wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2019-01-01から1年間の記事一覧

小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』

本日は上郡出張、ここ数年かかわっていた事業のひとまずのゴールが見え一安心。いつもの姫路よりも遅めのため少しばかり起きている時間があり、美濃行きから読み始めた表題書を読了。千里山の生活史で取り上げていることもあり、衝動買いしてしまっていたも…

美濃・信濃旅行記

9月20日朝6:20に自宅を出て、在来線を乗り継ぎ岐阜まで出て、バスで関市へ。市立図書館で鉄座に関する文書が掲載されている自治体史をコピー。なお今更ながらここが刀剣関係の刊行物をもっともまとめて閲覧できる環境にあることを知る。その後はひたすら町歩…

布留川正博『奴隷船の世界史』

本日はルーティン姫路。以前作成したデータが思っていた以上に杜撰で、公開を想定していたわけではないにしろ、情けない限り。おかげで終わらせるはずの仕事も完成せず…。そんな中で秋の講義に向けて衝動買いしていた表題書を読了。奴隷貿易に関する国際的デ…

長谷川博史『中世水運と松江』

本日はルーティン姫路。相変わらず往復とも途中停車駅に全く気づかず爆睡していたが、松江で購入していた表題書を読了松江市:暮らしのガイド:刊行物のご案内。ブックレット形式だが、中世荘園年貢輸送体制がもたらした廻船ルートの形成、14~15世紀における…

志垣民部著・岸俊光編『内閣調査室秘録』

本日は実家の荷物整理に出かけ、読みさしの電車読書をようやく読了。最初はスルーしていたのだが、いろいろ話題になっているのを見て衝動買いしたもの。著者は東京帝国大学法学部から学徒出陣し、戦後復員して「雇」として文部省に入り、初代内閣官房調査室…

藤原彰『中国戦線従軍記』

本日は宍粟市で講演会。しゃべりが下手な上に時間配分もうまくいかずあたふたしたものになったが、何とか終える。お付き合いいただいた方々に感謝申し上げます。自宅から地下鉄と高速バスを乗り継いで3時間弱かかることもあり、読みさしの表題書を読了。日中…

中世都市研究会編『港津と権力』

表題書所収の「徳島大会全体討論」444~445頁に発言が掲載されており、校正も一度しているため記録に残しておく。はからずも中世都市研究会はこれで休会することとなり、最後にわずかに当方の名前が出たことになる。同会は網野善彦・石井進・大三輪龍彦氏を…

貴堂嘉之『南北戦争の時代』

本日は再来年度刊行予定の市史史料編の会議で三木へ。当方の担当部分がもっとも遅れており、本年度後半の大きな仕事。なおお隣の歴史資料館では企画展「細川・口吉川の遺跡」が開催されており、中世の遺物も展示されているので(備前だけでなく丹波大甕が出…

キャロル・グラック『戦争の記憶』

本日は富田林の法務局で実家相続完了の書類を受け取り、大阪高裁で組合にかかわる裁判を傍聴http://www.hijokin.org/。後者は今のところこちらが優勢だがどうなることやら。そういうわけで近現代史を教養課程で扱う身として衝動買いしていた表題書を読了。コ…

植村邦彦『隠された奴隷制』

本日は本契約。仲介業者のところに売主・司法書士が集まり、署名捺印を取り交わした後に、七人連れだってぞろぞろと銀行に向かい、窓口で振り込み、相手側が確認した段階で、領収書と鍵が渡され一同解散。これまた二度と見ることのない風景。そんなわけで山…

山陰旅行記

8月22日4:50起床。すぐに出発し、6:00新大阪駅発の新幹線に乗車、岡山乗替で9時過ぎに米子着。徒歩で米子市立図書館に向かい、自費出版された鉄山師下原重仲に関する著書を閲覧。系図は面白かったが、播磨との直接的な関係は得られず。11時前の米子発の特急…

島根県立古代出雲歴史博物館「たたらー鉄の国 出雲の実像ー」

木曜日から山陰に出かけており、本日帰阪。詳細は明日記すが、とりあえず表題の展覧会のみここでは紹介。タイトルはややわかりにくいのだが、たたら製鉄の成立過程を「中世」に探るというのがメイン・テーマ。第1章「こうして鉄は生み出された」が完成形を絵…

京都文化博物館「洛陽三十三所4」

本日は大谷祖廟へ父の納骨。母がどう思うかわからないが、隣に並ぶわけでもないので我慢してもらうことにする。そんな中でタクシー利用の口実を作るためということもあって、表題の展覧会を観覧洛陽三十三所4 ―信仰のかたち― | 京都府京都文化博物館。すで…

吉見義明『買春する帝国ー日本軍「慰安婦」問題の基底』

本日は新居の書庫設置の件で打ち合わせ。28日の管理組合で了承が得られれば閉架式、得られなければ壁打ちつけで段取り。何とか前者が通ればよいのだが…。そういうわけでようやく読了した電車読書の備忘。 買春する帝国: 日本軍「慰安婦」問題の基底 (シリー…

新居決定

本日仮契約を済ます。場所は阪急塚口駅徒歩14分の中古マンション。ただ書庫設置などリフォームの状況次第で、引っ越し時期は未定。今回の決断理由は以下の通り。①両親の死去により保険金・預貯金などまとまった現金が手に入ったこと。これなしに考えられなか…

