wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

島尾新『画聖雪舟の素顔』

本日は公務出張扱いで一日フィールドワーク。さすがに汗びっしょりでペットボトルも5本目。早朝出発で往路の高速バスは爆睡していたが、帰路はそこそこ起きていたので、読みさしの表題書を読了。禅宗に手を出していることもあって衝動買いしていたもの。副題…

歴史学研究会編『歴史総合をつむぐ』

本日は枚方3コマ。自転車をやめて別経路通勤にしたが、湿気で汗びっしょり、ズボンの裾も雨にやられる。明日朝までに乾くだろうか。電車読書のほうは、秋の講義のこともあって購入していたもの。29講と実践例2+1からなる。短い紙数で長期間を扱ったため単な…

『学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か』

本日は所属先の研究会裏方で休日出勤、新出の近世文書に関する議論を勉強させてもらう。電車読書のほうは、当方は法的な意味での「研究者」かどうかは微妙なのだが(かつて付与された研究者番号でresearchmapに登録してあるが、「所属先」はない)、問題の深…

渡邊大門編『南北朝の動乱 主要合戦全録』

本日はルーティン姫路、電車で寝たつもりでも午後はヘロヘロ。その上にバタバタが重なったが、電車読書の備忘だけ片付けておく。鎌倉末期から南北朝の合一までの通史を、合戦に引っかけて11章でまとめたもの(9章立てで序章・終章とあるが、時代の最初と最後…

「犬王」

本日の中百舌鳥1限の帰路に観覧。シネコンのなかではキャパが小さく(150席ぐらい)、サービスデーだったこともあり、中年女性主体でほぼ満杯。壇ノ浦で宝剣を拾い上げて盲目となった琵琶法師と、異形で生まれた猿楽師のコラボによる室町ロック・ミュージカ…

秋道智彌・角南篤編『コモンズとしての海』

本日は枚方3コマ。2コマ目でなぜか大学貸し出しPCのWi-Fiが機能不全で今昔マップとひなたGISの紹介が途切れてしまうというハプニング。また出勤時に自転車を強行利用したため、帰りは雨の中カバンをゴミ袋に入れることに。電車読書のほうは書店で見かけ、安…

「親愛なる同志たちへ」

4月に見逃していたが、近所で1週間だけ上映されていることを知り本日鑑賞。1962年6月にロシア南西部の町ノヴォチェルカッスクで起こった労働者デモを暴力的に鎮圧した事件(公式統計で死者26名)を素材に、現地共産党委員会勤務の女性を主人公に描いたもの。…

海野聡『森と木と建築の日本史』

本日は枚方3コマ、特にトラブルはなかったがそれでもヘロヘロ。そんななか電車読書は、とりあえず目だけは通しておこうと購入していたもの。著者は東大建築史から奈文研を経て東大に戻ったという経歴で、4章立ての最初の1章で材木の特性を木目を含めて概論し…

松沢裕作『日本近代社会史』

本日は自治体史会議、ようやく史料編入稿までたどり着いたが、まだまだ前途多難。不規則になっていた電車読書もようやく一段落(また忘れないように願うばかり)。タイトルに惹かれ講義ネタになるのではと衝動買いしていたもの。日本近代社会を、先行する近…

藤田達生『戦国日本の軍事革命』

本日は自治体史の大般若経調査に随行。ひたすら法量のデータ取りだったが、南北朝期の文字を堪能させてもらう。昨日記した事情で火曜日の予備だったもので、本日その残りを読了。昨年もった専任のサバティカルで代行したゼミでもそういう関心があったので、…

オズワルド・シュミッツ『人新世の科学』(日浦勉訳)

本日はルーティン姫路。出勤途中で腹痛に見舞われ寝ることができず、一日中ヘロヘロで仕事を終える。いろいろ集中力にも欠けていて、火曜日に終えるはずだった表題書をカバンに移し忘れ(予備は入れていた)、本日ようやく読了。著者はアメリカの生態学者で…

「教育と愛国」

本日の中百舌鳥1限終了後に観覧。入りは30人程度で当方より若い女性もちらほらみかける。もともと深夜ドキュメンタリーで放映されたものに追加取材を加え、2000年以後の慰安婦に端を発した教育・研究への国家介入の深化を跡づけたもの。慰安婦など加害叙述が…

「大河への道」

近所の映画館のカード会員は誕生日月1000円。本日は先週の代休、日曜日に少しリモート学習会が入っているだけということもあって観覧。完全に消去法で選択したものだが、地域振興で大河ドラマを計画する香取市役所周辺と、伊能忠敬の病死から地図完成までを…

山田徹・谷口雄大・木下竜馬・川口成人『鎌倉幕府と室町幕府』

本日は枚方3コマ。終わるとヘロヘロ、こちらはすでに57才。電車読書は当方を引用していただいた中世もの。順に1980・84・87・89年生まれの研究者が、両幕府それぞれの公家寺社との関係・地方支配・滅亡をめぐる近年の研究を整理し、最後に座談会で構成。ただ…

