wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2016-01-01から1年間の記事一覧

大阪歴史博物館「都市大坂の起源をさぐる」

昨日は研究会が重なっていたのだがパスして、「マドンナ」の誘いに乗って高校陸上部の同窓会(飲み会)に出席。一昨年にお目にかかれなかった最初の顧問の先生や何人からの先輩・後輩もいらしていて、それぞれの多様な人生に驚くとともに、昔の記憶を呼び戻…

秋田茂・桃木至朗『グローバルヒストリーと戦争』

本日は久しぶりに京都に出かけお勉強。抜刷のやり取りだけで初対面の方から、旧知の方までいろいろ交えて勉強させていただく機会になった。電車読書のほうは後期講義向けで発行日は本年4月15日。早くに見かけたものの6月末の学会で高校非常勤時代の教え子か…

小川さやか『「その日暮らし」の人類学』

本日も姫路。相変わらず早起きに緊張が解けないまま熟睡できず、通勤電車で仮眠、なれないデスクワークで午後は睡魔と戦いながらへろへろに、帰りの電車で爆睡して夜になってようやく元気になり元の木阿弥に…。そういう中で電車読書のほうは、当方とは全く正…

高谷知佳『「怪異」の政治社会学』

昨日は地域史244名・史料講読11名の定期試験、本日はようやく15回目の講義。日曜日の飲み会が尾を引いてぼぉっとしながらだったが、何とか表題書を読了。近年は専門書の購入意欲が衰えてしまったが、これぐらいはと思い書店で入手したものhttp://bookclub.ko…

姫路市史跡巡り

昨日も姫路だったが、研究室の公務として市教委の方のレクチャーを受けながらの史跡巡り。古代史に関するものが中心だったが、このところ気になっている揖保川下流域の景観変遷についての知見を得ることもでき有益だった。写真左は林田町上伊勢にある伴善男…

田島公『近衛家名宝からたどる宮廷文化史』

本日はルーティン姫路。相変わらず生活リズムは作れず、往復の新快速で泥のように眠り、勤務も午後は睡魔と戦いながらになり、その上に…。そんな中ようやく読了したのが表題書で、ストックが尽きてきたのでいくつかの論考に惹かれ衝動買いしたものhttp://kas…

池内了『科学者と戦争』

本日は15週目講義。ちょうど地域史が戦時体制のところまできたので、大学という「空気」がこの30年でいかに変わったかという話をしたが、カードを見る限り余り反応はなかったよう。電車読書のほうもA4サイズ本と併用していたこともあって飛び飛びになってし…

松沢裕作『自由民権運動』

今週はルーティンで水・金は姫路。車中爆睡のため上着を着込んでいるが、行き帰りの徒歩はかなりつらい。おまけに本日は予報に反して朝から雨で、コンビニで大きな傘を購入する羽目に。城内を通る近道も来週火曜から工事で封鎖されるようで、来週からは裏技に…

角岡伸彦『ふしぎな部落問題』

本日は上郡で近世文書のコピー製本めくり。相変わらず生活リズムが作れないまま個室で眠気と戦いながらも、何とか目録でチェックした文書群については粗見通しをつけることができた。次は翻刻・分析作業が待っているが、明日も姫路。JRだけで乗り継ぎ時間を…

榎原雅治『室町幕府と地方の社会』

日曜日は大歴大会(報告者をはじめ関係者の皆様方、お疲れ様でした)、月曜日は吹田を終えてから実家の様子見、火曜日は枚方と続き、表題書を読了。日本中世史関連の新書を購入するのも久しぶりだった。南北朝期から明応政変までを全5章立てでまとめたものht…

松本三和夫『科学社会学の理論』

本日は某シンポジウムの打ち合わせ。居並ぶ専門家の中にやっつけ仕事の身で末席を汚すことになったため、ついて行くだけで精一杯だったが、せっかく与えられた機会なので勉強させていただく。そんなこんなで木曜以外は出かけることになり、東京・吹田・枚方…

坂本ひろ子『中国近代の思想文化史』

この土日は東京で科研研究会。当方の報告は全く形になっておらず、締切を考えると頭が痛いが、いろいろな方々と専門的なお話ができてそれはよかった。皆様ありがとうございます。最後にサプライズがあったが、いち早く気づかれたようで安堵しました。そうい…

変な「洛中洛外図屏風」

本日は水曜日に案内した講演会。入りはよかったが、相変わらず笑いのない史料解説で(それでも土曜日に史料の横に画像を入れたpptファイル40枚を丸一日かけて作った)、90分と長かったこともあり、質問時間に半数近くの席が空いた(泣)。かなり我慢してい…

国保税

本日通知書を受領。昨年は一昨年より基準年収額がやや減少したため、2776円減。それでも今月から火曜非常勤講師給の0.9コマ分、月収総額の1/10以上を持って行かれることになる。ここ数年は健康診断もサボっているが、夏休みに時間を作ってそれぐらいは受診し…

倉地克直『江戸の災害史』

本日は西宮で仕事の打ち合わせ。普通の方には特に珍しくもないのだろうが、長年にわたる怠惰な身として七日連続で外仕事というのはかなり疲れる。そんな中で電車読書だけは少しばかり進み、表題書を読了http://www.chuko.co.jp/shinsho/2016/05/102376.html…

