wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

貫成人『歴史の哲学』

結局、年内は授業準備とシラバスなど書類作成などで終わってしまった。本日は少し時間が余ったので、秋に書店で見かけ、一週間見送った後に思い切って購入した本書を読了する。数年前に大々的に取り上げられた歴史学を「物語論」とする見方に対して、哲学史…

PC復活

相変わらずのPCの起動不良が続いていたため、昨日午後早くにメーカーに再び電話をしてみた。今度は話が早くマザーボードとビデオカードを交換すると言ってきた。まあ年明けのことだろうと考えていたら、夕方に明日朝に宅配便で部品を送り、別に技術者も派遣…

一年一度の大掃除

やることは山積みなのだが、明日が資源ゴミの最後の収集日となるので、一年一度の大掃除を先に済ませた。もともと男の一人暮らしで誰も来ないこともあって、掃除はひたすら手抜きをしており、たまに掃除機を丸くかけるぐらい。しかも箱とか袋とかを捨てられ…

モニター買い換えたのに・・・

PC立ち上げ時のフリーズが直らない。本体には問題がなさそうで、ソフトと喧嘩しているわけでもないらしい。モニターが一瞬消えて回復した後にフリーズすることが何度かあり、ドライバーがインストールされないなどモニターに問題があるようだったので、急遽…

金賛汀『韓国併合百年と「在日」』

昨晩は久しぶりに一杯飲んでいっぱい食べた。今年の外仕事が終わったという少しばかりの開放感と、昔からの知り合いということもあり、誰かの行きつけの店というのも何となく雰囲気があってよかった。そうはいっても授業準備は残っており、本書もそのために…

和田春樹『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の100年史』

今朝の通勤途中の地下鉄で人身事故があり、運転を見合わせるというアナウンスが入る。非常に焦ったがもう一駅だけ進むことになり乗換駅にたどり着くことができた。もう一つタイミングが早く事故が起きていたら、駅からタクシーを使わなければならなかったと…

西村秀樹『大阪で闘った朝鮮戦争』

今年から担当している通年の日本史概説では近代編に突入しているのだが、こちらのこれまでの蓄積ということから大阪ネタ(経済史)と対外関係史を交互に行いながらすすめており、最後は朝鮮戦争から55年体制で落とす予定にしている。そういうわけで朝鮮戦争…

PC絶不調

夏に買ったPCの調子がどうもよくない。いきなりフリーズしてしまうのである(このブログ作成中にも一度あった)。今日は特にひどく最初は起動画面途中に停止し、次にネット・サーフィン中に停止し、次は普通にプログラム起動中に停止し、そのたびに強制終…

藪の売券

先週に引き続き歴史資料館へ。どういうわけかいつもの女性が受付担当ではなく、違う男性(紀要で名前は知っている方だが)が応対をしていた。いつもの女性も席にいたので、おそらくローテンションで受付業務を担当することになっているのだろうが、これまで…

石川日出志『農耕社会の成立』

岩波新書で日本近現代史シリーズ・中国近現代史シリーズに次いで日本古代史シリーズが出るということで、その一冊目。旧石器時代から古墳成立までを取り扱っており、著者は関東の弥生研究者らしい。金・月で読み終えたが中身は大変バランスがとれており、通…

江原絢子・石川尚子・東四柳祥子『日本食物史』

某古書店で安くで売っているのも見つけてしまい衝動買いしていたもので、日曜から読み始めて今日の帰途途中で読み終える。料理関係の研究者は日本史・文化史関係の研究者によるものもがあるが、本書の著者たちは家政学系の研究者である。そういうこともあっ…

大誤算

昨日夜の非常勤先に行くと、来週までに試験問題を提出せよとのこと、まだ10回目までにしか終えておらず、しかもストックが13回目までしかなく、14回目は一から作らなければならず、しかも戦後史を初めてしなければならない。そんな状況で問題が作れるわけが…

水島司編『環境と歴史学』

長らく続いている研究会で長岡京に出向きフランス中世都市史のお勉強。中世都市論全体の議論を整理していただいており、いろいろと刺激を受けることができた。ここ数日はプチうつになっており出かけるときも少し億劫だったのだが、議論にも参加でき懇親会で…

藤本孝一『本を千年つたえる』

近年の多数の出版事業の中でも大きなインパクトがあったものの一つに、冷泉時雨亭叢書全84巻がある。藤原俊成・定家以来の和歌の家として知られる冷泉家の蔵書が明らかになり、長らく写本を底本としていた藤原定家の『明月記』も原本の影印本を参照できるよ…