wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

展覧会

尼崎市立博物館

10月10日に開館し、本日ようやく訪れることができた。設置準備室の設立は遙か昔で、先日新聞記事でみかけた近現代史担当の学芸員が56歳、存じ上げている中世史担当の方はそれよりもお年だと思う。震災で頓挫し、結局は移転した中学校(最初は尼崎町立実科高…

和歌山博物館二題

明日が学祭休講(・・・)ということもあり、土曜日から四連休。もちろん昨日はほぼ遠隔講義確認テストの採点・水曜日の講義準備もまだとはいえ、九月末からの全く余裕がない状況からすると一段落。そういうわけで本日は和歌山で秋の企画展を観覧。 まずは創建1…

兵庫県立歴史博物館「女たちのひょうごー千姫から緒方八重までー」

本日はルーティン姫路。先週は講義に追われ一日年休をとり、それ以外も隣の図書館に行く必要があったため、本日ようやく昼休みにざあっとだけ表題の展覧会を観覧。副題にあるように、近世の県下にゆかりのある女性に関わる展示だが、絵画(十界図から浮世絵…

大津市歴史博物館三題

続いてJR大津京から徒歩で表題所に向かう。なぜかスマホでQRコードを撮影すると団体利用金に割引。館の前で20代後半の男女3人組とすれ違い、どこかでお見かけした記憶もあるが思い出せず。館内は中年夫婦が数組、70前後の夫婦とともに来ていた娘らしき人は信…

京都国立博物館『聖地をたずねてー西国三十三所の信仰と至宝ー』

本日は県境またぎで京都へ出かけ、表題の展覧会を観覧。この状況なので客入りは混んでいるほどではなく、熟覧も可能。圓教寺・清水寺・一乗寺など播磨関連の出品もあり、出かけた次第。さすがに新館をまるまる使った大規模展覧会で、仏像・仏画・参詣曼荼羅…

大阪歴史博物館「国指定重要文化財 久米田寺文書の世界」

結局、論文集にとりかかることができず(この何年来、外在的締切原稿しか書けなくなっている)、ふと思い立って表題の展覧会を観覧。街は普通の人混み、徳禅寺文書・九条家本紙背文書集を閲覧するために立ち寄った図書館は、半減した座席の最後の一つをよう…

兵庫県立歴史博物館「驚異と怪異ーモンスターは警告する」

昨日に引き続いて「偶然の一致」シリーズ。当方が出入りしている博物館でもともと春の展覧会に予定されていたが、今週火曜日から8月16日(日)まで開催されることに。もともと昨年に国立民族博物館で開催された同名の展覧会のサブ企画(出品点数を減らして独…

兵庫県立歴史博物館「スケッチでたどる兵庫の建築と景観」

本日昼休みに観覧。姫路で中学校美術教師だった故内海敏夫氏によって1980年代から90年代に描かれた古民家・街並みの水彩画と、兵庫県の建築職員だった沢田伸氏が建造物を黒ボールペンで描いた1990年代から近年までの作品をあわせて展示したもの。特に前者に…

大和文華館「聖域の美ー中世寺社境内の風景ー」

本日は組合執行委員会、金曜日の職場といい組織はいろいろ疲れる…。ただ出かけるついでにたまたま見つけた表題の展覧会を観覧。高野山・日吉・園城寺などを描いた作品が並び見応えがある。不勉強で全く知らなかったが、14世紀に醍醐寺周辺で作成されたという…

途中下車博物館ツアー

さてもともと東京行きは10月末に予定していたのだが、仕事の関係で一週間延ばすことになり、東京にとっていた宿もキャンセル。その際には東大史料に寄るつもりだったのだが、11月からの閲覧方法がなかなか開示されなかったため(結局は前日予約でOKになった……

両国

代休などで水木と連休ができたので懸案になっていた東京刀剣博物館で史料調査。対応は事務的で悪くなかったが、事前に三冊だけしか指定できないので結局進展なし。とりあえず蔵書目録を手に入れたのでもう一度ぐらいはチャレンジしてみないといけないがなか…

京都市考古資料館「御土居 洛中洛外のはざま」

本日は京都で開催の学会に参加。午前中4報告のうち、1報告で直接関係ないのにわざわざ当方の旧稿を引用していただいておりありがたい限り。また別報告で質問させていただき、解答は不満だが報告からは大変重要な示唆を受けた。昨日まで仕事が続き今週は雨予…

龍谷ミュージアム「日本の素朴絵」

昨日の学会参加の合間に観覧。もともと出品目録で15・16世紀の絵画がそこそこあるのを確認していたため。「素朴絵」とはリアリズムを追求した西洋美術に対して、ゆるい・かわいい・たのしい美術だということとし、16世紀を最初のピークだと評価。ただ西洋と…

兵庫県立歴史博物館「お城ができる前の姫路」

そういうわけで職場は先日の休日出勤の振り替えで休みにしていたのだが、この間がすれ違いばかりで今後について調整が必要だったので立ち寄り、先週末から開催の特別展をそれなりの時間をかけて観覧。現在の姫路市域の中世史にかかわる仏像・絵画・絵巻・文…

島根県立古代出雲歴史博物館「たたらー鉄の国 出雲の実像ー」

木曜日から山陰に出かけており、本日帰阪。詳細は明日記すが、とりあえず表題の展覧会のみここでは紹介。タイトルはややわかりにくいのだが、たたら製鉄の成立過程を「中世」に探るというのがメイン・テーマ。第1章「こうして鉄は生み出された」が完成形を絵…

