wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

及川琢英『関東軍‐満洲支配への独走と崩壊』

火曜日の試験まで出かける予定がないため、昨日の電車読書の読み残しも片付けておく。日露戦争でえた満蒙権益に関して、当初の駐屯部隊から1919年に誕生した関東軍について、45年のソ連軍への降伏までの通史を描いたもの。軍司令官が陸軍三長官と同格の天皇…

『新三木市史第4巻資料編古代・中世』の入手方法

本日はいただいた地域編にダラダラと目を通す。事業は通史編と地域編にわかれ、当方は通史編中世史の委員、地域編は事務局と地元委員で構成(といっても城郭研究者なども含まれる)。そのついでに確認すると、先に紹介した表題書が7月1日から販売されている…

京都市歴史資料館「祇園祭と町の風景ー館蔵品をひもとけばー」

文博を12時過ぎに出て途中のコンビニでアイスを補給。そのまま表題の展覧会へ。中世以来の系譜をひく小舎人雑色4家のうち、荻野家所蔵文書が館蔵品になっているとのことで、祇園会山鉾の御鬮札(所司代の花押と「~番」、後に町奉行になり、現在は番号だけで…

京都文化博物館「足利将軍、戦国を駆ける!」

試験はまだ一つ残っているが、本日は京都ヘお出かけ。義政から義昭まで文書史料中心の展示。東寺・革島・若杉・宝珠院などウブな文書が多く、切り封など形状も含めて興味深いところ。以前紹介した宝珠院文書の続きらしいものがあり、本当は原本調査で接続を…

「世界のはしっこ、ちいさな教室」

本日は中百舌鳥・岡本の定期試験。昨年度は午後空きだったため、何本か映画を観たのだが、今年度は移動と印刷時間を除くと2時間半ぐらいしかとれないため、通常は新本屋と大学図書館(結果的には詰め込みすぎで、秋は暇すぎ)。ただ本日は30分早く終わり、1時…

宮野裕『「ロシア」は、いかにして生まれたか』

本日は千里山定期試験2コマ。コロナ明けでどうなるかと思ったが、配置された学舎の関係もあり、受講者は少なく、明日一日で採点は終わる見込み。電車読書は秋の講義に向けて衝動買いしていた表題書を読了。ルーシ諸国家がモンゴルの侵攻により、副題にもなっ…

平重盛供養塔

本日は某研究会の打ち合わせが隣町の大学で実施。どのみち駅まで歩いても暑いので、自転車で30分ほどかけて出かける。そのついでに近所を調べてみると、表題のような石造物の存在を確認したため、立ち寄ってみる。そこそこ立派に見えるが、特に由緒は記され…

石濱裕美子『物語チベットの歴史』

本日は水曜はしご講義の最終日。先週の南京講義に戦争だから当たり前と書いてきたシニア受講生は欠席、慰安婦はすすんでなったとお父さんが言っていたというのも含め、中高年ネトウヨ問題は深刻。本日も3冊積み上げたため絶望状態になっている積ん読をようや…

尼崎市立歴史博物館「尼崎紡績ー工都尼崎のはじまりー」

結局、東京行きは断念し、調べ物を兼ねて表題の展覧会へ。保存問題が取り沙汰されていた旧本社事務所が市所有になったことを記念した企画展。来週講義予定の内国勧業博覧会関係、1898年段階で従業員3492人のうち、10歳以下3人、11歳122人で、子どもが写り込…

井野瀬久美恵『「近代」とは何か』

本日は自宅で明日の授業準備。ただ中途半端に時間が空いたのと、貧乏にもかかわらず電車読書を積み上げており、夏休みも近いため、読みさしの表題書を片付ける。何冊か読ませてもらっていることもあって(面識はないが数年前に非常勤先の教務委員としててこ…

ベネディクト・アンダーソン『越境を生きる』

本日は枚方3コマ最終回。扁桃腺が腫れてボロボロだが何とか終え、8月1日の試験まで火曜日はお休み。電車読書は、研究者自叙伝ということで衝動買いしていたもの。税関司だった父の勤務先である中国昆明でうまれ、母はフランス語を話すイギリス人。ベトナム人…

平井上総編『戦国武将列伝10四国編』

本日は枚方3コマ。空調がついておらず問い合わせたところ、開始20分ぐらいでようやくそれなりの温度になった。電車読書のほうは、淡路関連の仕事が続くためセールで購入したもの。とんと人名が頭に入ってこず、特にコメントもできないが、何となく現状は理解…

洲本城

週末は本年度から始まった某プロジェクト第二期の会議と調査。第一期と身分は異なるが、委員としては残ることになり、昨年秋以来の洲本宿。もう6、7回は来ているはずなのだが、今期から新委員になった近世史研究者の車に乗せてもらい、朝食前に初めて洲本城…