wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

立命館大学文学部京都文化講座委員会編『京の地宝と考古学』

和田晴吾「京都・嵯峨野の古墳と他界観」、河角龍典 「三次元デジタル地図で見る古代都市 長岡京・平安京の風景」 、山本雅和「中世都市京都の考古学-権力者の遺跡・庶民の遺跡-」、西林孝浩「広隆寺所蔵《弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)》と半跏思惟像の源流…

歴史館いずみさの『泉佐野サムライ列伝』

今日も余り体調はよくなかったが、案内をもらっていたこともあり上記展覧会に足を運ぶことにした。まず大学図書館(現在は修了生という関係のみだが)へ本を返しに行くと休館日。うっすら記憶はあったが、授業中に休館する図書館というのは全国でもここぐら…

国立歴史民俗博物館編『「韓国併合」100年を問う』

土曜日にようやく医者で喉の薬を処方してもらい、土日はほとんど寝て過ごしたので少しましになるかと思ったが、本日午後の河原町丸太町での史料めくりは睡魔との戦いとなった。しかも目録がないため二時間以上は近世の寺内文書ばかりをめくる羽目になった。…

新しいカバン

今使っているカバンをいつ購入したのかは全く記憶はないが、恐らく十五年以上になるのではないか。近所への買い物以外では必ず利用しており、二泊三日ぐらいまではこれで事足りてきたため、東京・新潟・熊本などにも連れて行った。本体部分はまだまだ大丈夫…

河内祥輔・新田一郎『天皇と中世の武家』

本日は久しぶりに京都北山で写真帳めくり。Meが活躍してくれて少しは進み、重たい目をして持っていた甲斐はあった(昨日午後から起動しなくなったPCを先ほどスイッチを入れると起動した。金曜日に購入するつもりだったのだがまた迷ってしまう)。ただしせっ…

安物買い

本日は午前の講義を終えた後に、ふと気が変わりPCを一度落として控室に持ち帰ったのが運のつき(いつもはそのまま置いておく)。昼からの講義のためにPCを立ち上げようとするが、全く作動しない。このところ何度か最初のスイッチでは立ち上がらず強制的に落…

大阪維新の会の日の丸・君が代強制

今日は研究会には行かずにゆっくり静養。ここ数年と同じく喉に炎症ができ微熱も下がらない。マイクを利用しているのにこの弱さはどうしようもない。一応薬を買ってきて少しは収まったが、明日の朝に医者に行くべきかもしれない(いつも込んでおり仕事に間に…

瀬川拓郎『アイヌの世界』

昨日は中国都市史の報告、本日は古代の池・五世紀の王権・本願寺の組織構造・近世の村と里山を除地とする根拠になっている宗教者との紛争に関する報告を聞く。何れの内容も興味深いものだったが、討論での近世史研究者の史料の外への配慮のなさには驚かされ…

相変わらずひどい・・・

今朝も予定通りに家を出て駅に着くと、どういうわけか階段を上ってくる乗客が多数。仕方ないのでエスカレーターを使うと、電車が発車する音が聞こえる。ダイヤが乱れているらしい。後続列車が予定より2分遅れで到着したため、6分の接続時間に間に合うはずだ…

細川重男『北条氏と鎌倉幕府』

電車読書としては久しぶりに日本中世史の著作(前にも記したように、専門研究のために自宅で読む著作・論文はここでは取り上げない)。このところ書店に並ぶ一般書に興味がわかず購入していなかったためだが(実は専門書も同様なのだが・・・)、同世代のOD…

長野ひろ子・姫岡とし子『歴史教育とジェンダー』

ジェンダーは正直好きではない。それ以前の運動(たとえば婦人運動)に対する敬意のない否定的姿勢、自らを特権視する「エリート主義」、アカデミズムに席を占めておきながらそれを全否定する論調などにはついていけない。高専公募の最終面接で二敗したとい…

瓦版にみる幕末大阪の事件史・災害史

ふと思い立って終了直前の展覧会に足を運ぶhttp://www.osakacastle.net/exhibition/special.html。講義前のあわただしい時間だったが瓦版の具体像は大変興味深い。なかでも幕末の南海・東海地震に関するものが偶然にも多数出されており(展覧会の企画は一年…

樋口大祐『変貌する清盛』

本日は普段通りの授業。昔なら休講ですんだのだが、ここ数年来の授業時間確保という流れの中ではそういう選択肢はなくなってしまった。本来の大学は自主的に勉強する場だったのだが、その面影は消え学生に勉強しているフリをさせるだけになってしまった。そ…

竹田いさみ『世界史をつくった海賊』

本書は金曜日には読了していたが、史跡見学記録を書き留めておきたかったので後回しにした。「人類の歴史」を担当することになってから世界史関係の本に目がとまるようになって、これも書店で少し迷ったが衝動買いしたもの。内容は16・17世紀のイギリスが組…