wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

尼崎市立博物館「ーまだまだ謎だらけーここまでわかった富松城ー」

映画がJR尼崎駅南だったので、そのまま自転車で南へ下り観覧。富松城に関わるいくつかの文献史料と近世絵図・近代地誌・発掘調査成果、あわせて保存運動の軌跡が紹介。中世文書の現物は県史中世一に寺岡文書として掲載されている二点(現在は寄託されている…

「わが青春つきるともー伊藤千代子の生涯ー」

近所の公民館で上映会があったので観覧。主催者が当初用意した椅子以上の観客が集まり盛況だったが、LINEなどの着信音がしばしば・・・。低予算映画なのでどうかと思っていたが、それなりのロケ地が選定されており(刑務所は松本市歴史の里に少年刑務所独居舎房…

鮫島吉廣・高峯和則『焼酎の科学』

本日は枚方3コマ。帰りの雨を覚悟しながら自転車で駅まで向かったが、ちょうど止んでいるタイミングで帰宅。ここ一ヶ月、ろくでもないことが続いているが、久しぶりの幸運。電車読書はほぼ毎日二合はお世話になっているため(昨年は5日ほど日本酒、1日コロナ…

中塚武『気候適応の日本史』

引き続き電車読書の備忘。樹木年輪のセルロース酸素同位体比の活用によって年単位の夏の気温と降水量の復元を成し遂げた著者が、その方法論を説明するとともに、1200年周期の長期変動、40年の中期変動、1年単位の短期変動、それぞれが歴史に何をもたらしたか…

今城塚古墳

日本庭園前からJR茨木駅までバスに乗り、JR摂津富田駅から徒歩で向かう。もともと水曜中百舌鳥帰りに予定していたが、上着が余りに暑かったので本日に変更。来週予定の概説講義「古墳と天皇陵」のうち、表題部分が20年前の埴輪祭祀出土直後の情報のまま続け…

国立民族学博物館「焼畑ー佐々木高明の見た五木村、そして世界へ」

本日、次エントリーのついでに観覧。万博記念公園駅はそこそこの人出で案内標識も明確ではなく、迷いながらたどり着く。企画を知った段階で観ておく必要があるとは思いながら、予想通りの環境に調和した焼畑路線。五木村の現状、映像記録、再現された木おろ…

朝治武『全国水平社1922-1942』

本日は中百舌鳥1限、地下鉄で腹痛に見舞われあせったが、途中下車して事なきを得る。それでも電車読書はすすみ衝動買いしていた読みさしの表題書を読了。関与した人物に焦点をあてて、共産党系・無政府主義系・社会大衆党系・保守系・国粋系などさまざまな潮…

上山慧『神戸平民倶楽部と大逆事件』

本日はルーティン姫路、いろいろあって心身共に疲れ果てる。それでもひょんなことから購入することになった表題書の読みさしを読了。平民新聞に触発されて結成された初期社会主義結社の活動と、その中心人物で大逆事件に連座させられ、死刑判決から減刑無期…

大阪歴史博物館「三好長慶と戦国の『おおさか』」

本日は中百舌鳥1限、ちょうど引っ越しとコロナが重なったため、朝の梅田経由通勤は初めて(昨年度は定期試験だけ対面だったが)、教室の設備などもほとんど記憶から飛んでいた。そのまま帰宅するのもむなしいので、表題の展覧会に立ち寄る。近世の常設展のな…

鈴木董『食はイスタンブルにあり』

本日は千里山2コマ。この2年間は第1回目は全て遠隔から始まっていたため、微調整しながら使い回しているとはいえ対面では久しぶりの内容。千里山の教養科目は遠隔・対面を最初から分離して遠隔に受講者が殺到しているらしく、80名と40名だったがそれでも緊張…

研究会案内

まだ何も準備をしていませんが、あげておきます。なお宇礼志庄対岸の大学に在籍されている方は、わかりやすくするためとはいえ話しの盛りすぎはどうかと思います。老婆心ながら一言。

吉村武彦・川尻秋生・松木武彦編『東アジアと日本』

本日から新年度、姫路も何人かが入れ替わり当方も一年契約の辞令を更新。大学は11日からで今のところ対面予定だが、LMS的なもの(単なるGoogleドライブのところもある)はデフォルトになり、講義準備の負担は確実に増加した。そんなこともあってこのところの…