長谷川貴彦『イギリス現代史』

本日は枚方、淀屋橋で割り込みババア二人組のため不快な思いをするが何とか無事終える（京阪も全く不親切で、3扉車しか使えない入口で並んでいる客を毎回見かける、かといって乗車途中に入ってくる厚かましさはありえないのだが…）。電車読書は火曜日用の講義のため衝動買いしていたもの（なお本来は月曜日に読了していたのだが、団交と地下鉄が30分近く止まった影響で辿り着けなかった）https://www.iwanami.co.jp/book/b309290.html。第二次大戦後から2016年のEU離脱国民投票を経た現代までを七章立てで概説したもの。福祉国家の成り立ち・50年代の内政をめぐる動向・「民衆的個人主義」と「大衆消費社会」との相違・サッチャーの実像などいろいろ興味深く、60年代のビートルズからは音楽も頭の中から聞こえてきて、映画紹介と合わせて具体的なイメージを持ちながらいろいろ勉強になった。その一方で政党政治の安定はごくわずかで、何がうれしくて日本に小選挙区制など導入したのか、やはりバカ政治学者が安□首相と刺し違えてくれるのがもっとも平和的な解決だとしか思えない。財政破綻は明らかで一刻も早い実行を望むばかり。