wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

読書

田野大輔『ファシズムの教室』

電車読書ではないのだが、遠隔授業準備のつかの間の合間に読了。著者がおこなってきた、「普通の人間が残虐な行動に走るのはなぜか」を題材とする受講者250人の「社会意識論」中で2回分をかけて実施している「ファシズムの体験授業」の実践報告。受講者に同…

檀上寛『陸海の交錯』

本日はルーティン姫路。相変わらずヘロヘロになりながら何とか終業時間を迎える。明石まで座れなかったこともあり、表題書をようやく読了。中国の歴史シリーズの四冊目で、これまでの中華・海・草原の交錯として明朝史を描いたもの。これまで不勉強で余り意…

古松崇志『草原の制覇』

本日は姫路出勤その他いろいろあって、久しぶりに一万歩以上歩き、時間もないのだが簡単に電車読書の備忘。飛び飛びに紹介している中国の歴史シリーズの一冊。前回の南方と海に続き、今回は北方側の視点。前者がやや雑多なものを集めた印象があるのに対して…

速水融『歴史人口学事始め』

本日は遠隔授業二回目。前回程のトラブルはなかったが、やはりいろいろ対処することがでてくる。いちおう授業時間中はチャットに張り付いているのだが、内容に関わるものはLMSメールで一つあったのみで、あとは技術的なことがチラホラ。そのためこの時間帯を…

丸橋充拓『江南の発展』

本日はルーティン姫路。先週火曜日に7割減シフトが決定し、当方も昨日は在宅勤務だったが、本日は出勤日。もっとも連携事業がストップしてしまっているので、自宅ではネットから、職場では自宅にない刊本からのDB作成がほとんで、作業としては変わらない。そ…

大津透『律令国家と隋唐文明』

本日は出勤日ではないのだが姫路で勤務。電車は7割減程度か。そんななかで読みさしの表題書を読了。著者グループは当方がはるか昔にだした論文を黙殺していることもあり熱心な読者ではないのだが、前エントリーで記した非常勤先の講義のお題の一つが「外来文…

一ノ瀬俊也『特攻隊員の現実』

居候先は休館がすでに発表されているが、本日段階で職員は出勤(変な批判がネットでおきていたが、阪神間は同じ時期に休校が決まっていたはずで、範囲の見極めに時間がかかったのだろう。結局但馬のみ通常)。そういうわけで1月に購入していた表題書をようや…

徳丸吉彦『ものがたり日本音楽史』

引き続き、電車読書の紹介。引きこもりと車中爆睡のため積ん読が消化できておらず、本書も昨年12月刊行で、すでにそのときの気分すら忘れてしまった衝動買い本。音楽を生きたものとして考えるとして、古代・中世・近世・近代・現代という時代区分を設けて、…

島尾新『水墨画入門』

今週は紀要の最終校正および次年度の段取りのため三日連続で姫路。電車は行きは七割、帰りは観光客の激減と相まって半分程度。そんな中で禅宗のこともあり少しは知識を得ておこうと衝動買いしていた表題書をようやく読了。著者は著名な美術史家だが、本書で…

五十嵐彰『文化財返還問題を考える』

本日もルーティン姫路で、紀要の再校を印刷所に渡す。とある原稿の補訂ではじめてイラストレーターを利用して文字入力。単純作業でも試行錯誤で、自分で地図作りができるまでにはほど遠いという実感・・・。そういうわけで電車読書は昨年に数十年ぶりに購入して…

佐藤郁哉『大学改革の迷走』

本日はルーティン姫路。館は来週いっぱい休館になっているのだが、職員は普通に出勤。こちらも外部を招聘した研究会は中止になったが、業務は通常通りでいまは紀要の編集。そんななかで新書版とはいえ、478頁ある表題書をようやく読了。ただ一応は「中の人」…

斎藤英喜『増補いざなぎ流祭文と儀礼』

本日は組合の雑用で大阪へ。途中で書店に寄り積ん読が増えたこともあり、電車読書中の本書を帰宅後も読み進め読了。昨年文庫化されているのを書店が見かけ、衝動買いしていたもの。高知県物部村で祈祷活動をしている現役の太夫(2000年に88歳で逝去)に密着…

渡辺信一郎『中華の成立』

本日は2.11。ここでしかお目にかかれない方々と今年もご挨拶、内海愛子氏の講演も白人捕虜に個人補償が行われていた事実など、いろいろ勉強になった。そんな中で先年衝動買いしていた表題書をようやく読了。新石器時代から唐代までを国制の展開を軸に叙述し…

後藤健太『アジア経済とは何か』

本日はルーティン姫路、雨のため六時起きだったものの電車はすべて座れ爆睡。ただ午後は猛烈な睡魔に襲われヘロヘロに。そんな中で帰路にようやく読了したのが表題書。来週の講義で取り上げる70~00年代史のために衝動買いしたもの。第二次大戦後から今日ま…

佐藤彰一『歴史探求のヨーロッパ』

本日はルーティン姫路、兵庫県に転居したことを改めて実感する一日でもある。往路は三宮まで座れないこと、再来週の講義準備のため次のものに進む必要もあって、表題書を読了、著者の修道院シリーズの最終巻。ルネサンスの影響を受けた文献学の展開と、その…

