wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2012-01-01から1年間の記事一覧

ようやく冬休み

賃金の得られる外仕事は月曜日で終わっているのだが、本日は某大学での団交のため電車とバスを乗り継いで、北の果てに向かう。詳細は略すが、使用者側のどうしようもない発言に、東京から来た方々もあきれかえっていた。ますます大阪の評判は悪くなるようだ…

聚楽第現地説明会

本日夜はお休みだが、昼の京都のみ休日授業。自治体史の補訂を仕上げなければならず、しかもなぜか一月七日はお休み。ただしチケット屋で購入した土日回数券が利用できるというメリットがあり、何より表題の現説が本日に設定されていたことは非常に幸運。そ…

林博史『米軍基地の歴史』

通史および人類の歴史の増補のために購入し水曜日に読了した電車読書の備忘。米軍基地の歴史的展開をまとめたもの。2010年段階の基地面積と駐留軍人数でドイツが首位、日本がそれにつぐこと。これは冷戦の最前線という理由以外に、世界各地の反対運動で撤去…

京都文化博物館『八瀬童子』

今朝は珍しく地下鉄は定時運行(今週も月・火は遅れ、火曜日は五分遅れももう慣れっこなのか車掌は謝りもしなかった)。講義終了後に調べ物のために図書館に寄ると、『法然上人絵伝集成』の新刊が開架に並んでいるのに気づき慌ててめくる。「河内国みてくらし…

豊下楢彦『「尖閣問題」とは何か』

今週は三日連続で御堂筋はわざと遅らせ。来年度の財政破綻も確実になり、蔵書を処分して家賃が安く影響を受けないところに引っ越すべきか悩みどころ。そういうわけで、電車読書などというのんきな行為もいつまで続けられるかわからないが、とりあえず本日読…

砂原庸介『大阪』

今朝も地下鉄はわざと遅らせのため、定時の三本遅れで動物園前乗替。何とか許容の範囲内に収まったとはいえ、状況が改善される兆しは全くなし。とんでも市長の改革の成果(国政もとんでも首相になりそうだが、なぜ有権者はこんなに社会を破壊したいのだろう…

大門正克『戦争と戦後を生きる』

本日も研究会は続いており、昨日配布されたレジュメから聞きたい話もあったのだが、組合の委員会が入っていたのでそちらを優先。忘年会にも参加したので三連続になってしまった。電車読書のほうは昨日すでに読了済のもので、過日紹介した大先生の放談集で褒…

龍谷ミュージアム『混一疆理歴代国都之図と古地図展』

昨日は中国・西洋食文化史についていろいろ勉強させてもらい充実感を味わったと思っていたら、今朝からどんよりする電話。前向きの展望は全くないが、後ろ向きの期待だけは背負わされている現実に呼び戻される。何とか気を取り直して午後の考古学のお勉強の…

下鴨神社「鴨長明『方丈記』と賀茂御祖神社式年遷宮資料展」

今朝は珍しく御堂筋が定時運行(昨日も4分遅れで乗替がぎりぎりになった)され、講義とアンケートも無事終えて、図書館で少し調べ物。このサイクルも今年度でお払い箱になりそうで、もらい物とはいえせめて一言ぐらい断ってほしいのだが・・・。午後は残さ…

趙景達『近代朝鮮と日本』

本日も地下鉄は天王寺でわざと遅らせ。一本前の電車に乗っていたため定時に間に合ったものの朝からストレスがたまる。さらに夜の非常勤先では来年度の月曜祝日を5回も他の曜日に振り替えるというとんでも日程が提示されまたまた憂鬱な気分。本当に学校運営…

来年度

新潟残留、ガンバ・神戸降格。こちらは今日届いた不採用通知で非常勤確定(返却されず廃棄される本、ごめんなさい)。後はコマ数のみ。

のぼうの城

前日の続き。鎌倉国宝館を観覧している間にですっかり雨も止んだので、それからは鶴岡八幡宮に寄ってから(こちらもすごい人出)。だらだらと北鎌倉に向かう。中世を専攻していながら鎌倉はまだ三度目で、前回は中世都市研がメインだったため、じっくり見て…

武家の古都・鎌倉世界遺産登録推進三館連携特別展

今朝は非常勤先が休講ということもあって、6:40新大阪発の新幹線に乗り新横浜へ。そこから地下鉄で館内まで向かい神奈川県立歴史博物館の開館前に到着するhttp://ch.kanagawa-museum.jp/tenji/toku/toku.html。文書(三浦和田系図もはじめてみた、人名のフリ…

岡田哲『明治洋食事始め』

月曜夜の通史は今年度でお役御免となり、来年度から「外来文化と日本の歴史」を担当することになった。そういう事情もあって書店で文庫版を見かけて購入してみたもの(初版は2000年刊、文庫は7月10日1刷で手元は9月4日4刷なので結構売れているようだ)http…

堺市博物館「発掘された日本列島2012地域展 激動の時代『慶長』を掘る」

明日がカレンダー通りということもあって、珍しく今週は四連休。そんなわけで本日は関西最後の秋の特別展巡りに出かけてきた(石山と和歌山は断念。来週も平日二日連続休みがとれたため、編纂所でのでの史料調査をかねて鎌倉関連展示めぐりをする予定は残っ…

