wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

「中世西播磨の地域社会と赤松氏」

本日、ようやく印刷レジュメを提出(ただPPまでは辿り着けず、土曜日までに仕上げなければならない)。特に画期的に新しいことはないのだが、検索すればバレることなので、いちおう告知だけしておくhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/event/forum.html。博物館では特別展も開催されているので、お暇な方はお越し下さい。昨年からの作業で矢野荘の算用状を整理しており、そこで守護役が課されている場所について、城郭・国衙坂本・守護代所・山陽道・美作道・揖保川千種川・瀬戸内海水運などに整理してみると、割ときれいに西播磨の社会が浮かび上がってくるような感覚は持つようになったので、それを整理して報告する。日曜日に別の報告をして地方紙に名前が載ったこともあり、赤松氏についての話を期待されているかもしれないが、そういう方には期待外れになるかと思われる。前もってお詫び申し上げます。本年度から博物館に出入りするようになって驚いたことの一つに売り立て目録がある。本日も鎌倉の日吉社上分米に関わるものや、戦国の近江今津の馬借についての関連文書をみかけた。とりあえずコピーだけはとっているのだが、バタバタしていて翻刻すらできていない。東大史料などで一年に流通したものを整理してくれればありがたいのだが、著作権などの関係でいろいろ難しいのだろう。たまに目録に掲載された文書を引用している論文をみるが、せっかく接することができるようになったので、せめて知識として頭の片隅においておきたいところ。