火曜日は今週まで遠隔授業。ただ対面になっても遠隔申請者に対応しなければならず、いろいろややこしそう。明日も一限しばりで遠隔継続、姫路も半分をめどに在宅勤務ということもあって、読みさしの表題書を片付けておく。観応の擾乱から明応の政変までの12章で構成され、それぞれ事件をタイトルにしながら、15世紀までの京都・関東の政治史が通覧できるようになっている。東国史は全く疎く、京都についてもちゃんと理解しているわけではないため、いろいろ勉強させてもらった。そもそもこういうことにほとんど興味関心はなく、教養系講義では極力人名を出さないようにしており、複雑な人間関係を理解するのは一苦労。とはいえ食い扶持を求めたあげく赤松氏を対象にしてしまったので、避けて通るわけにもいかない。本書を見て避けてきた軍記も扱わなければならないことを痛感した次第。それにしても嘉吉後の赤松旧臣をどう理解すればよいのだろうか。