京都文化博物館「洛陽三十三所4」

本日は大谷祖廟へ父の納骨。母がどう思うかわからないが、隣に並ぶわけでもないので我慢してもらうことにする。そんな中でタクシー利用の口実を作るためということもあって、表題の展覧会を観覧洛陽三十三所4 ―信仰のかたち― | 京都府京都文化博物館。すで…

兵庫県立歴史博物館「へんがおの世界」

本日はルーティン姫路、間近に迫った破綻の前の「日常」を本日も無事終える…。ということで昼休みに観覧した夏の特別企画展の紹介https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/ex-2019-pl1.html。主な展示品は近世から明治にかけての浮世絵などにみえる…

京都博物館二題

本日は中百舌鳥朝一。その後は昼食用に割引サンドイッチを購入して地下鉄に乗ったが、鞄を確認すると金券屋で購入していたチケットが見当たらない。別の鞄から移すのを忘れるという大ミス。仕方なく途中で下車し自宅に戻り買い物を済ませるも、やはり気を取…

兵庫県立歴史博物館「五大浮世絵師展」

本日はルーティン姫路、ということで先週土曜日開幕の特別展の紹介https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/ex-2019-sp1.html。コレクター所蔵の巡回展ということで、喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳のよく知られた優品146点…

関西大学博物館「徳山喜昭コレクション展高札をみる、よむ」

本日から春の非常勤講師業務が開始、月曜は大人数講義と史料講読、前者は終了後に少しトラブルがあったが無事解決、後者は本日14名だがガイダンスを経て来週どれだけ残るかが焦点。そんな中で表題の春期企画展を観覧してきたのでその紹介https://www.kansai-…

京都文化博物館「北野天満宮 信仰と名宝」

本日は組合が支援する裁判の判決のため京都地裁へ。公判は一年半以上続き期待も高かったのだが結果は敗訴。専任との手当をめぐる差別を訴えたものだが、「著しく不合理とはいえない」が乱発された作文が理由…。おかげで気分よくとはいかなかったが、表題の展…

奈良国立博物館「鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興」

本日は野暮用で出かける必要があったため、ついでに足を伸ばし奈良へ。実は律宗について少し書いているにもかかわらず、HPもみるまで唐招提寺中興の祖とされる覚盛について全く意識していなかったため出かけたものhttps://www.narahaku.go.jp/exhibition/201…

兵庫県立歴史博物館「近代日本と兵庫のあゆみ」

本日昼休みに観覧。兵庫県政150周年記念シリーズの最後で、今回は国立公文書館所蔵の県政関係の行政文書を中心に、当館の近代絵図を加えたものhttps://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/h30-150.html。鉄道開通・兵庫県設置・神戸市や姫路市の誕生な…

姫路市埋蔵文化財センター「白鷺飛翔ー姫路城築城前夜」

本日はルーティン姫路。ただ時間年休の余りがあったので午後休をとって表題の展覧会を観覧http://www.city.himeji.lg.jp/maibun-center/exhibition.html。中世後期の姫路城下町遺跡下層・坂本城跡・置塩城跡・御着城跡・羽柴秀吉姫路城と城下町・池田輝政姫…

兵庫県立歴史博物館「姫路今むかしpartⅢ」

例によって居候させていただいている博物館の特別企画展の紹介https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/ex-2018-pl2.html。本日の昼休みに半分だけ観覧したが、大変興味深いもの。明治末の修理直前の荒れ放題の姫路城と、国宝指定後の小学校国語読…

関西大学博物館「瓦経展」

本日は講義と史料購読の定期試験。その序でということで表題の展覧会を観覧http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/info/detail.php?i=293。展示点数は少ないが、かの百万塔陀羅尼、平安の泥塔、三河普門寺の経筒、室町の礫石経、経塚の瓦経片など興味深いものが…

兵庫県立歴史博物館「近現代兵庫の災害史」

本日は1.17から24年。思えば随分と時が経ったものだ…。そういうわけでお世話になっている機関の展示を紹介https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/official/h30-150.html。嘉永南海トラフの瓦版・大正北但馬地震および戦前の室戸・阪神大水害の写真などが展…

兵庫県立考古博物館「装飾大刀と日本刀」

本日は同館へ公務出張。結果は微妙だが、いろいろ勉強させてもらった。業務終了後に観覧させていただいたのが表題の特別展http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000006x3k.html。メインは古墳時代の装飾大刀で、前史として弥生時代に石・青銅・鉄製…

神戸市埋蔵文化財センター「神戸はかつて焼き物の里だった」

本日は某研究機関の文書撮影に同行させていただいて三木市法光寺へ。『兵庫県史』に所収のもので何れも軸装されており、じっくり熟覧することはできなかったが、やはり原文書の迫力は大したもの。午後は別の場所へ向かわれる一行と別れて表題の展覧会を観覧h…

和歌山県立博物館「西行ー紀州に生まれ、紀州をめぐるー」

本日は湯浅で見学会、和歌山市内に戻り表題の施設で研究会。昼食の時間すら設定されていない慌ただしいスケジュールだったが、大学院時代の先輩など久しぶりにお目にかかる方もあったうえ、従来の湯浅氏のイメージもかなり変わった印象。その狭間の20分で表…