末柄豊『戦国時代の天皇』

本日は中百舌鳥１限の講義最終回。本年度からだが来週の試験について、印刷・時間管理（通常時間割が割り振られるだけ）など全て担当者に任されていることに驚く。Twitter上で活躍するお歴々が並ぶのもその「自由」さによるものか…。ただ10人強の受講者のうち、本日も開始時9:00にいたのは3人のみだったのだが、来週はどうなることだろうか。午後の父親の受診付き添いでの待ち時間もあったため、表題書を読了https://www.yamakawa.co.jp/product/54694。即位礼など残された儀礼の遂行状況、幕府との関係・官位・蔵書整備などの対応、日記・書状等の紹介、子女・女官・廷臣などの動向について、室町期と比較しながら具体的事例からまとめられており有益。とりわけ書状を扱いはさすがということろで、善勝寺流の廷臣が絶家となったため薬師寺の被官になったなど、当方の知らない事例も多数紹介されており勉強にもなった。一項目がやや長いのが細切れ読書には難点か…。それにしてもこの暑さでかなりバテ気味で、父親の健康保険証は市役所がわざわざ転送不要で送付したため、今月中にわざわざ取りに行かなければならないという仕打ち。原稿催促もきたのだが、書くだけの気力が残されているだろうか。