wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

倉地克直先生ご退職祝賀会

本日は岡山大学で行われた最終講義「『災害記録』雑感」を聴講した後に、岡山市内某所で実施された表題の会・および二次会に参加して帰阪。久しぶりにお目にかかる方々と歓談。とりわけ岡山・京都で何度となく飲み明かした親友と十数年ぶりに再会できたことは何よりものできごと。倉地先生は1980年3月に岡山大学法文学部講師として着任し、4月から発足した岡山大学文学部日本史研究室を今日まで主導してこられた。当方が入学した1984年4月にちょうど助教授になられたばかりだったようで、吉田晶・ひろたまさき両教授のもとで若々しい姿であったが、ついに定年とは時の流れを感じざるを得ない。当方は先生の研究室で行われていた岩波講座と藩法集の読書会は一年生はじめの数回で挫折し、講義(たしか不受布施派に関するものだったような記憶がある)も一限に起きられずに途中から出席せず、レポートだけ提出して単位だけいただいたという体たらくだった。それでも一回生入学式直後の最初のガイダンスにはじまり、日本史を学ぶ意味を根本から考えさせられた日本史入門、古文書合宿、卒論にいたるまでさまざまな局面で御指導頂いた。本日発せられた言葉をうかがっていても、やはり4年間に日本史研究室総体から学んだことが、自分にとって非常に大きな意味を持っていたことを改めて感じた日となった。ありがとうございました。