wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2014-01-01から1年間の記事一覧

島尾新編『東アジアのなかの五山文化』

先週土曜日が研究会+飲み会、日曜日が組合委員会で、夜に何とか今週分のスライドの整理だけ済ませ、本日もミニッツ・ペーパーのチェックだけでこの時間に。とりあえず昨日読了した電車読書の備忘のみを残しておくhttp://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-025144-0.…

廣瀬憲雄『古代日本外交史』

月曜1コマは250人超え、火曜3コマも総計200人超え、水曜1コマ29人。昨年同コマよりも月曜1.3倍・火・水は2倍となり、事前に人数が分からない火水はプリントの増し刷りに走らなければならなかった。昨年のアンケートもたいして評判はよくなかったはずなのだが…

春休み総括

このところの締切仕事しかできない病が全く解消されないまま明日から講義に突入。わざわざ東京まで史料の確認に出かけた書きさしの論文には全く手を付けることができず、何とか3月末締切の30枚原稿を提出しただけ。後はSTAP細胞騒ぎをだらだらと追いかけると…

チスル

昨日は締め切り原稿の書誌情報を得るための市立図書館行き・増税前の書籍購入という所用があり、月曜男性1000円ということもあって、済州島4.3事件を題材にした表題作を鑑賞したhttp://www.u-picc.com/Jiseul/。上映20分ほど前に到着したのだがすでに87番目…

大阪市長選挙

来年度予算案を議会で審議中に前市長が逃亡するという前代未聞の経緯で行われることになった大阪市長選の投票が行われた(予算案は与党以外の修正で可決)。告示当初は前市長の宣伝カーが毎日通りビラもポスティングされるなど結構な動きがあったが、先週は…

根本敬『物語ビルマの歴史』

本日午後は組合総会(引き続き執行委員に選出)。夜は来年度でなくなる可能性が大きい非常勤先の打ち合わせ会に久しぶりに出席。予想より出席者は少なかったが、美術史研究について初めて知ることが多く勉強になった。そういうわけで九州・東京へも連れて行っ…

「戦国期に奈良から尼崎を旅した僧侶たちの記録」翻刻訂正

本日は昨年刊行された表題の拙稿にからめた講演会。相変わらずのマニアックで拙い話しを熱心にお聞きいただいてありがとうございました。今回改めてレジュメを作る過程で、拙稿の誤り、その時に気づかなかった発見など、いろいろ訂正すべきことが生じてしま…

0泊3日東京史料閲覧記

数年前にほぼ書き上げた論文があるのだが、論集を出すかもしれないという話しと史料の再確認の必要があったためほったらかしにしていた。前者の話は立ち消えになり昨春に手直しをしたのだが、一点引っかかることがあり写真で確認する必要が生じた。原蔵者は…

一ノ瀬俊也『日本軍と日本兵-米軍報告書は語る』

本日3回目の更新になるが、これから夜行バスで東京へ行くのでその前に2/28夜行バス消灯前に読了した表題書の備忘を残しておくhttp://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2882434。日本軍の白兵突撃・玉砕・非合理的な精神主義といったイメー…

肥前旅行記その4(結)

引き続き3/4:8:25佐賀駅発、8:30伊賀屋駅着。徒歩で国史跡姉川城へ向かう。姉川城は南北朝期から戦国末まで文献史料で断片的に確認でき、土豪姉川氏が城主とされる。その実態がはっきりしているわけではないのだが、クリークを利用した城館遺跡ということで…

肥前旅行記その3

引き続き3/3:7:00起床・朝食。8:00貸し切りタクシーで波戸岬へ。もともと気温 は10℃に満たず体感では瞬間風速20mを越える強風が吹き荒れていたため非常に寒かった。しかしそれが幸いしてか、もやに包まれていた前日と異なり眺望は絶景。写真右手は松島で、…

肥前旅行記その2

前日の続き3/2:朝食は8:00だったが、7:00の町内放送のあと、ホトドキスが鳴き続け風の音も強かったので外に出ると、対馬小太郎の墓1.5㎞という表示があったため散策する。宿は島の中心部の高台のようだが、すぐ田園風景が広がる。ただし散居村で墓も畑地と…

肥前旅行記その1

出身大学院で企画されていたツアーに混ぜてもらってきた。2/28:21:30夜行バスで大阪肥後橋発・神戸乗車・博多下車の隣席客が大柄で寝相も悪く圧迫されるも何とか睡眠はとれた。3/1:8:20佐世保駅着・小雨が続く、朝市で朝定食(500円)で腹ごしらえをしてから…

確定申告

本日書類提出。そのまま受理されれば7万円ちょっとの還付金がある(住民税で消えてしまうが)。昨年度は一昨年度と比べて2.5コマ減ったため、給与は629795円減。ところが所得換算すると442400円しか減っていないことにされてしまう。後者が住民税・国保の基…

