wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2014-01-01から1年間の記事一覧

大谷正『日清戦争』

昨日でようやく前期の講義が全て終了。本日は月曜日分の採点のはずなのだが、警察沙汰が続いたこともあってめっきり空き室だらけになった賃貸マンションの一室で、無気力に過ごしてしまった。何とか気を取り直して、月曜日15回目を念頭に置きながら衝動買い…

STAP細胞問題の現段階

本日は204名の試験。採点があるが明日別の講義も控えているため先延ばしにして時間つぶし。自己逃避もあって3月から継続的に表題について追いかけてきたため、昨日NHK特集を視聴した。これについて当事者の弁護士による意味不明の反論の一方で、特集を高く評…

赤坂真理『愛と暴力の戦後とその後』

本日は京都で試験。最初の途中退席者が14問から3問選択の試験で、1問だけしか答えていないのはあ然としたが、それ以外はそれなりに書けているような気がする(まだ読んでいないのだが)。午後は河原町丸太町で目録取り。結局7回通ってある程度みることができ…

早くも夏バテ・夏風邪

先週水曜日に朝から暑かったため上着なしで出かけて電車で爆睡したのが悪かったようで、体調を崩してしまう。暑いと書いたのが悪かったか今年は阪急の冷房温度も下げているようだ(昼間は電灯も付けないが)。三連休は年収410万円公募書類をつくるのが精一杯…

ジェラルド・グローマー『瞽女うた』

本日は手帳には研究会の予定が書いてあったのだが、中止になったのか案内が届かなかったため、組合の委員会に出かける。先週は火・水とスーツを着込んで電車で爆睡したこともあり、ようやく読了したのが本書https://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/。近世に最…

天野忠幸『三好長慶』

昨日の流れからすると室町のお勉強というところなのだが、同じ京都でクローズドの研究会があり聚楽第について学ぶ。報告は一人学際研究者らしい興味深いものだったが、4月に初稿を出した原稿は年内刊行が目標ということらしい・・・。電車読書のほうは、老眼…

室町バブル・・・

本日午前は組合の発送作業。一度自宅に戻ってからクリーニング店に寄ると、ズボンの破れを指摘される。何か違和感があるまま放置していたが、恥ずかしい格好で動いていたらしい。一応修理を頼んだがもうヨレヨレ。ここ一、二年のうちにワイシャツ・背広の劣…

「寺社から見た平安時代の大阪」

平成21~25年度(独)日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(A)『大阪上町台地の総合的研究ー東アジア史における年の誕生・成長・再生の一類型ー』(公益財団法人大阪市博物館協会 大阪文化財研究所 大阪歴史博物館、2014年3月)pp247-252。本日受領。当…

小林芳規『角筆のひらく文化史』

昨日は朝から地下鉄のわざと遅らせ・講義資料の入れ忘れ・帰り際の夕立直撃と散々だったが、本日午前は当てても答えない学生ぐらいで一応講義を終え、午後は河原町丸太町で目録取り。証明してほしいというから証明してやるという、へんな花押?の稚拙な文書…

「河音史学の方法についてー畿内社会への視点から出発してー」

『歴史科学』(大阪歴史科学協議会)216号(2014年6月)19~26頁、本日手元に到着。もともと依頼により大阪歴史科学協議会2011年12月例会で報告し、2012年8月に原稿提出。本文にも記したように当方は河音の教えを受けており報告者としては適任とは思えず乗り…

今年度限り・・・

本日午前中は京都で講義。昨年と比べてやる気のない受講者が目立つが、何とか史料を読ませながらの進行を続ける。昼休みに図書館で東大寺文書の最新刊(長洲荘関連など、興味深い文書が多数収録されありがたい)・講義準備のための日露戦争本(いろいろある…

またまたあがった国保税

6月に入り住民税・国保税の請求が相次いで届く。昨年は一昨年より所得が所得金額が約40万円少ないため、国保税も5万円強減額されたのが唯一の幸い。ただしその前年の所得金額は昨年より6万円以上多かったが、国保税を比べると逆に3500円ほど少なかった。現市…

渡邊晶『大工道具の文明史』

本日は京都で非常勤の曜日だが、図書館で別の科目ので昨年できなかった15回目のための調べ物。近代の立ち上げで完結しているためその後をどう転がすかが悩みどころ。とりあえず長い19世紀の締めくくりとして日露戦争関係本と新刊史料を借りてきた。電車読書…

宮本常一『日本人のくらしと文化』

週末は公募書類書きに費やしたが終わらず。大学によって微妙に違って流用できず、その上に共著者の名前という指示がありいちいち本を引きずり出さなければならなかった。万一当たってももはや「学問の府」ととしての環境は失われてしまうようだがhttp://www.…

某機関での作業報告

本日は京都。電車読書は借り物のため省略し、午後の作業の顛末についてのみ備忘を残しておく。某科研代表者氏に存在を紹介したと言うこともあって、久しぶりに河原町丸太町で写真を確認する。別置されている中世文書は232点(それ以外にもあったような気がす…

