wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(お仕事募集中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

読書(日本中世)

斎藤英喜『陰陽道の神々 決定版』

本日は淡路島でお座敷。平安から戦国まで時代背景を省略して地域史に終始した聞きにくいものだったが、何とか無事終える。またお名前だけ存じ上げていた司会の方の本業を知り、かなり驚き。最寄りの高速バス停まで片道90分ということで、秋の学会で購入した…

河内将芳『織田信長と京都』

昨日バタバタしていて書けなかった電車読書の備忘。ただ2018年11月刊行の『宿所の変遷からみる信長と京都』が絶版となったため、それを増補改訂したもの。以前のものについても2018年12月24日付のブログで紹介しているが、ついに恒久的な館・城郭を京都に持…

藤木久志『増補戦国史をみる目』

先週後半は引きこもり原稿書きで、電車に乗るのは火曜日以来。ただ帰路に人身事故による足止めを食らい、迂回路をとることに。ICカードは振替輸送の対象にならず、通勤代の倍近い出費・・・。そんな中での電車読書は、学会で文庫3冊で粗品贈呈ということで購入…

山本陽子『隠された顔』

引き続き電車読書の備忘。講義で肖像画を取りあげていることもあって衝動買いしていたもの。「マンガ好きの総理大臣がいたりしてマンガやアニメ文化が進展した近年」(30頁、後白河と匹敵するという驚きの「俺たちの○○○」評価)、(後嵯峨)「上皇として執権…

生駒孝臣編『中世東海の黎明と鎌倉幕府』

週末は鳴門で某プロジェクトの最終合宿。いろいろあったが、来月の締切原稿で7年間のもろもろともおさらば。そういうわけで電車読書のお供にしたのが表題書。テーマにもかかわらず関西在住の中堅・若手が執筆メンバーということでのいただきもの。東海とされ…

中井裕子『室町・戦国時代の相国寺領荘園』

9月も半ばを過ぎちょこちょこ雑用が入るようになり、来週からはわずか7コマとはいえ、講義もはじまり準備も必要に。にもかかわらず結局できたのはレジュメ1つ仕上げただけという為躰。そうしたなかで、早めに読むべきものをできたため、読みさしを片づけてお…

木下昌規・中西裕樹『足利将軍の合戦と城郭』

先週は完全な引きこもりで(結局、地図を一枚仕上げただけだったが・・・)、明日が久しぶりのお出かけ。ただ読みさしの表題書を少しずつめくり、重量のこともあって本日片付けておく。文献の木下氏が義澄・義稙・義晴・義輝・義昭の合戦と軍事行動を整理。城郭…

小川剛生『「和歌所」の鎌倉時代』

今週は淡路づいていて、火曜日に成果発表会、本日は三原平野のレンタサイクルを使っての現地調査。薄い長袖シャツにしたのはよかったが、やはり疲れ発泡酒も入っているなかで、高速バス読書の備忘。もともと購入して一番下に積んでいたのだが、某氏からうか…

生駒孝臣『楠木正成・正行・正儀 南北朝三代の戦い』

諸事情あって、読みさしの残りを片付けておく。この分野の第一人者による概説で、全体像を通覧するには最適。とりわけ後半部分の地域史部分は、当方が見落としていた城郭史の最新知見を組み込んだもので有益。その一方で前半の政治史はこの分量に押し込むの…

小野真龍『天王寺舞楽』

本日は枚方3コマ。帰路の電車が接続待ちで10分ほど遅れたが、ちょうど最寄り駅で夕立が止むという、不幸続きの人生には珍しい幸運。そういうなかで電車読書はタイトルで購入していた表題書。最初に宮内庁主席楽長を勤めた方が四天王寺聖霊会を観覧して、近代…

荘園史研究会編『増補新版荘園史研究ハンドブック』

いただきものを、本日ようやく読了。2013年刊行の旧版(不勉強で当方は全く接していない)に、コラム史料の読み方、荘園絵図およびDBに関わる付論を加えたものという。研究状況は気候データを組み込んだもの以外は、旧版刊行までに当方と同世代の方々によっ…

野村育世『烏帽子と黒髪』

本日の千里山で読了。少し前の刊行だがせこく割引販売になってからようやく購入したもの。成人男性の身分標識としての烏帽子・女性の垂髪について、著者自身が作画した絵画資料の模写を紹介しながら、その特質について明らかにしたもの。絵画史料論華やかな…

天野忠幸編著『摂津・河内・和泉の戦国史』

本日は中百舌鳥1限、今年も阪急蒸し風呂・地下鉄冷凍庫の季節がやってきた。ここまで両極端だと本当に服装に困るところ。電車読書のほうは昨日電車遅延の影響もあって表題書を読了。第一部の応仁・文明の乱後から大坂の陣までの政治史、第二部の宗教勢力・都…

山上雅弘『発掘探訪!兵庫の中世城館』

本日は近所のシニアコース1コマ。ただ出かける前に少し時間があったので読みさしの表題書を読了。第1章城館・居館の類型、第2章中世城館と城館考古学 第3章南北朝時代~室町時代前半の城館 第4章拠点城郭 第5章山城 第6章居館 第7章陣城の発掘調査 で構成…

樋口健太郎『藤原頼長・師長』

引き続き電車読書の備忘。渡辺津を大阪市中央区淀屋橋付近(91頁、通常は北浜)・桂川左岸の道を描いた地図(95頁)など地理的関心は全くお持ちではなさそうだが、古記録の丁寧な読み込みによって描かれた忠実と頼長の相違など、政治史関係の記述は大変興味…

