wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

1617会兵庫・赤松例会のお知らせ

遠方ですが、関心のある方はどうぞ 第75回1617会 兵庫・赤松例会赤松氏の拠点形成と展開-前期守護所の特質と播磨-1617(いちろくいちなな)会は、考古学・文献史学・建築史学・歴史地理学など、複数の分野の研究者が集い、 16世紀以前(中世)と…

夏の終わりに

昨日からめっきり涼しくなり、明日から後期の講義。ただ6コマ(そのうち1つは遠方のためオンデマンド講義、試験だけ対面)という専任並み。もちろん会議その他はなしなので(当然、月収は微々たるもの)、ただいま7冊積ん読の更新も余り進まない予定。ただ…

千葉功『南北朝正閏問題』

東京行きのお供も新幹線でPCをいじったりしていたこともあり読み残してしまい、本日少し出かけた際に読了。表題について、国定教科書編集という発端(当初議論になったのは井伊による条約調印「違勅」問題だったとのこと)、編纂の中心にあった喜田貞吉は研…

第15回 中世地下文書研究会のご案内

案内をいただいたので、貼り付けておきます。 ******************************** 第15回 中世地下文書研究会のご案内 ※一般公開、参加費無料 開催日時 2023年11月5日(日)9時30分~12時(9時受付開始)■会場 機関紙会館 5…

金沢・藤沢

本日は朝大盛り定食で腹ごしらえをして、10:00~16:00はひたすら写真帳めくり。最後は駆け足になったが、当初の予定のものは一通り観ることができた。最初の目的は完全な空振り(同筆かと思ったが全く異筆)、次の原稿に関しても大きな成果はなく、後顧の憂…

「バカ塗りの娘」

午後の史跡巡りは原始的なデジカメを利用しているため、明日帰宅してからとして、夜の映画鑑賞の備忘。そもそもこの日程が水曜割引と編纂所の開室にあわせたもの。ただこの間に目をつけていたものは観てしまった、岩波ホールもすでにない、時間と宿泊地の関…

神奈川県立金沢文庫「中世学僧列伝!!」

本日は久しぶりの遠出、朝7:06の阪急に乗り、新横浜から表題の展覧会へ。新出の紙背文書が出ているとの情報があり、出かけた次第。称名寺の学僧たちの活動と聖教奥書と文書から描いたもの。肝心の紙背文書は足利高氏が名越高家とともに上洛直前の京都から発…

小野寺拓也・田野大輔『検証ナチスは「良いこと」もしたのか?』

本日は阪大裁判傍聴、相手側弁護士はしどろもどろなのだが、まだ先は長い。水・木に遠出するという事情もあり、電車読書の読みさしを片付けておく。発売の翌週に書店に寄ったが手に入らず、第四刷版。ナチの権力掌握過程・支持の性格・経済政策・労働者政策…

小川幸司『世界史とは何か』

本日は組合執行委員会でお出かけ、表題書の読みさしを片付ける。松本サリン事件とその後の過熱報道、地下鉄サリン事件とオウム真理教強制捜査の直後に、松本深志高校に転勤して世界史の授業で実践した考える世界史の授業と自主ゼミナールの経験と、著者の恩…

和歌山県立博物館「法燈国師ーきのくに禅僧ものがたり」

本日観覧、旅費は公費で興国寺などへも出かけたのだがそちらは省略。入館料は私費なので(ややこしい領収書をとるのもめんどくさく、観覧料も常展扱いなので格安)、そちらだけ紹介しておく。新出の肖像など関係史料を集成したもので、粉河寺にあった興国寺…

上田信『戦国日本を見た中国人』

本日は久しぶりのお座敷、90分喋り続けるのも一月以上ぶりで、のども結構疲れた。聞いているほうはもっと疲れたかもしれないが(明日にはアンケートが送られてくるはず)・・・。そういうわけで読みさしになっていた表題書を片付ける。副題に「海の物語『日本一…

奈良国立博物館「聖地 南山城」

映画終了後はすぐさま奈良に向かい、表題の展覧会を鑑賞。古代寺院、密教と修験、浄土信仰、解脱、戒律復興、一休と盛りだくさんで、南山城の仏教文化をたらふく味わえるもの。なお17世紀のものという「岩船寺縁起」に「承久三年尊成院能御乱」で関東武士が…

「福田村事件」

本日、サービス・ディを利用して観覧。公開初日の第1回目ということもあり、入りは8割ぐらい、開幕前には民放のカメラも入っていた。監督が松江哲明問題の際に擁護にまわったなどという批判もあるようで、妙に性愛に振っているところなどに垣間見られるのだ…