの昭和史』

日曜日は某学会。いろいろ懐かしい方々とお話しでき、本も久しぶりに結構購入した。報告のほうは特に質問するつもりもなかったのだが、指名されてしまったので少しだけ感想を。ただ後で発言された事前に質問ペーパーを出されていた方と被ってしまい、申し訳…

「発祥の地、赤松から考える-赤松氏研究の新展開-」

表題のような催しが開催。https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/event/hyogo-forum.html昨年度から実施されている「赤松居館跡」発掘調査(トレンチ)の進行に合わせて実施されるもの。やや遠方だが、ちょうど上郡町郷土資料館でもそれに合わせ…

河内将芳『戦国京都の大路小路』

本日はルーティン姫路。講義開始と急に涼しくなったことでのどに痛みがあり熱っぽく、いつも以上に睡魔に襲われることになったが、何とか無事終える。ただ関わっている事業に関して新しい情報があり、すこし戸惑うところ。そんな中で、電車読書のほうは、相…

アマルティア・セン『貧困と飢饉』

本日から六甲台教養。迷路のような建物、教卓と離れた位置の収納ボックスにあるマイク・ケーブル、予想以上の受講者(登録は177)といろいろ戸惑うことが多かったが、何とか無事終える。ただこれで6コマ講義+週二日のフルタイム労働となり、この年にして空…

一ノ瀬俊也『飛行機の戦争1914-1945』

本日から枚方での講義再開。京阪特急に導入されたプレミアム車両(有料)の表示が駅になく、いつも乗る位置になっていたため焦ったが何とか座席を確保。京阪バスの回数カードもなくなるとのことで、益々貧乏・非正規には行きにくい世の中に。講義は昨年の不…

海部

ひょんな縁で今年度の地方史研究協議会大会で阿波材木について報告することになりhttp://chihoshi.jp/?cat=6、日曜日が報告者全員が集まったプレ大会。依頼を受けて準備をする中でどうしても気になったのが海部。「兵庫北関入船納帳」(報告の主題は当該史料…