佐藤貫一『復刻版刀剣鑑定手帖』

本日は新年初姫路。結局は自転車で最寄りのJR駅まで走るのが、もっとも合理的で、以前よりは家を出るのが30分遅くなった。ただ座るチャンスは三ノ宮しかなく、10月の資料調査に出かけた際に購入し、引っ越しから読み継いでいた表題書をようやく読了。以前に…

本間順治『日本刀』

本日は枚方3コマ、今更ながら「レポートって何」という受講者が複数いて驚かされる・・・。そんな中で電車読書は、昨年から業務の都合上で手を出しているため1939年初版本を復刊を契機に購入していたもの。古刀・新刀という歴史的展開、それぞれの評価について…

デイビッド・クリスチャン『オリジン・ストーリー』

本日はルーティン姫路、ましにはなったが指のしびれはまだ残っており、1時間年休をとって病院で点滴と電気治療。あと2回で完治するかどうかは微妙か…。ただ少し待たされたこともあって、衝動買いしていた表題書を読了。副題に138億年全史とあるように、宇宙…

NHK「ETV特集」取材班『証言治安維持法』

本日は千里山ということで電車読書の備忘。記憶が正しければこの夏に二週にわたって放映された番組をそのまま書籍化したもの。内容はわかっており「買って応援」といったところだが、年代別・国内および植民地という地域別の検挙者がデータ化されており有益…

関沢まゆみ編『菓子と果物』

今週は土日出勤のため勤務が不規則。昨日は100万円近くで購入した書籍を25000円で手放し、本日は新居近くで自転車を購入し、近くの量販店で家電選び。といってもほぼ販売員の言いなりだったが…。そんなわけでいただきものの表題書を読了。「栗とトチ・どんぐ…

瀬畑源『国家と記録』

もう10年ばかり概説系の講義は歴史学にとっての史料の持つ意味をベースにした通史で、最終回は「近現代公文書の史料学」。官僚の自宅持ち帰りによって判明した事項・敗戦時の公文書焼却などに触れた上で最後は時事ネタで終わり、過去を知る上での史料の役割…

リン・ハント『なぜ歴史を学ぶのか』

本日は枚方3コマ、かなり喉がボロボロになったが何とか終える。電車読書のほうはカーの21世紀版という帯に惹かれ衝動買いしていたもの。四章構成で、第一章はトランプから書き起こされポスト真実・歴史修正主義という現実を問題化、第二章は歴史学の方法論を…

瑞穂市柿振興会『富有柿発祥の地瑞穂市』

本日はルーティン姫路、いつもながら午後はヘロヘロだが何とか終える。電車読書はとある関係者からの頂き物で、ネットで少し検索しても全く情報が確認できない出版物。明治期に医師を志すも病で断念した福嶌才治が地元で柿の品種改良によって生み出した富有…

中野耕太郎『20世紀アメリカの夢』

本日は枚方3コマ。先週が休みだったこともあり最後はヘロヘロになったが、何とか終える。電車読書のほうはシリーズアメリカ合衆国史の三冊目で、1901年から72年までを扱ったもの。1932年のフーバーまでで半分強の分量となり、この部分は共和党・民主党の性格…

遠藤ケイ『鉄に聴け鍛冶屋列伝』

あわせて電車読書の備忘。この間の関心から衝動買いしていたもの。新潟三条の町工場に生まれ鍛冶屋に憧れをもっていたものの、故郷を離れ絵を学び民俗学的ルポライターになったという著者が、30歳を過ぎてから鍛冶修行をはじめるとともに、全国各地の職人を…

『菜の花と人間の文化史』

本日は枚方3コマ、朝の電車が遅れていて焦ったが何とか接続バスに間に合い安堵。そんな中で書店で見かけ衝動買いしていた表題書をようやく読了。副題の「アブラナ科植物の栽培・利用と食文化」と類似の科研の成果発表物のようで、編者は「人文情報学・考古学…

大門正克『増補版民衆の教育経験』

先週土曜日出勤の代休などもあって今週は火水木と三連休。ただ雑用が多くその一つが手放すことになった実家の電気・水道のために残してあった銀行口座の相続手続き。おかげでいろいろ待たされたため、講義で生活史を取り上げていることもあって購入していた…

峯陽一『2100年の世界地図』

本日は西播磨で高齢者対象の講演会。電車遅延の可能性を考慮して時間的余裕をもたせたが、20分遅れで接続便に間に合わず15分遅刻する羽目に。焦った上にもともと算用状から地域社会をみるというなじみのない話で、受けたとは思えないが何とか終える。ただゆ…

今津勝紀『戸籍が語る古代の家族』

本日は枚方第Ⅰ回目。どういうわけか昨年度より受講者が多く、講義内容も組み替えたためやや不安だったが、懸念していたよりもうまくいった感覚。もっとも評価は横に積んだ400枚ほどのペーパーに委ねられているのだが…。そんななかで読了したのが表題書。学部…

小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』

本日は上郡出張、ここ数年かかわっていた事業のひとまずのゴールが見え一安心。いつもの姫路よりも遅めのため少しばかり起きている時間があり、美濃行きから読み始めた表題書を読了。千里山の生活史で取り上げていることもあり、衝動買いしてしまっていたも…