wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2015-01-01から1年間の記事一覧

龍谷ミュージアム「聖護院門跡の名宝」・西念寺・京都市歴史資料館「賀茂別雷神社の古文書」

三月に勘違いで阪急の時差回数券を買ってしまっていたこともあって(370円区間がまだ4回も残っている)、京都観光に出かける。まず阪急大宮から徒歩で龍谷ミュージアムへhttp://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html。HPで出品目録を確認していた鎌倉期…

大阪歴史博物館「大坂ー考古学が語る近世都市ー」

昨日の講義終了後に研究会まで時間があったため観覧(当館は金曜日20:00閉館)http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2015/osakaten.html。第一章大坂城前夜ー中世の大阪ー、第二章豊臣秀吉の大坂建設、第三章大坂の陣と徳川の大坂、第四章大坂の富ーなにわ…

平岡昭利『アホウドリを追った日本人ー一攫千金の夢と南洋進出』

本日は中世河内八ヶ所の故地に立つ試験場で運転免許証の更新。全くのペーパー・ドライバーで、今後も乗る可能性は余りないのだが、どこかで原付を借りるぐらいは考えられるので、とりあえず出かける。移動時間・講習の待ち時間・さらに帰宅してからもう一度…

仁木宏・福島克彦編『近畿の名城を歩く 大阪・兵庫・和歌山編』

本日は講義三コマ(古墳研究の紹介)の後に、病院の様子見。いろいろ順調にいかないようで、さまざまな局面で限界点に近づいていることを思い知る。それはさておき電車読書の備忘。昨今のブームを受けた企画らしく、人口が多く購買層が望める近畿・関東それ…

講義3週目の前に

遅ればせながら、前回エントリーのその後について。金曜3限は登録者がいたので、給与は支給されるはず。とりあえず前期はシラバスにも記したので、2回生とマンツーマンで『政基公旅引付』を読んでいるが、どうなることやら。数年前に同じ授業を担当したと…

金時鐘『朝鮮と日本に生きるー済州島から猪飼野へ』

講義は第二週目に突入。本日は全体でみると先週よりやや受講者は減ったようだが、聴覚障害者への配慮が要請されている以外には特に大きな問題はなさそう。問題は金曜3限で先週は仮名簿2名・出席1名だったが、万一不開講になったら大打撃となる。いろいろ問…

戸川点『平安時代の死刑』

本年度は水・木が「研究日」(無給)なのだが、昨日病院から電話があり、再検査で腫瘍が見つかったので手術内容を変更するとのことで、再びサインをするため出かけることに。仕事が少ないことの唯一のメリットとは言え、これからもいろいろ振り回されそうな…

今野真二『戦国の日本語』

本日から今年度の講義開始。前期は三日6コマで専任教員並み(収入はボーナス抜きでも教授先生の1/3ぐらいヵ・)。大学門前でたまたま同業者と出会い、新年度の人事情報を交換するという悲しい儀式を済ませる。講義プリントは200近くはけたようだが、最後…

富田林寺内町ほか

本日は母親の手術承諾書サインのため病院および実家へ。昼に病院で説明を受けてから、夕食まで時間があったため東高野街道を1時間半ほど歩いて富田林寺内町へ。2011年正月に訪れ当ブログでも触れているが、公開施設は休館で写真も紹介していないので備忘を…

京都文化博物館「京を描く」後期・「聖護院門跡の名宝」

昨日午後の研究会前に表題の展示を観覧http://www.bunpaku.or.jp/index.html。日曜日だったが、開館10:00に会場入りしたこともあって、かぶりつきで観ることができた。別の観覧記録で触れたような気もするが、「六道珍皇寺参詣曼荼羅図」には多数の文字注記…

水本邦彦『村ー百姓たちの近世』

本日は組合総会。飲み会もあったのだが、相変わらず花粉症が酷くバスして帰宅。そういうわけで読みさしになっていた表題書を読了http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1502/sin_k810.html。岩波新書の日本近世シリーズの一冊だが(中世史も来年ぐ…

京都文化博物館「京を描く」

先日あったクローズドの研究会で招待券をいただき、別の方から前期・後期一度ずつは観るべきだといわれため(実はチケット屋で一枚は購入済だった)、今週で終わる前期展示に出かけてきた。事前に聞いていたガラガラというほどではなく一ヶ所で全く動かない…

美川圭『後白河天皇』

昨日読了した電車読書の備忘。院政の制度史研究を切り開いてこられた著者による評伝(タイトルにやや違和感があるが、ミネルヴァ日本評伝選として他に後鳥羽天皇・光厳天皇などもラインナップにある)http://www.minervashobo.co.jp/book/b190338.html。全6…

倉地克直先生ご退職祝賀会

本日は岡山大学で行われた最終講義「『災害記録』雑感」を聴講した後に、岡山市内某所で実施された表題の会・および二次会に参加して帰阪。久しぶりにお目にかかる方々と歓談。とりわけ岡山・京都で何度となく飲み明かした親友と十数年ぶりに再会できたこと…