大阪城天守閣『秀吉の城』

本日午後は、以前観覧して展示替えのあった大谷大学博物館・龍谷ミュージアムを観覧。何れにおいても中世の絵画史料を満喫することができたが、なかでも後者で展示されていた愛知県本證寺蔵の「聖徳太子絵伝」の合戦・拷問シーンの凄まじさには驚かされる。…

喜安明・成田龍一・岩崎稔『立ちすくむ歴史』

行楽シーズンということもあり淡路乗替で京都へ行く電車では座れることはなく、帰路も桂からではほぼ無理。そういうわけで電車読書が進んでしまい、先日書店で衝動買いしてしまったのが本書だがhttp://www.serica.co.jp/book4.htm・・・勉強になったこともあ…

堀内和明『河内金剛寺の中世的世界』

本日野暮用で出かけて読了した、日本史研究会で購入して電車読書に充てた最後の一冊(自宅で読んだ一冊は略、賞をもらったようだが意欲とは別に荒さが目立った・・・)。平安末の創建から戦国までの諸問題を取り上げた既発表5本(当方が事前に読んでいたの…

宇治市太閤堤発掘調査現場公開ほか

本日午後は3dayチケットの三日目を利用して「最後の京都観光」第三段に充てる。まず月曜日にたまたま非常勤先で見かけたちらしにつられ、地下鉄・近鉄・京阪を乗り継いで宇治に向かい、太閤堤発掘調査現場公開を見学するhttp://www.city.uji.kyoto.jp/00000…

原武史『団地の空間政治学』

月曜夜の通史は今年でおしまい。本日は幕末・維新の外交史だったのだが、時間配分を間違え、維新政府の膨張政策が中途半端になってしまった。来週以降で取り返さなければならないのだが、その後もぎっしり詰まっており何とか段取りを考えなければならない。電…

吉越昭久・片平博文編『京都の歴史災害』

昨日は二コマの講義を終えてから実家のご機嫌伺いに寄ったが、慌てていたため重大な忘れ物をしてしまったため、明日取りに行かなければならなくなった。どうも注意力が欠けている。そのうえ日本酒がまだ残っているようで、頭が働かないままだが、学会で購入…

京都国立博物館「宸翰天皇の書」

本日午後は「最後の京都観光」第二弾ということで、バスで祇園まで出て、そこから建礼門院ゆかりという長楽寺を参詣、御影・塔・安徳天皇衣幡などを見学するが当方に真偽は判断できず、ただし例の金光寺を合併したたため一遍(これは室町作)・他阿以下の等…

高橋裕『川と国土の危機』

今朝も御堂筋線は車隔調整でわざと遅らせ。幸い堺筋線一本遅れで阪急はいつもの電車に間に合ったが、ここまでふざけた対応を取っておいて、性懲りもなくアンケートなどできるものだ。最初から昭和町以南の乗客の意見など聞く気もないくせに。そういうわけで…

関周一『対馬と倭寇』

本日は京都で室町のお勉強。いろいろ得ることが大きかったが、なかでも政治史の報告には驚かされる。当方は知らなかったが、先行研究のある既知の史料の読み込みから全く違う像が紡ぎ出され、歴史学の醍醐味が実感できるものだった。何れ活字になるというこ…

早島大祐『足軽の誕生』

来週の授業準備がまだ終わっていないのだが、昨日読了した電車読書の備忘。最近は問題関心が降っていることもあって、授業準備もかねて積ん読の順序を変えて読了したものhttp://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14292。いろいろ教えられることも…

銀閣寺と龍谷ミュージアム「絵解きってなぁに?」

今朝は3dayチケット二日目を利用したためいつもと異なり梅田から阪急に乗車。時刻表を見た時にはボオッとしていて最初は気づかなかったが、トラブルで遅れており一本前の電車が表示されていた。幸い御堂筋線のようにわざと長引かせることはなかったようで数…

兵庫県立歴史博物館特別展「赤松円心・則祐」

昨日は非常勤先が休講だったため、スルッとKANSAI3dayチケットを利用してhttp://www.surutto.com/tickets/ticket_3day.php、この間届いた雑誌類を読みながら梅田から片道100分かけて姫路まで向かい、上記展覧会を見学する。最初から宝林寺所蔵の両名および雪…

佐藤卓己『輿論と世論』

本日は在宅授業準備日なのだが、昨日読了したものの備忘を書き留めておく。そもそも今さらながらのものだが過日古書店で見つけ、価格は定価の半額でこの点の本としては安くないものの(恐らくチェーン店を探せば、もっと安く手に入るはず)、せっかく足を運…

大徳寺ほか

今朝も御堂筋線は事故で遅延。しかも乗車した際には2分遅れに過ぎなかったものが、天王寺発を間引きせずに割り込ませたあげく、車隔調整といってわざと遅延させるといういつもながらのふざけた運用のため、最終的には10分以上の遅れとなり、堺筋線の乗替に…

北島万次『秀吉の朝鮮侵略と民衆』

土曜日の研究会前(詳細は略すが、報告者と久しぶりにお話できたのはよかった)に購入して、月曜日の講義に利用できるかと思い、あわてて読み始め本日読了したのだが、完全に失敗。前半は事件の詳細が時系列で記されているが、羅列的で最後に15頁にわたる年…