wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

京都最後の日

2大学で計5年続いた京都での非常勤も今日の試験で最後。ずっと2限にしてもらっていたので、午後は史料閲覧・博物館や文化財特別公開の見学に充てることができたが、来年度以降はそうお気楽に出かけることが叶わなくなった。最後は非常勤先の近場で恥ずかしながら一度も訪れたことのない名所をめぐることにした。頭に入れた地図を勘違いしていたため遠回りしてしまったがまず最初は法金剛院。平安京西京極大路をわざわざ築造してその外部に建立された待賢門院御願寺。建物は近世の再建だが院政期の仏像が一部残り、石組みの庭園も創建時のものと伝えられている。案内板には唐招提寺・泉湧寺僧侶の墓が記されており(法金剛院自体が鎌倉後期からは律院)、石造物を期待したが立入禁止ということ。陵墓との関係など興味深いのだが、どこかにちゃんとした報告は出ているのだろうか。また文書もあるようだがちゃんと確認していなかった気がする。観光客は入れ替わりにきた一組のみ。続いて妙心寺。一部で特別公開もされているようだが、近世絵画がメインだったので広大な境内を歩き回っただけにおわる。途中で業界人ぽい人に案内された団体客とすれ違い、その他にもちらほらと観光客。そのまま足を伸ばして龍安寺までのぼる。こちらは修学旅行・外国人など観光客が多数。著名な石庭の隣の庭も特別公開されていたがそれもパス。背後の山に大内山と妙見山があったが、図書館で見た論文と何か関係があるのだろうか。そこから立命館大まで歩きバスで西大路四条に戻る。朝はそこから歩いてきたので、結構な運動にはなった。またこういう機会が訪れることを願うばかり。写真左は法金剛院創建時のものだという「青女の滝」、右は龍安寺で見かけた杉だがなぜこういう剪定をしているのかは全くの謎。
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