修士奨学金完済

本日ポストに投函されていることに気づく。銀行の明細を確認したところ、1月の22850円が、2月は12750円になっていた。15年続いた修士奨学金返済がようやく終わったようだ。博士課程分があと5年続くが、少しは負担が軽くなった。ひさしぶりの朗報。

堺市博物館「ふしぎの国へようこそ」

本日は表題施設の地下ホールで行われた研究会に出かける。「入船納帳」の誤った理解に基づく歴史像にいらつくが、当方の論文が出る気配がないのでどうしようもないところ。まあ某学芸員氏と久しぶりに話ができ、某氏から私家版書をいただいたので、行った価…

2014年確定申告

確定申告書類一式を近所の相談会に提出してきた(郵送経費を節約するため)。例年通り認められれば、70000円強の所得税が還付され、それがほぼそのまま6月に住民税としてもっていかれることになる。収入は一昨年4月からのコマ減により2コマ×3ヶ月分が減っ…

歴史学研究会・日本史研究会『「慰安婦」問題を/から考える』

昨日・本日は京都で中世文書の原本調査に混ぜてもらう。やはり原本のもつ情報量には圧倒されるばかり。皆々様方に厚く御礼申し上げます。久しぶりのホテルは余り熟睡できず、帰路の車内はすっかり爆睡にしてしまったが、逆に往路は逆に気持ちが高ぶって眠れ…

ようやく春休み・・・

本日は2.11集会。一年ぶりに出会う方もちらほら。あの「照葉樹林文化圏」でホットだった雲南がビルマ・ルートで日本軍の殲滅戦が行われた地だったことを初めて知る。調査に入った人類学者らは気づいていたのだろうか・・・。南進論と新京都学派の系譜関…

横山智『納豆の起源』

本日は今期最後の試験・受験者6名。週1日とはいえ18年通った非常勤先ともお別れ。感慨深くもあったが、帰り際にロッカーとレターケースの処分の確認がありそそくさと帰路に。電車読書のほうは一時はこれで廃業かとも思ったが、何とかあと一年はめどが立った…

あべのハルカス美術館「高野山の名宝」

本日午前中は金曜3限の振替定期試験。すでに旧カリキュラムのみになっていたため登録14名・受験者は9名のみで採点は楽。その一方で昨日ようやく採点を終えたはずの300名越えのほうは偏差が開きすぎたため、もう一度やり直さないといけない羽目に。完全なミ…

平田昌弘『人とミルクの一万年』

本日は定期試験受験者141名。質問で大きなミスに気づいたが早めに訂正できてよかった。そういうわけで昨年末に衝動買いした電車読書の備忘www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/1411/500790.html 。シリアにある国際乾燥地農業研究センターに準研究員(青年海外…

山陰加春夫『中世の高野山を歩く』

本日読了の電車読書の備忘。吉川弘文館歴史の旅シリーズの一冊。中世高野山史研究の第一人者らしく、宗教権門としての高野山の歴史的歩みを縦糸にし、現在の写真と戦前の絵はがきで寺院などを紹介するというスタイル。文章も平易で高野山の歴史を知る上では…

京都最後の日

2大学で計5年続いた京都での非常勤も今日の試験で最後。ずっと2限にしてもらっていたので、午後は史料閲覧・博物館や文化財特別公開の見学に充てることができたが、来年度以降はそうお気楽に出かけることが叶わなくなった。最後は非常勤先の近場で恥ずか…

斎藤修『環境の経済史』

先週のぐだぐだで連日になったが電車読書の備忘。ここ数年は山林資源流通史とそれに伴う環境変化について専ら関心を持つようになった(といっても4年前に提出した論文がいまだ出る気配はないが・・・)。そういうわけで比較経済史で有名な著者が表題の著書…

福永文夫『日本占領史』

先週後半はやっておかなければならない仕事があったにも関わらず、すっかり惚けてしまった。微々たるものだがこの備忘もその一つ。講義で戦後史を扱っていることもあり、順番を前後して読了したものhttp://www.chuko.co.jp/shinsho/2014/12/102296.html。副…

京都国立博物館・名品ギャラリー

京都での非常勤も残すところあと2回とりな、本日は図書館で禅宗関係の書物を少しめくってから、バスで京都国立博物館に向かう。新装開館になってから名品ギャラリーは13室がほぼ一ヶ月単位で更新されていくようで、いくつかの展示に魅力を感じたためhttp:…

山下祐介『地方消滅の罠』

連日になるが、年末年始の電車読書の備忘http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068125/。昨年5月に発表された「2040年までに全国の市町村の半数が消滅する可能性がある」から「人口ダム」を設けて「選択と集中」を図るべきだという、いわゆる「増田…

九度山史跡巡り

恒例の腹ごなしのための新春史跡巡り。2日は粉雪が舞っていたため近場に止めたところ、たまたま開館していた市立図書館に行き着き、金剛寺関係などの調べ物。3日は電車で九度山駅へ(降りるのは中学校以来か?)。まずは真田庵へ。真田昌幸・幸村の隠棲地とし…

新春のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。 昨年は気分も乗らず、なかなか更新できませんでしたが、いつも閲覧いただきありがとうございます。状況はますます厳しくなりますが、本年も細々とは続けていきますので、ご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。 末筆…