榎村寛之『謎の平安前期』

明日から春の講義。引きこもり中に自治体史の分担分のうち、2パート・約3分の2の草稿を仕上げたのだがそこで息切れ・・・、読みさしの電車読書を片付けておく。刊行時の初版の帯文句「豊かになった」で敬遠していたのだが、話題になっていたのと、3月の某ポイン…

田渕句美子『百人一首』

本日は城郭の史跡指定のための調査委員会の会議で、美作国境の町へお出かけ。帰りは前日から山城の縄張り図を作成されていた方の車に同乗させてもらったが、行きは公共交通2時間半の道のり。ちょうどタイミングよく目的の駅に着く直前で読了した電車読書の備…

金子拓『長篠合戦』

本日は千里山定期試験、少しトラブルがあったが何とか終了。この間は文字通りの引きこもりで、ようやく電車読書の読みさしを片付ける。講義でも触れているので購入していたもの。従来の通説とその前提となった近代の戦史とそこから展開した歴史小説を紹介し…

田辺旬『戦死者たちの源平合戦』

本日は枚方3コマ。久しぶりに電車も含め、大きなトラブルもなく何とか終える。まだバタバタしているが電車読書の備忘を簡単に。珍しく拙稿が引用していただいているが、御礼の返事もできていなかったもの。戦死の意識(最高の恩賞という見解を否定して、戦傷…

樋口健太郎・栗山圭子編『平安時代天皇列伝』

本日は枚方3コマ。資料を印刷し、PCを借りて学内アドレスでメールを開くと、本日授業があるのかという問い合わせが2件。慌てて事務室で聞くと、最初はあります、月曜日でした今日はありません、との返事。二月に受け取った行事予定を手帳に書き込んでいたい…

鹿毛敏夫『世界史の中の戦国大名』

引き続きというか、本来は昨日読了していた電車読書の備忘。これまた明日の講義用に購入していたもの。16世紀半ば以降の戦国大名による地域国家の外交を、伝統的な「中華」世界の殻を破った稀有な事例と評価し、それが欧米諸国の交渉に応用され、伝統的国際…

佐藤雄基『御成敗式目』

本日は枚方3コマ。出かける前に確認した運行情報は問題なし、ところがJR改札前で事故で運転停止状態の表示、仕方なく預けた自転車に戻り阪急駅まで爆走、乗り継ぎを猛ダッシュして何とか京阪特急に間に合うが、おかげで汗だく、始まる前からドン疲れ。結局動…

上田信『戦国日本を見た中国人』

本日は久しぶりのお座敷、90分喋り続けるのも一月以上ぶりで、のども結構疲れた。聞いているほうはもっと疲れたかもしれないが(明日にはアンケートが送られてくるはず)・・・。そういうわけで読みさしになっていた表題書を片付ける。副題に「海の物語『日本一…

木本好信・樋口健太郎『図説藤原氏』

本日は当然の如く引きこもり、そこまでの暴風でなかったため我が家には被害なし。ただ何となくダラダラ読書に充て、読みさしの表題書も片付ける。鎌足以来の藤原氏の歴史について平安期を中心に取りあげ、最後にそれ以降の展開についても触れられている。項…

平井上総編『戦国武将列伝10四国編』

本日は枚方3コマ。空調がついておらず問い合わせたところ、開始20分ぐらいでようやくそれなりの温度になった。電車読書のほうは、淡路関連の仕事が続くためセールで購入したもの。とんと人名が頭に入ってこず、特にコメントもできないが、何となく現状は理解…

江後迪子『砂糖の日本史』

本日は締切原稿の関係で必要な国会図書館にも未収の科研報告書所収論文を、木~日までのみ開館の施設に出向きコピー。一点重要な指摘があり、研究史には並べる必要がある。そういうわけで現在進行中の講義にも関係する某フェアで注文していた表題書を読了。…

東島誠『「幕府」とは何か』

本日は千里山2コマ。設置PCの時計が合っていなくて時間配分が狂うが何とか終える。4月から電車通勤が3日になったので、ようやく読みかけの表題書を読了。一昨年に予告が出てそのあと音沙汰なしでどうしたものかと思っていたが書店で見かけ、怖いものみたさで…

天野忠幸編『戦国武将列伝畿内編下』

本日は枚方3コマ。何とか終えるも帰りのJRは遅れ、自転車は雨に遭い、念のために用意していた1本折れていた傘は途中で大破。相変わらずろくな事はない。そんななかで電車読書は過日の上に続き、戦国後期を対象とした下。こちらになると全く定見はないので、…

河内将芳『秀吉没後の豊臣と徳川』

本日はラス前の姫路出勤日。例によってゆっくり出かけたが、播州赤穂行きということもあって電車では全く座れず。海外からの旅行者を見かけないのを除けばコロナ前。そういうわけで電車読書はすすみ表題書を読了。副題に京都・東山大仏の変遷からたどるとあ…

高木久志『戦国日本の生態系 庶民の生存戦略を復元する』

昨日は史跡で力尽き、本日は新スマホの調整に手間取ったため、遅ればせながら電車読書の備忘。貨幣史の研究者として認識していた著書による生業史の著作で、これは読んでおかなければと購入していたもの。著者が福井県で学芸員として勤務していたときに発表…