佐藤靖『科学技術の現代史』

本日はルーティン姫路。昨日の公務出張で一日中外回りをして火傷に近い日焼けをしたせいかヘロヘロになりながらなんとか終える。そんななかでようやく読了したのが表題書。 www.chuko.co.jp これまた秋の講義準備を念頭に置いて衝動買いしていたもの。第二次…

はてなブログに移行します

まだ試験の採点も終わっていませんが、8月末でブログ・サービスが終了という事情もあり、はてなブログhttps://wsfpq577.hatenablog.com/に移行予約することにしました。嘱託講師の任期が終わり、何とか「生き抜く」ために遅ればせながら始めたものですが、…

野村剛史『日本語「標準形」の歴史』

本日も家捜し。書庫設営に問題がなければ、来週末に契約予定、詳細はそこで…。そんなわけで衝動買いしていた電車読書の備忘https://http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000323222。「標準形」はスタンダードとルビがふられ、明治の「標準語」制定…

藤澤房俊『地中海の十字路=シチリアの歴史』

本日は千里山の定期試験、教養181+留学生2、史料講読12、例年ほどではないにしろ採点は大変。そんな中で読了したのが、秋の講義のこともあって衝動買いしてしまっていた表題書https://http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000323091。ギリシア・…

角田徳幸『たたら製鉄の歴史』

本日は枚方3コマ、明日の中百舌鳥からは試験となるので春の講義はこれで終了。そんななかで電車読書の備忘。業務の関係で何度かお目にかかっている、考古学をベースとした当該分野の第一人者の著作https://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b450623.html。古代以…

古田和子編著『都市から学ぶアジア経済史』

明日は選挙だが、本日も「日常」を求めての家捜し。駅近で広い・閑静で格安の二物件で迷いどころ、とりあえず来週の仕事帰りに夜の雰囲気を確認することに。そんなわけで先日書店で衝動買いしてしまっていた表題書を読了www.keio-up.co.jp/np/isbn/978476642…

兵庫県立歴史博物館「へんがおの世界」

本日はルーティン姫路、間近に迫った破綻の前の「日常」を本日も無事終える…。ということで昼休みに観覧した夏の特別企画展の紹介https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/ex-2019-pl1.html。主な展示品は近世から明治にかけての浮世絵などにみえる…

古澤拓郎『ホモ・サピエンスの15万年』

本日は新居に向けて物件巡り。やはり予算事情もあって、ただちにこれこそはというものは見当たらず、とりあえず次回のアポを取りもう少し検討することに。そういうこともあり後期の講義関係で先日衝動買いしていた表題書を読了https://www.minervashobo.co.j…

白川部達夫『日本人はなぜ「頼む」のか』

本日は枚方12週目。昨年ほどの猛暑ではないとはいえ、かなり疲れがたまってきたところ。そんな中で余り中身を確認することなく衝動買いしていた表題書の備忘www.chikumashobo.co.jp/product/9784480072337/。というのも著者は近世史家として名前は存じ上げて…

蛯原一平・齋藤暖生・生方史数編『森林と文化』

本日はルーティン姫路。二日連続で一日中ディスク・ワークをヘロヘロになりながら何とかこなす。相変わらず通勤は背中に痛みが出るほどの爆睡状態だが、ようやく表題書を読了https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320058286。以前に紹介した森林科…

新聞記者

本日は朝一中百舌鳥、印刷にミスがあったがなんとか無事終える。次いで梅田に向かいサービス・デイを利用して表題の映画を鑑賞https://shimbunkisha.jp/。客層は5,60代の男女(女性が2/3)が中心でほぼ満杯。あえてフィクションとは記さず、望月・前川・南ら…

島田周平『物語ナイジェリアの歴史』

本日はルーティン姫路、土日出勤の疲れと不摂生が重なりヘロヘロだったが何とかやり過ごす。そんなわけで遅々とした歩みだが、ようやく衝動買いしていた表題書を読了www.chuko.co.jp/shinsho/2019/05/102545.html。全く著者に対する予備知識はないが、サハラ…

バーツラフ・シュミル『エネルギーの人類史』上巻

本日はルーティン姫路、通勤時に大ミスをしてしまったが、何とか事なきを得る。先週末の東京往復もほぼグッタリしており、本日ようやく表題書を読了。2011年を経験してエネルギー史をやらなければならないと公言しながら全く果たせないまま、書店で見かけ衝…

またまた国保という絶望

今年度の国保税通知書が到着。申告収入の10.2%、基準所得の18.5%が強奪されることに。あまり知られてはいないが、この算定基準は明らかに非正規独身税。めぐまれた階層の年金切り下げが見通されることはあっても、はじめから政府にも正規雇用にも見捨てら…

鈴木透『食の実験場アメリカ』

本日は組合委員会で外出。火曜日が時間調整休講だったこともあり、ようやく読了した電車読書の備忘www.chuko.co.jp/shinsho/2019/04/102540.html。これまた後期の講義のこともあり、余り期待せずに衝動買いしていたものだが、意外と掘り出し物。アメリカとは…