川口琢司『ティムール帝国』

今週は大変暑かった。アレルギー性鼻炎も相変わらずで、そのうえ先週土日の東京疲れが出たのか、電車読書も進まずようやく東京へも連れて行った本書を読了。後期の講義のこともあって(一言触れるだけだが)、全くイメージのないテーマだったため衝動買いし…

東京での諸活動

土曜日は7:10新大阪発の新幹線で東京へ。10:00前に出光美術館に到着し15人ぐらい並んで展覧会「日本絵画の魅惑」を観覧。事前の予想よりは空いていたため福富草紙・北野天神縁起絵巻などを熟覧することができた。ついで国会図書館でいくつかをみて確認。午後…

静永健『海がはぐくむ日本文化』

今週末は某研究会に呼ばれ六時前起きで東京へ。皆様よろしくお願いします。その上に一昨年夏に出した原稿の校正を来週半ばまでに返せという無理な要求を突きつけられ、当て物書類まであって慌ただしいので簡潔に。財政難・通勤上の理由から本屋に行く回数も…

今野真二『日本語の近代』

本日表題書を読了。先日紹介した著者のもので、月曜日の講義構想とも関わるもの。前近代に進んだ和漢の語句の結びつきに近代になって洋が加わったが、小学校国定教科書から漢字制限がすすむことで和洋となり、戦後の当用漢字・常用漢字では音訓に制限が加え…

高雄

京都へ非常勤で通い出してから写真帳めくりを続けていたのだが、アポなしで閲覧可能な公的機関についてはあらかた見たため、一昨年はわりと観光に充てていた。昨年度からは収入減のためそれも自粛していたのだが、本年度はもはや開き直りの境地で、観光サイ…

中西裕樹編『高山右近』

本日は三週間ぶりに火曜3コマ。朝から地下鉄はわざと遅らせ、ノドはボロボロ・カードもボロボロでかなり疲れる。電車読書のほうは思いがけずに手に入れた表題書(諸氏に御礼)をだいたい読了http://www.miyaobi.com/publishing/products/detail.php?product_…

河添房江『唐物の文化史』

本日は月曜日「外来文化と日本の歴史」の振り替え授業で、いわゆる「国風文化」の東アジア性。仕事のある非常勤講師は当然休講にせざるを得ないため講師控室はガラガラ、出席者は3限ということもあって前回とそう変わらず。電車読書のほうは本日の講義に関…

京都国立博物館「南山城の古寺巡礼」

今朝の地下鉄はGW明けのためかいつもより空いていたが久しぶりにわざと遅らせに引っかかる。それで恩恵を蒙る割合の大きい一区は4月から引き下げ、冷遇に甘んぜざるを得ない当方などは値上げで、相変わらずどうしようもない市長。その上に花粉症が治まらず…

高木徳郎『熊野古道を歩く』

本日四回目の授業で、ようやく一回目から要求していたスクリーン前の蛍光灯が外されていた。外は暑かったが、空調らしき音もしており快適に講義を進めることができた。電車読書のほうは思いかけず拙著を引用して頂いているもので、先に紹介した河内氏のもの…

GW京都観光記

本日は2限の講義後に市バス一日乗車券を利用して京都観光にあてる。まず河内氏著書で教えて頂いた北野社・東向観音寺内の五輪塔へ。寺の存在は知っていたのだが境内に入ったことはなく、巨大五輪塔は初めて実見した。石清水大乗院のものとはかなり形態が異…

今野真二『かなづかいの歴史』

本日の講義は「外交の途絶と神国意識」。直前の段取りが悪く、画像ファイルとWordファイルの転換のタイミングを間違えてしまい、混乱させてしまった。大人数教室でホワイトボードしかも前まで暗くしないと画像が見えないという条件は大変やりにくい。多くの…

河内将芳『戦国時代の京都を歩く』

本日で講義は三週目が終了したが、一週目に要求したスクリーンの前にある黒板灯を外してほしいとの要求はまだ実現せず(先週は部屋間違い・今週は場所間違い)。ありえない教室設計にどうしようもない事務方で、未練なくクビを納得させられるようにわざとし…

大阪市立美術館「山の神仏ー吉野・熊野・高野」

本日午前中は京都で講義。受講者は毎回減少しているが、欠席者が登録していると少しやっかい。その後は図書館で少し調べ物をしただけで大阪に戻り、某所で手に入れたタダ券で表題の展覧会を観覧するhttp://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/deities-of-the-mo…

佐藤彰一『禁欲のヨーロッパ』

今週で講義は3回目。7コマとも昨年度より受講者が多く、スライドの整理を含む授業準備とカード整理で時間が過ぎてゆく。ボオッと過ごしてしまった春休みより充実しているといえばそうなのだが、やや疲れもたまってきた。電車読書も在庫整理が進み本日読了し…

中川委紀子『根来寺を解く』

本日は京都で講義。受講者に史料を読ませたところ、最低限の基礎は身についているようで、体育会系が目につくのは気になるが、何とか進められそうだ。講義が始まると電車読書も進み、日本仏教美術史専攻で根来寺文化財研究所主任研究員である著者による通史h…