ヨアヒム・ラートカウ『自然と権力』・『木材と文明』

原稿のあてなく春休みに突入してしまったので(先週半ばに曖昧になっていた原稿依頼が来たが)、昨秋に書店で後者を衝動買いした後にhttp://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1469-9.html、著者が環境史・反原発でも著名なドイツ人歴史学者…

松沢裕作『町村合併から生まれた日本近代』

金曜日にようやく採点を終え(このところ長文論述問題にかわる試験を試行錯誤している某講義はやや甘すぎたか)、三月末締切の追加業務は残っているものの、春休みに突入し昨日は安心して某集会・デモ・交流会に参加http://nandenan0227.blogspot.jp/。詳細…

吉田元『日本の食と酒』

昨晩はこの辺りでも雪が降り積もりどうなることかと思ったが、朝起きたら雨に変わっており、電車も無事動いていたため、予定通りお座敷に出かける。相変わらずギャグもない難解で拙いしゃべりにおつきあいくださり、どうもありがとうございました。唯一の救…

「ある精肉店のはなし」

本日は午後15:20から4種類目の後半(前半と問題は変えてある)の試験(実受験者18名)。火曜日の試験の採点が進んでいないのだが、某同業者からの突然のメールでご教示頂いた表題作をみるタイミングを得たので十三に向かう。電車賃150円をけちるため地下鉄中…

「鉄くず拾いの物語」

本日午前は4種類目の試験の前半で受験者14名(最後の1名は30分きっかり経ってからあらわれた)。昨年から二コマ授業の試験日が分離されてしまったためだが、バスの到着時刻がちょうど間に合ったため梅田ガーデンシネマで表題の映画を鑑賞する。まず驚いたの…

岡﨑勝世『科学VSキリスト教』

先週は月曜の試験以来引きこもりで、採点と今週末の講演の準備に充てる。後者は当初思いもよらなかった方向に話しが転がったが、どう見ても一般向けと言うより研究報告で、何とかスライドでごまかすしかないだろう。本日は3種類目の試験で、342枚の答案を持…

趙景達『植民地朝鮮と日本』

本日は今期二つ目の試験、201名分の答案と留学生のレポートが待っている。この間の電車読書は専門系の借り物が続いたので(本日返す予定の本をカバンに入れたまま失念してしまった。来年度第一回授業日が返却期日になっているが、さすがにそこまで持っている…

枚方宿

本日は研究会が重なっていたのだが、それ以前に「中世の淀川交通」というお座敷のオファーを受けていたため、迷う必要がなかった。当地は以前に啓光学園に非常勤で通っていたとき以来だが、せっかくなので早めに出て近世枚方宿の南橋から北端まで歩いてみた…

大山崎円明寺

本日午前は京都で試験(結局聴講生二人を除くと七人になった)、その後は総合資料館で大阪では見られない仁和寺関係の科研報告書などの史料めくりをした後、昨年末できた西山天王山駅で下車して表題の地をはじめて訪れる。昨夏に来月のお座敷の依頼があり気…

野村剛史『話し言葉の日本史』

昨年末に書店で立ち読みをした某書に引用されていたことで気になって購入し(某書そのものは見送ってしまった、ブログタイトルの肩書きを変えるべきか)、先週木曜日に読了したものhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b75801.html。読みながら前日のブログ記…

菅原琢氏のTwitter

昨日のレスが多かったため久しぶりに自分の名前で検索してみると、トップページにかつて小熊英二編著『平成史』に関して「そのなかで東大准教授が執筆した政治だけはどうしようもなくひどく、小選挙区制の現状分析すらできていない(選挙区が議員の所有物に…

溝口紀子『性と柔』

正月休みはあっという間に終わり、本日から講義再開。大学入学祝いにもらった懐中時計が止まっているのに気づき、携帯を出していると講義中に広告メールが届き焦る。サイレントマナーモードにしているため音は鳴らないが、調子が狂い講義の時間配分を失敗。…

隅田荘

正月恒例となった腹減らしのウォーキングを兼ねた実家周辺の史跡巡り。本年二日は少し足を伸ばし、南海橋本から和歌山線に乗り換えて下兵庫駅から隅田荘(すだ、ただし現地には「すみだ子供園」があり驚いた)故地をめぐる。修士1年の時にカマラードの会の合…

新年のご挨拶

2013年も皆様の御厚誼により何とか乗り切ることができました。深く感謝申し上げます。研究面は相変わらず停滞気味ですが、2月に夜久野町史、5月に和泉市史と、相次いで関わった自治体史が刊行されました。このところ進行している平和と民主主義、学問と教育…