「中世西播磨の地域社会と赤松氏」

本日、ようやく印刷レジュメを提出(ただPPまでは辿り着けず、土曜日までに仕上げなければならない)。特に画期的に新しいことはないのだが、検索すればバレることなので、いちおう告知だけしておくhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/event/f…

公益財団法人史学会編『災害・環境から戦争を読む』

本日は京都で中世下京のツアー・ガイド。拙い話におつきあいいただいた方々に御礼申し上げます。そういうわけで久しぶりに電車読書の備忘。刊行されたときから気になっていたもので、少し金回りがよくなったこともあって、書店で見かけたいくつかの世界史本の…

福島紀子『赤米のたどった道』

水・金はルーティン姫路。特に水曜日は行きの上郡出張は信号故障で1時間半遅れ、午後に姫路で仕事をしてからの帰りは人身事故で20分遅れ、という散々な状況に。おかげで電車読書だけはすすむかと思ったら、久しぶりに衝動買いした専門がらみの表題書がとんで…

佐々木隆治『カール・マルクス』

先週も水・金は姫路ルーティンで、日曜日も京都に出かけたが、睡眠や別のものに当てていた時間もあり、電車読書の紹介は一週間ぶり。4月になって在庫が減ってきたこともあり、何となく衝動買いしてしまっていたものhttp://www.chikumashobo.co.jp/product/978…

岩波書店辞典編集部編『世界の名前』

だいぶ暑くなってきて、汗かきで空調に弱い当方にはつらい季節を迎えることになった。月曜日の非常勤先は教室で設定でき大教室はちょうどよいぐらいだったが、受講者カードには暑いという不満が多数寄せられていた。本日は集中管理の空調はまだ始まっておら…

奈良国立博物館「国宝信貴山縁起絵巻」

昨日のことになったが、使い残した3dayチケットを消化して表題の展覧会に出かけてきた。近鉄奈良駅に降り立つと、暑いほどの陽気で、小中高生・外国人観光客も多数見かけたが、最初に入った「なら仏像館」のほうは、さすがに未成年者はおらず、充分に立ち止…

天地書房が…

バタバタシテして、詳しいことはわからないが、本日数ヶ月ぶりに難波に寄ったところ、天地書房の所在地が焼き鳥屋になっていた。ここ数年は当方の事情から寄ることも少なくなり、それとは別に新刊書が並ばなくなっていったように見えたが、やはり衝撃的な出…

藤田孝典『貧困世代』

今週も月・火はルーティン大学。ただ月曜日の大人数講義が長引いてカード配布ができなかったため、逆にチェックする手間が省けることになった。電車読書のほうは3月の衝動買い本。ネットでも流布しているものだが、商売柄もあって購入してみたものhttp://boo…

小泉龍人『都市の起源』

以前に記したように、姫路勤務に祝日は存在せず、水曜振り替えで木曜日が佐用郡などの赤松氏史跡調査、本日は館でのDB作成業務に当てる。ただ史跡の写真は不可解な消え方をしてしまい(ウィルスチェックでは問題なかった)、貴重な民俗行事も含めてここでは…

兵庫県立考古博物館「築城ー職人たちの輝きー」

本日は朝目覚めてからふと思い立ち、表題の展示に出かけるhttp://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf00000063in.html。招待券をいただいており、もともと行くつもりではなったのだが、昨日で郵送作業が終了し(46通で7860円、やはりメール便の廃止は痛い…

「鳥羽殿」

仁木宏・山田邦和編『歴史家の案内する京都』(文理閣、2016年5月20日奥付)、62~69頁所収。手元に残るファイルは2008年6月5日となっており、これまた提出から刊行までかなりの時間を費やしたが、書名に明らかなように研究ではなく市民向けの現地案内。「太…

山本紀夫『トウガラシの世界史』

本日も金曜ルーティン5:30起床。学校とは異なり長期休暇という概念がないのはわかっていたが、祝祭日も存在しないらしく通常の業務。さらに問題はJRの休日ダイヤには朝の新快速が存在せず、大阪駅6:46発で姫路8:23着、しかも通常の12両編成が、本日は何と6両…

宍粟市たたら製鉄遺跡群

本日はルーティンの5:30起床だったが、通常の姫路ではなく、出張扱いで7:00発の高速バスに乗り宍粟市へ。地元の教育委員会のご案内で、専門研究員の方々とともに、たたら製鉄遺跡群の実地調査を行う。表面観察できるのは近世のものだけだったが、小河川の合…

上田信『貨幣の条件』

講義は三週目に突入。5コマとはいえ、月曜3・4、火曜2・3・4としゃべり続けのため、私語を叱ることがなくてものどが少し枯れてきた。ただし火曜は全体で受講者160名程度のため、カード・チェックを90分程度で終えることができるのがありがたい。電車読書のほうは…

宮尾與男訳注『きのふはけふの物語』

本日は某自治体史の平安期担当に加わった関係で午前中から某研究会に参加し、銅鐸・古墳のお勉強。専門的な議論には全くついていけなかったが、最先端の研究を知ることができ、耳学問になるとともに講義の準備としても大いに役立った。17:00から21:00までは…