wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

読書(日本中世)

柳田快明『中世の阿蘇社と阿蘇氏』

本日は枚方3コマ。昨日から講義がはじまり早くも喉を消耗した上、帰りの電車遅れもあって、呆けて後処理もできず。ともかく熊本土産の電車読書だけは片付けておく。祭祀に携わらず、阿蘇谷にも居住しないにも関わらず大宮司を世襲した阿蘇氏について、その成…

渡邊大門『嘉吉の乱』

新幹線は小倉を過ぎてから、広島で姫路・新神戸停車と接続と連絡。岡山行きに変更された先行車が福山停車中に追い抜き、予定より早く着くことができた。ハイブリッドのZOOMトラブルが発生したが・・・、シンポの段取りは確定。そういう事情があって、今回の電車…

浜島一成『日本建築を作った職人たち』

本日は枚方3コマ。朝の小雨を強行突破する勇気が持てず自転車を断念。駅までで汗だくになり帰りは止んでおり、判断は失敗か。電車読書は春の特別販売で中身を確認せずに購入していたもの。前半で古代・中世・近世の造営組織を概観し、後半は東寺・高野山・伊…

森幸夫『六波羅探題』

本日は枚方3コマ。朝から大雨でまたまた自転車に乗れず、ズボンもビショビショ、帰路に2週間ぶりに1本早い電車にギリギリ間に合ったことだけが幸い。電車読書は春の特別販売シリーズの一冊。六波羅探題の成立から滅亡までがまとめられており、歴代の考証、在…

安田次郎『尋尊』

本日枚方3コマ、雨で自転車が使えず、しかも2週連続で帰路のバスが複雑な合流での渋滞に巻き込まれるなど、散々だったが何とか帰宅。電車読書のほうは昨年刊行だが今春の特別販売で購入したもの。すでに評価がされていたかと思うが、『大乗院寺社雑事記』を…

島尾新『画聖雪舟の素顔』

本日は公務出張扱いで一日フィールドワーク。さすがに汗びっしょりでペットボトルも5本目。早朝出発で往路の高速バスは爆睡していたが、帰路はそこそこ起きていたので、読みさしの表題書を読了。禅宗に手を出していることもあって衝動買いしていたもの。副題…

渡邊大門編『南北朝の動乱 主要合戦全録』

本日はルーティン姫路、電車で寝たつもりでも午後はヘロヘロ。その上にバタバタが重なったが、電車読書の備忘だけ片付けておく。鎌倉末期から南北朝の合一までの通史を、合戦に引っかけて11章でまとめたもの(9章立てで序章・終章とあるが、時代の最初と最後…

藤田達生『戦国日本の軍事革命』

本日は自治体史の大般若経調査に随行。ひたすら法量のデータ取りだったが、南北朝期の文字を堪能させてもらう。昨日記した事情で火曜日の予備だったもので、本日その残りを読了。昨年もった専任のサバティカルで代行したゼミでもそういう関心があったので、…

山田徹・谷口雄大・木下竜馬・川口成人『鎌倉幕府と室町幕府』

本日は枚方3コマ。終わるとヘロヘロ、こちらはすでに57才。電車読書は当方を引用していただいた中世もの。順に1980・84・87・89年生まれの研究者が、両幕府それぞれの公家寺社との関係・地方支配・滅亡をめぐる近年の研究を整理し、最後に座談会で構成。ただ…

河内将芳『大政所と北政所』

本日は中百舌鳥一限。晴れてきたので、寄り道をせず帰宅し、久方ぶりにルンバ以外で掃除。秀吉の母(実名不詳)と妻(著者は「おねゝ」と呼称)が、豊臣家という家の立ち上げのためどのように処遇されてきたかを跡づけたもの。あとがきで明かされているよう…

中塚武『気候適応の日本史』

引き続き電車読書の備忘。樹木年輪のセルロース酸素同位体比の活用によって年単位の夏の気温と降水量の復元を成し遂げた著者が、その方法論を説明するとともに、1200年周期の長期変動、40年の中期変動、1年単位の短期変動、それぞれが歴史に何をもたらしたか…

中井淳史『中世かわらけ物語』

本日は紀要校正返却のため姫路出勤。ただ木曜日の引っ越し(改修工事のため仮事務室=もとの学芸員研究室=に一時的に移動)の荷造りでバタバタ。朝年休を取ったこともあり電車読書はすすみ、研究班としてご一緒させていただいている著者の表題書を読了。80…

天野忠幸『三好一族』

本日はルーティン姫路。ただついに改修工事が本格化し、書庫も梱包まで風前の灯火・・・。そんななかで読みさしの表題書を読了。三好長慶周辺から本格的研究をスタートさせた著者による、史料徴証がみえる15世紀末から近世の行く末までの全体像を見通したもの。…

伊藤俊一『荘園』

引き続き電車読書の備忘。初期荘園から応仁の乱後までの通史、著者の専門と異なり院政期の領域型荘園の成立までで1/3以上の分量を取る一方で、中塚武氏の研究に依拠した降水量と気温の変動を取り入れ、室町期の代官の類型化を図ったところが特徴的。それ以外…

大田由起夫『銭躍る東シナ海』

本日は枚方3コマ。先週が学祭休みだったこともあり、この二日で喉はガラガラに。さすがに帰りはグッタリしたが、タイトルに惹かれ衝動買いしてしまっていた表題書の備忘。明で1470年代に贅沢風潮が高まり、朝鮮・日本でも同様の現象が見られたとし、その背景…

