wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

読書(日本中世)

圓教寺叢書編集委員会編『圓教寺奥之院』

本日も定期試験、監督で見回っていると少し厄介な事象を発見。原因不明だが次年度は放置しておくわけにはいかず困ったもの…。そんな中で電車読書は勤務の関係もあり先日姫路で購入したものを読了https://shukousha.com/information/publishing/6261/。「西の…

戦国史研究会編『戦国時代の大名と国衆』

本日は枚方3コマ、相変わらずバタバタしながら何とか終える。そんな中で昨日片道二時間の自治体史会議(帰りは30分を除き同行者あり)があったことと合わせて目を通したのが表題書https://www.ebisukosyo.co.jp/item/515/。第一部で研究史総括二本、第二部は…

中澤克昭『肉食の社会史』

本日は枚方3コマ、レポート300枚弱(推計)を担いで帰り仕事の合間に採点を終えなければならない。そんな中で簡単に電車読書の備忘、どうしようか少し迷ったが書店のセールにつられ衝動買いしたものhttps://www.yamakawa.co.jp/product/15138。肉食禁止を古…

河内将芳『宿所の変遷からみる信長と京都』

本日で本年の非常勤は終了(まだ木・金の姫路が残っているが・・・)。そんな中で表題書を読了https://www.tankosha.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=2300。近年急速に研究が進展している信長の居所論を改めて史料を再検討し、義昭在京時を「武家御用」…

美川圭『公卿会議』

本日は100分3コマの日、相変わらず終わるとヘロヘロ、しかも明日は姫路で5:30起床。そんな中で簡単に電車読書の備忘http://www.chuko.co.jp/shinsho/2018/10/102510.html。著者は白河院政の成立を位置づけ直した論考を皮切りに「公卿会議」(これは史料用語…

前田雅之『書物と権力』

引き続き電車読書の備忘。タイトルが気になっていたため某学会で購入してしまったものhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b372538.html。ただいくつか興味深いトピックはあったものの、全体はあまりにも杜撰。そもそも「古典的公共圏」というタームが、「公…

早島大祐『徳政令 なぜ借金を返さなければならないのか』

本日は休日出勤で姫路。キワモノ報告にブレーキをかけてもらえず益々ドツボにはまっていく状況…。それとは別の報告が来週に迫っているが、売券についていろいろ気になることもあり、積ん読の順序を入れ替えて表題書を読了http://bookclub.kodansha.co.jp/pro…

天野忠幸『松永久秀と下剋上』

本日はルーティン姫路。当方のミスがきっかけで…。疲れた、やはり組織には向かないようだ、誰かに骨を拾ってもらえないだろうか…。そんなこんなで帰路もグッタリ寝込んでしまったが、表題書をようやく読了http://www.heibonsha.co.jp/book/b356715.html。三…

末柄豊『戦国時代の天皇』

本日は中百舌鳥1限の講義最終回。本年度からだが来週の試験について、印刷・時間管理(通常時間割が割り振られるだけ)など全て担当者に任されていることに驚く。Twitter上で活躍するお歴々が並ぶのもその「自由」さによるものか…。ただ10人強の受講者のう…

森茂暁『室町幕府崩壊』

本日は白鷺1限。9:00開始時に唯一来ている受講者が来週から教育実習とのこと。そこそこ揃う5分後まで待つことになるか…。その後は実家に寄って雨の中を荷物運び、先週末のこともあり疲れ気味で、相変わらず背中が気になる。そんななか電車読書のほうは遅れ…

兵藤裕己『後醍醐天皇』

本日は病院へ様子見。とっとと帰る予定だったのだが、市から簡易書留が届いており、またまた委任状を書かせ本局に行く羽目になり余計な時間をとってしまう。介護審査は病院で受けているにもかかわらず、誰もいない家に配達されるどうしようもない杓子定規の…

京都市歴史資料館『久多荘文書』

本日は、先週土曜出勤の振替休日。やることは山積みなのだが、気分転換に京都に出かけ、表題書を購入http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000236377.html。久多荘関係史料のうち、岡田家文書・東本家文書・久多自治会振興会所蔵文書1977点のうち、中世…

橋本久和『概論 瓦器椀研究と中世社会』

本日は朝一で白鷺の初講義、受け入れ先の教員と雑談の後、相続・病院で介護認定など。治療が間もなく終わるらしく、次の用意が必要に。今週から講義もはじまり、金曜日から連続して電車読書を続けていることもあって表題書を読了。11世紀から14世紀にかけて…

樋口健太郎『九条兼実』

本日は枚方15回目、ベトナム戦争から冷戦後のインターネットまで流して何とか終了。平常点整理が残っているので簡単に電車読書の紹介。引き続き中世本で、摂関家研究者による評伝http://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=394。すっかり…

小谷利明・弓倉弘年編『南近畿の戦国時代』

本日はルーティン姫路。編集担当として紀要原稿をとりまとめ、刊行準備手続きをすすめるところまできた。当方も年末年始で結論のない雑文を書き上げたが、その紹介は刊行されてからとし、久しぶりに中世関連の電車読書の紹介http://www.ebisukosyo.co.jp/pro…

