wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

関沢まゆみ編『菓子と果物』

今週は土日出勤のため勤務が不規則。昨日は100万円近くで購入した書籍を25000円で手放し、本日は新居近くで自転車を購入し、近くの量販店で家電選び。といってもほぼ販売員の言いなりだったが…。そんなわけでいただきものの表題書を読了。「栗とトチ・どんぐ…

平瀬直樹『塩田の村「有光家文書」の中世的世界』

本日は千里山、史料講読は四人まで減ってしまい人との接し方の下手さを改めて実感、来年度は講義科目のみになるが、そちらのほうがまだ向いているか…。電車読書のほうは文書の中身が面白そうだったので衝動買いしていたもの。所蔵者から「有光家文書」と呼ば…

瀬畑源『国家と記録』

もう10年ばかり概説系の講義は歴史学にとっての史料の持つ意味をベースにした通史で、最終回は「近現代公文書の史料学」。官僚の自宅持ち帰りによって判明した事項・敗戦時の公文書焼却などに触れた上で最後は時事ネタで終わり、過去を知る上での史料の役割…

リン・ハント『なぜ歴史を学ぶのか』

本日は枚方3コマ、かなり喉がボロボロになったが何とか終える。電車読書のほうはカーの21世紀版という帯に惹かれ衝動買いしていたもの。四章構成で、第一章はトランプから書き起こされポスト真実・歴史修正主義という現実を問題化、第二章は歴史学の方法論を…

瑞穂市柿振興会『富有柿発祥の地瑞穂市』

本日はルーティン姫路、いつもながら午後はヘロヘロだが何とか終える。電車読書はとある関係者からの頂き物で、ネットで少し検索しても全く情報が確認できない出版物。明治期に医師を志すも病で断念した福嶌才治が地元で柿の品種改良によって生み出した富有…

中野耕太郎『20世紀アメリカの夢』

本日は枚方3コマ。先週が休みだったこともあり最後はヘロヘロになったが、何とか終える。電車読書のほうはシリーズアメリカ合衆国史の三冊目で、1901年から72年までを扱ったもの。1932年のフーバーまでで半分強の分量となり、この部分は共和党・民主党の性格…

大和文華館「聖域の美ー中世寺社境内の風景ー」

本日は組合執行委員会、金曜日の職場といい組織はいろいろ疲れる…。ただ出かけるついでにたまたま見つけた表題の展覧会を観覧。高野山・日吉・園城寺などを描いた作品が並び見応えがある。不勉強で全く知らなかったが、14世紀に醍醐寺周辺で作成されたという…

遠藤ケイ『鉄に聴け鍛冶屋列伝』

あわせて電車読書の備忘。この間の関心から衝動買いしていたもの。新潟三条の町工場に生まれ鍛冶屋に憧れをもっていたものの、故郷を離れ絵を学び民俗学的ルポライターになったという著者が、30歳を過ぎてから鍛冶修行をはじめるとともに、全国各地の職人を…

途中下車博物館ツアー

さてもともと東京行きは10月末に予定していたのだが、仕事の関係で一週間延ばすことになり、東京にとっていた宿もキャンセル。その際には東大史料に寄るつもりだったのだが、11月からの閲覧方法がなかなか開示されなかったため(結局は前日予約でOKになった……

「少女は夜明けに夢をみる」

大浴場でさっぱりしたので、ハイボールを飲みながら晩の備忘もあげておく。このところ東京の史料調査は神田で時間を潰し岩波ホールが定番になっており、今回も表題の映画を鑑賞。イランの少女刑務所を題材にしたドキュメンタリーという超レアもの。最初から…

両国

代休などで水木と連休ができたので懸案になっていた東京刀剣博物館で史料調査。対応は事務的で悪くなかったが、事前に三冊だけしか指定できないので結局進展なし。とりあえず蔵書目録を手に入れたのでもう一度ぐらいはチャレンジしてみないといけないがなか…