松園潤一朗編『室町・戦国時代の法の世界』

本日は公務出張、電車は観光客で混み合い、顎マスクもちらほらでコロナ禍の緊迫性は感じられず、第5波はどうなるのだろうか。こちらは某打ち合わせ以外は、自転車で爆走だが、例によって内容は省略。ただフェアで衝動買いしていた表題書が片付いたのでそちら…

西谷正浩『中世は核家族だったのか』

本日は千里山。裏紙を試験要綱として印刷・配布していたことを、講義終了直前に気づくという大失態。それがなんと2015年に担当していた同一講義科目の試験要綱で、望んでいないことで奇跡が起こってしまう・・・。そういうなかで電車読書の備忘。春のフェアで購…

渡邊大門編『戦乱と政変の室町時代』

火曜日は今週まで遠隔授業。ただ対面になっても遠隔申請者に対応しなければならず、いろいろややこしそう。明日も一限しばりで遠隔継続、姫路も半分をめどに在宅勤務ということもあって、読みさしの表題書を片付けておく。観応の擾乱から明応の政変までの12…

樋口健太郎『摂関家の中世』

本日は自治体史の対面会議(一人のみZOOM)。本年度末に向けて課題は山積み。帰宅時点で半分近く残っていたのだが、明日の高速バス乗りの荷物を軽くするためもあって表題書を読了。成立から豊臣摂関家の滅亡と近世までを、摂関という職掌に焦点を当てて論じ…

福島克彦『明智光秀』

本日はこの状況のなか所用で少しばかりお出かけ。ついでに新本屋に寄って積ん読が10冊を超えたこともあって、読みさしの表題書を読了して備忘を残しておく。当ブログで明らかなようにこのドラマにあわせた企画ものは一切手にしておらず、信長論もほとんど追…

塩澤寛樹『大仏師運慶』

本日は岡本。リクエストもあって「鉄と日本刀の歴史」という初めてのテーマに取り組んでいるため、完全な自転車操業で、区切りも中途半端な、今時の講義スタイルとは全く異なるもの・・・。電車読書は片道15分程度なのだが、読みさしの表題書をほぼ読了し残りは…

河内将芳『室町時代の祇園祭』

本日から枚方も対面授業。朝早く出過ぎて混乱したため回数券は片道だけ使い残りあと五往復。第三波を多くが予想していたなかでの暴挙で、死なば諸共と思わないでもないが、後遺症を患いながら生きながらえるのはやはり避けたいところ・・・。そんな中で長らく積…

菊池大樹『日本人と山の宗教』

本日は3月から延期になった組合総会。予想以上に参加者が少なく、課題は山積み・・・。そんな中で表題書をようやく読了。久しぶりに同業者の書いたもので、目次に「里山」とあるのに引っかかって衝動買いしていたもの。長らく基層信仰と捉えられていた山岳宗教…

前川一郎編『教養としての歴史問題』

春の遠隔講義は昨日でようやく終了。6月から姫路は通常勤務になったが、それでも通勤時間は圧倒的に減少し、逆にストレス衝動買いが増えたという事情もあって、積ん読がたまるばかりに。そのため選書版より大きく複数著者によるものは自宅読書に転換。表題書…

川戸貴史『戦国大名の経済学』

本日はルーティン姫路。感染者増の影響で新たに取り止めになった行事はあるが、通勤客は特に変わらず。二週間後にどうなっていることやら・・・。そんな中で何となくタイトルにひかれて衝動買いしていた表題書を読了。内容は朝鮮から「十六世紀になると、木綿が…

高橋典幸編『中世史講義 戦乱篇』

本日は公務出張。いろいろ計画を詰めたが、コロナ再燃で順調に運ぶかどうかは不透明。そんななかで昨日の電車読書の備忘。某氏からのいただきもの。ありがとうございます。保元・平治の乱から文禄・慶長の役まで14の戦乱を取り上げ、その概要と研究史上重要…

湯浅治久『中世の富と権力』

今週も木・金は通常勤務。電車は高校の分散登校もあってかかえって混んでいるぐらい。当方は講義のみなので遠隔だが、大学生も見かけるようになった。そんななかで電車読書は表題書。寄進を手がかりに、中世の荘園・武士・有徳人・地域社会・寺社・惣を通底…

馬部隆弘『椿井文書ー日本最大級の偽文書』

本日は4月24日以来の姫路出勤、この間に歯医者への通院はあったが、人とちゃんと対面で会話したのもそれ以来。ただ早起きを意識して眠りは浅く、職場でもヘロヘロ。そのためもあって一時間休暇をとって、帰りに書店でいろいろ衝動買いしたことで、積ん読だけ…

酒井紀美『経覚』

本日はルーティン姫路。帰路は神戸線の遅れに引っかかり、30分以上かかってしまう。それでもぎりぎり快速に間に合ったので助かったのだが・・・。そんなわけで読みさしの表題書をようやく読了。最初の「きょうがく」(これは妥当だろうが、当方の登録は「きょう…

桃崎有一郎『室町の覇者足利義満』

本日は枚方の定期試験。例年通りアンケート結果が悪く、また反省文を書かされると思うと憂鬱…。このために雇われているとはいえ、いい加減カリキュラムを変えてほしいところ。そんな中で久しぶりに専門がらみの電車読書の備忘。三月刊行予定の原稿に何かあっ…