山田邦和『京都知られざる歴史探検』下

本日は千里山。月曜日にもかかわらず行き帰りの電車で妙にカップルが目につく。そういえば以前はこの時期には外仕事がすでに終わり出かけることがなかったからか。本年は木曜まで外仕事が続き、年賀状もできていない。そんな中、簡単に電車読書の備忘http://…

小川剛生『兼好法師』

本日は姫路。静かな電車内に英語が響き渡り眠れなかったが、何とか無事終える。電車読書のほうは、吉田兼倶による系図偽装でマスコミでも話題になった兼好に関するものということで、買い求めた表題書を読了http://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/11/102463.h…

松尾秀昭『石鍋が語る中世』

本日は枚方、寒波もあって京阪はかなり空いてきた。相変わらず仕事は回っておらず、本日も期限切れ催促メールを二件も受ける羽目になったが(電子媒体はその場で対処しないと記憶から飛んでしまう…)、電車読書の備忘だけ残しておく。某書店のフェア10000円…

並木誠士『日本絵画の転換点 酒飯論絵巻』

本日から六甲台第4クォーター開始。教室が代わりPCのピン・ケーブルが反応せず焦ったが、ぎりぎりで別の接続ができ、事なきを得る。受講者の大半はご新規さんだが(第三クォーターで嫌われたわけではなく、履修登録は最初からされていたらしい)、別のテー…

山田邦和『京都 知られざる歴史探検』上

本日はルーティン姫路。18日用のパワポ作成に意外と時間をとられてしまう、予報は雨で入りが気になるところ。電車読書のほうは昨日からの読みさしを読了http://www.shinsensha.com/detail_html/02rekisi/1711-2.html。京都生まれ育った考古学をベースとする…

平井上総『兵農分離はあったのか』

本日は六甲台、クォーター制のため早ラス前。久しぶりに往復起きていたこともあって、表題書を読了。シリーズのうち人物関係は全く興味が湧かないが、社会論ぐらいは少し勉強しておこうと思い衝動買いしてしまったものhttp://www.heibonsha.co.jp/book/b3086…

池田寿『紙の日本史』

本日は六甲台山城、相変わらず虎口でどちらに行くべきか考えてしまう。映画でもと思ったのだが、帰宅してこたつ布団を干すのを優先。平日が水曜午後しか空いていないのはやはり慌ただしい。電車読書のほうは、最初はスルーしていたのだが結局は先月の学会で…

河内将芳『戦国京都の大路小路』

本日はルーティン姫路。講義開始と急に涼しくなったことでのどに痛みがあり熱っぽく、いつも以上に睡魔に襲われることになったが、何とか無事終える。ただ関わっている事業に関して新しい情報があり、すこし戸惑うところ。そんな中で、電車読書のほうは、相…

酒井紀美『夢の日本史』

本日は勤務日ではないのだが業務出張。ただし姫路より遠方とはいえ、自宅を出たのは90分遅く地下鉄は当然座れないこともあり、読みさしだった表題書を読了http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100750。著者は著名な日本中世…

𠮷田賢司『足利義持』

本日は定期試験、講義140・史料講読13。特にトラブルなく終わったが、締切原稿のため採点は当分先送り。ただようやく読了した電車読書の備忘だけ残しておく。索引に赤松の名前が出てきたこともあって、衝動買いしたものhttp://www.minervashobo.co.jp/book/b…

八重樫忠郎・高橋一樹編『中世武士と土器』

本日は講義3コマ。終わるとぐったりなるが何とか終える、評判が悪く受講人数が少ないため少しは負担は軽いのだが…。そんなこんなで電車読書の備忘http://www.koshi-s.jp/shinkan/1610_1-shinkan.htm。全241頁のうち、最初から104頁までが編者二人と斎木秀雄…

神田千里『宣教師と「太平記」』

本日は講義と史料講読。朝は今シーズン最悪の花粉症だったのでどうなるかと思ったが、そちらのほうは問題なく何とか終える。電車読書のほうはタイトルに釣られ衝動買いしてしまった表題書を読了http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0872-d/。キリシタン版『…

清水眞澄『戦国時代と禅僧の謎』

本日は姫路。基本業務の一つが禅宗史料のDB化と何らかの形での公開ということになっているので、漢詩文と悪戦苦闘、教養のなさが身にしみるところ…。そんなこんなで書店で見かけ衝動買いしてしまった表題書を読了http://www.yosensha.co.jp/book/b281569.htm…

伊藤大輔・加須屋誠『天皇の美術史2』

本日は組合総会、成り行きで当方は来年も執行委員として関わることに。異分野の方とお話しできる機会ではあるのだが…。電車読書のほうは、新シリーズものとしてPR雑誌で自画自賛されており、講義で神護寺三像を取り上げている事情もあって、衝動買いしたもの…

大隅和雄『中世の声と文字』

本日は弥生・古墳時代の木材資源についてのお勉強、以前本ブログで紹介した方の講演は大変分かりやすく、他にもいろいろと勉強になった。来られると思っていた方々がほとんどおられなかったのは残念だったが、S先生には数年ぶりにご挨拶することができた。そ…