wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

尼崎市立歴史博物館「描かれた近世尼崎‐絵図にみる城と城下町‐」

台風が過ぎてからと思っていたら、どんどん遅くなるため、本日観覧。近世初等からの絵図・文書史料が展示され、城郭の修復にかんする老中の許可内容が興味深い。石垣の補修が必要とされるのは、台風被害に遭いやすいこともあるのだろう。中世の常設展示も7月…

某ドラマの大内裏焼亡

夕食時に録画していた表題のシーンを観てしまい、ありえない設定に驚き。その後に「もとTwitter」で下記のような記事をみかける。 内裏焼亡、一条天皇は彰子と共に徒歩で脱出行を行う。 「此の間、人、候ぜず」(御堂関白記) 「此の間、路に参会の上下の人無…

和田晴吾『古墳と埴輪』

今週は火・金と淡路調査。公費で動くのは恐らく最後の機会となったが、これで確実な荘園鎮守はコンプリートできた。ただ来週はまたまた引きこもりになるので、読みさしの表題書を片付けておく。教養講義で1回を「古墳と天皇陵」としており、前職で薄い面識も…

木下昌規・中西裕樹『足利将軍の合戦と城郭』

先週は完全な引きこもりで(結局、地図を一枚仕上げただけだったが・・・)、明日が久しぶりのお出かけ。ただ読みさしの表題書を少しずつめくり、重量のこともあって本日片付けておく。文献の木下氏が義澄・義稙・義晴・義輝・義昭の合戦と軍事行動を整理。城郭…

「五国の神人」

『地方史研究』430(74巻4号)20~24頁に掲載。奥書は8月1日発行だが、本日手元に郵送。日曜日にも記したが、地方史研究協議会第74回(兵庫)大会実行委員に巻き込まれてしまい、諸事雑用を仰せつかっている。その一つとして大会共通論題の問題提起のため執…

兵庫県立歴史博物館「齋藤畸庵‐城崎の画家が夢見たユートピア」

昨日、とある所縁で実行委員をつとめることになってしまっている某研究会の企画で観覧。1805年に城崎の温泉旅館で生まれ、耳を患いながら画業にうちこみ、維新後に東京で亡くなった文人画家の展覧会。昨年3月まで縁があったので、意外な方によるエピソード紹…

小川剛生『「和歌所」の鎌倉時代』

今週は淡路づいていて、火曜日に成果発表会、本日は三原平野のレンタサイクルを使っての現地調査。薄い長袖シャツにしたのはよかったが、やはり疲れ発泡酒も入っているなかで、高速バス読書の備忘。もともと購入して一番下に積んでいたのだが、某氏からうか…

呉座有一氏

当方は研究職でもないので、オープンレターにも署名していないが、産経新聞での発言内容としては、一線を越えたというのが率直な感想。某論集も辞退すべきか・・・。 弥助描いた日大准教授の著書「発想に飛躍、検証不能な逸話も」歴史学者・呉座氏に聞く(下) -…

佐藤卓己『言論統制増補版』

本日は自治体史の会議。地獄の日差しだったが、帰宅前に夕立、とはいえ昨日のほうが風は涼しい。そういうわけで、ようやく表題書を読了。初版は2004年刊で、第1次極貧期のため存在すら記憶にないが、第3次極貧期に突入したにもかかわらず衝動買いしてしまっ…

初エアコン

今の住居を選んだのは、2019年夏の物件探しの際に、窓を開けると爽快な風が差し込んできたためで、駅からはや遠かったが即決したもの。ただとりあえず12月の引っ越しの際に、リビングに新しいエアコンを購入し、実家にあったものを作業部屋へ運んできた。そ…