本日は公務出張、電車は観光客で混み合い、顎マスクもちらほらでコロナ禍の緊迫性は感じられず、第5波はどうなるのだろうか。こちらは某打ち合わせ以外は、自転車で爆走だが、例によって内容は省略。ただフェアで衝動買いしていた表題書が片付いたのでそちらの備忘を。17人が主に『中世法制史料集』(村落関係を除く)をもとに、諸権力・諸領域の法について概観したもの。なかに趣旨と異なるのではという論考もあったが、研究がある程度成熟し、主編者の佐藤進一氏が亡くなり今後増補される可能性は著しく低いという点でもちょうどよいタイミングか。なお編者が少なくとも大学院から法学端というのと(日本中世史はどこで?)、銭静怡氏が中国の大学に所属されている(日本生まれではなく留学生?)ということは初めて知った。後者は尊敬しかないが菅浦文書を開かずの箱とするのはすでに克服された議論だろう。