wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

拙著の断裁について

本日2006年1月刊行の拙著『中世京都首都論』の在庫分大半を近く断裁するという通知が届いた。何しろ発行部数700部のうち、在庫分193冊、過去一年間の販売実績5冊という状況で文句は言えないところ。①もともと発行部数がまだ多い時期に刊行されたこと(近年は500部と聞くので、それなら完売したことになる)、②財政難で献本を絞ったため、著者買い取り分が著しく少なかったこと。③中世史における京都の都市研究の比重が著しく低く、専門研究者の気を引かないこと(拙著が引用された論文は年数本あればいいほう)。④そうしたパイの少ない京都研究の中でも、全くと言っていいほど相手にされていないこと(京都がらみで講演などの声をかけられたことは一度もなく、昨年刊行された某新書の文献リストにも挙げられていなかった)。その辺りが要因として考えられるところ。なお新本屋でも売れ残りをそこそこ見かけるが、古本屋では見たことはなく(ネットは未確認)、図書館か専門研究者が所蔵されていると思われる。断裁前ということで、1月8日まで60%価格(送料なし)で販売していただけるとのこと。もしご入用の方がありましたら、お申し出ください。なお拙著は一般書ではなく、日本学術振興会の出版助成を受けて刊行され、印税は?冊無料でいただいただけということを、念のために記しておく。
*出版社に直接連絡された方がいらっしゃったようですが、60%販売は当方のみが対象ですので、誤解のないようにお願いします。なおコメント欄に連絡先をお書込みいただいた方で、連絡可能と判断した場合は対処いたします。なおプライベート情報が書き込まれたコメントは、公開せず当方の責任で削除いたします(12月17日追記)。
*拙著のタイトルを間違えるという大ミスをしていましたので訂正します。なお1月初旬まで本記事をトップにおきます(12月19日追記)
*拙著のタイトル間違いを直したはずがまた間違っていましたので訂正します。情けない限りですが、こんなんじゃ売れないはずです。なおトップ記事に置くのは、年内までとします。