wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

再掲「瀬戸内海の海人と水軍」

まだ人数に余裕があり、電話での申込みが可能とのことです。

原田信男『豆腐の文化史』

引き続き、旅のお供にした電車読書の備忘。昨年末に何となく衝動買いしていたもの。伝承では漢代に淮南王が考案。著者は考古資料と西域牧畜社会の発酵文化に源流をもつ製法からその可能性はあるが、ローカルなもので唐代後半以降に広まったと理解。日本の初…

熊野古道

当初は日帰りとも思ったが、せっかくなので月曜日は熊野本宮へ。大学院時代は戸田さんの晩年(直接お話ししたのは90年の大歴大会懇親会のみ)ということもあって、熊野に行く企画がなく、昨年ようやく速玉・那智へ(ここには記さず)、今回は本宮に向かうこ…

紀伊田辺

たまたま情報を知り、日曜日は当地で開かれた研究会で石造物の最新研究の成果をお勉強。大学院の先輩にも久しぶりにお目にかかり(今年度で定年退職で、郷里に帰られるとのこと)、新しくご挨拶が出来た方もあり、その点でも有益。ここでもやりとりのあった…

青野利彦『冷戦史』下

明日・明後日と遠出することしたため、読みさしの表題書を片付け。上に引き続き、1960年代半ばから90年代前半までと総括(当方の講義は米中接近から)。転換点として強調されるのは70年代からの経済のグローバル化で、それにより第三世界の分裂、ソ連型経済…

2023年度確定申告

いつものように書きかけたのだが、源泉徴収票が給与8枚・雑所得8枚もあり、電子申請に変更(昨年春に日和ってマイナンバーカードを取得していた)。手続きそのものは思ったより簡単で、1時間ちょいで仕上げて提出。順当に行けば10万円以上の所得税が還付され…

青野利彦『冷戦史』(上)

昨日読了した電車読書の備忘。今年度の講義には間に合わなかったが、来年に向けて購入していたもの。上巻264頁は、イデオロギー国家としての米ソの登場と世界大戦から説き起こして、キューバ危機とケネディ暗殺・フルシチョフ失脚まで。わかりやすい筆致で米…

兵庫県立博物館「古銭・古札を楽しむ‐館蔵・寄託のコレクションから‐」

引き続き研究会会場で開催されていた展覧会について。担当学芸員にはお目にかかれなかったが、関係者によると日本だけでなく世界の貨幣のコレクションが寄贈されていたとのことで、それについての初の本格的な展示。中世に関しても渡来銭・模鋳銭・琉球銭な…

兵庫県立考古博物館「福田片岡遺跡‐中世の道と物流‐」

本日、研究会に出かけるついでに観覧。発掘調査自体はかなり前で、このタイミングで企画された理由は不明だが、弥生中期から江戸以降まで9期にわたる変遷と出土遺物が展示。最盛期はⅦ期の室町前期で、「鵤荘絵図」に描かれた筑紫大道の延長線上に、鎌倉初期…

竹沢尚一郎『ホモ・サピエンスの宗教史』

昨日までお出かけ3日間で約10万歩。諸事情で内容には触れないが、お供にした表題書を帰路の最寄り駅直前で読了したので、紹介しておく。宗教の起源を集団での儀礼・祝祭と捉え、人類の起源。狩猟採集民段階でのアニミズム。農耕民と牧畜民による儀礼の体系の…

貴志俊彦・石橋悠人・石井香江編『情報・通信・メディアの歴史を考える』

明日から遠出ということで、電車読書の残りを片付け。秋の割引販売の際に、非常勤先との関係でタイトルのみで購入していたもの。石橋論文が19世紀の通信網の拡大とグリニッジ標準時の成立について。石井論文が同じ「見えない労働」の一方で、ジェンダー化さ…

ひょうご歴史文化フォーラム「瀬戸内の海人と水軍‐古代・中世の淡路・阿波・紀伊‐」

当方も登壇することになった企画。いまのところ以前に報告書に執筆したものに、沼島の資料調査成果を加えたものになる予定。 rekihaku.pref.hyogo.lg.jp

大東史跡めぐり

本日の某所での団交の前に、周辺を散策したので紹介しておく。 石造九重層塔(判読できなったが、永仁二年とのこと。笠に少し違和感はあるのだが・・・、なお野崎城の曲輪の一郭でもある) 平野屋新田会所跡(近年まで建物があったが住宅開発で破壊され、一部遺…