小川幸司・成田龍一編『世界史の考え方』

本日は職場の会議で休日出勤、新しい研究会立ち上げの第1回で、近世地図史料がどれだけ活用できるかが焦点。阪急とJRの連絡がよくなく、普通に乗ったこともあり、秋の講義に向けて購入していた読みさしの表題書を読了。高校教員(新しい岩波世界歴史の編者)…

重田園江『ホモ・エコノミクス』

本日は枚方3コマ。金曜日が代休だったとはいえ土日出張の疲れがとれず。それでも電車読書は以前に衝動買いしていた表題書を読了。人間は自己利益を最大化するように行動すると措定したホモ・エコノミクスという経済学の理念型について、それが成立する以前の…

吉備史跡巡り

土曜日はそのまま宿泊し、ホテルでたっぷりバイキング。8:50に備前一宮駅着で、駅前のレンタサイクルへ。どこまでと問われ総社と答えると、向こうでは返せないといわれる。時間を確かめたかったようだが(3時間以内・4時間・それ以上という料金設定)、それ…

林原美術館「GOLDー永遠の輝きを探しにー」

昨日は岡山で研究報告。例によってZOOM配信だったが、当事者のみは会場へ出張。そういうわけで職場への招待券を利用して表題の展覧会を観覧。池田家伝来の美術品に加え、岡山城の金箔瓦なども展示。笑ったのは明治21年に島津の娘が婚礼の調度品としてもたら…

「非常勤の声」68

こちらから御覧下さい。 http://www.hijokin.org/doc/koe68.pdf

河内将芳『大政所と北政所』

本日は中百舌鳥一限。晴れてきたので、寄り道をせず帰宅し、久方ぶりにルンバ以外で掃除。秀吉の母(実名不詳)と妻(著者は「おねゝ」と呼称)が、豊臣家という家の立ち上げのためどのように処遇されてきたかを跡づけたもの。あとがきで明かされているよう…

鵜飼健史『政治責任』

本日は千里山2コマ。昨年度後期から対面に戻っているのだが、どうも時間配分がおかしくなっていて、本日は早く終わりすぎ。それはさておき電車読書の備忘はなぜ購入したかすら記憶から飛んでいる表題書。著者は政治理論系の研究者で、近年の無責任な政治状況…

常石敬一『731部隊全史』

引き続き電車読書の備忘。石井四郎軍医が陸軍軍医として防疫研究室創設をはたらきかける1930年から、1936年に平房に本格的施設を建設し、内地医学部ボスを嘱託とし、その弟子達を研究者として迎え入れ、ノミ・シラミなどの育成(人体実験に直接関与)する雇…

滋賀県立安土城考古博物館「戦国時代の近江・京都ー六角氏だってすごかったー」

GWは姫路が休館で休日休みになったため、ここまではカレンダー通り。3~5日で来週の研究会のレジュメにめどをつけたので(史料を並べただけだが)、本日は表題の展覧会を観覧。たくさんの中世文書をみることができ眼福、制札の1cmぐらいの横面に端裏的なもの…

文化財保護がうしなわれた自治体

www.ytv.co.jp

尼崎市立博物館「ーまだまだ謎だらけーここまでわかった富松城ー」

映画がJR尼崎駅南だったので、そのまま自転車で南へ下り観覧。富松城に関わるいくつかの文献史料と近世絵図・近代地誌・発掘調査成果、あわせて保存運動の軌跡が紹介。中世文書の現物は県史中世一に寺岡文書として掲載されている二点(現在は寄託されている…

「わが青春つきるともー伊藤千代子の生涯ー」

近所の公民館で上映会があったので観覧。主催者が当初用意した椅子以上の観客が集まり盛況だったが、LINEなどの着信音がしばしば・・・。低予算映画なのでどうかと思っていたが、それなりのロケ地が選定されており(刑務所は松本市歴史の里に少年刑務所独居舎房…

鮫島吉廣・高峯和則『焼酎の科学』

本日は枚方3コマ。帰りの雨を覚悟しながら自転車で駅まで向かったが、ちょうど止んでいるタイミングで帰宅。ここ一ヶ月、ろくでもないことが続いているが、久しぶりの幸運。電車読書はほぼ毎日二合はお世話になっているため(昨年は5日ほど日本酒、1日コロナ…

中塚武『気候適応の日本史』

引き続き電車読書の備忘。樹木年輪のセルロース酸素同位体比の活用によって年単位の夏の気温と降水量の復元を成し遂げた著者が、その方法論を説明するとともに、1200年周期の長期変動、40年の中期変動、1年単位の短期変動、それぞれが歴史に何をもたらしたか…

今城塚古墳

日本庭園前からJR茨木駅までバスに乗り、JR摂津富田駅から徒歩で向かう。もともと水曜中百舌鳥帰りに予定していたが、上着が余りに暑かったので本日に変更。来週予定の概説講義「古墳と天皇陵」のうち、表題部分が20年前の埴輪祭祀出土直後の情報のまま続け…

国立民族学博物館「焼畑ー佐々木高明の見た五木村、そして世界へ」

本日、次エントリーのついでに観覧。万博記念公園駅はそこそこの人出で案内標識も明確ではなく、迷いながらたどり着く。企画を知った段階で観ておく必要があるとは思いながら、予想通りの環境に調和した焼畑路線。五木村の現状、映像記録、再現された木おろ…