STAP細胞問題の現段階

本日は204名の試験。採点があるが明日別の講義も控えているため先延ばしにして時間つぶし。自己逃避もあって3月から継続的に表題について追いかけてきたため、昨日NHK特集を視聴した。これについて当事者の弁護士による意味不明の反論の一方で、特集を高く評価する意見もあるようだがhttps://twitter.com/kumikokatase/status/493381532350832640私見では何れも誤り。理由は放送にあわせてこの記事が掲載されたことによるhttp://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140727/wec14072712000001-n3.htm。産経新聞社は当初から一貫して細胞擁護の論陣を張ってきたが、一転してここでは小保方・笹井斬りを主張している。これは特集内容に合致しており、なかでも両者が交わした不適切なメールがそのまま暴露されたのは、サーバー管理者がリークしたとした思えない。恐らく政府・理研上層部の間で笹井氏に全てを押し付けるという合意ができ、そのシナリオに則って製作されたのが昨日の番組だろう。「まじめな科学者」は出しに使われただけ。今後の焦点は「処刑」宣告を受けた笹井氏の対応。関係者は全てを抱えたまま口を閉ざしてくれることを望んでいるのだろうが、何とか生きぬいて洗いざらいしゃべってほしいもの。