wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

神戸市埋蔵文化財センター「神戸はかつて焼き物の里だった」

本日は某研究機関の文書撮影に同行させていただいて三木市法光寺へ。『兵庫県史』に所収のもので何れも軸装されており、じっくり熟覧することはできなかったが、やはり原文書の迫力は大したもの。午後は別の場所へ向かわれる一行と別れて表題の展覧会を観覧http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/center/index.html。副題は「トウバンケイスエキの世界」とカタカナ表記されてしまっているが、白河・鳥羽の御願寺の瓦を供給した東播窯の概要を示したもの。なかでも神出の操業は平安前期に遡り、魚住は15世紀まで存続したということ。図録も300円で購入可能。初めて訪れたが、別に縄文から平安までの常設展、兵庫津を含む市内の主立った遺跡の遺物と写真を並べたバックヤードも観覧することができ、なかなか充実した施設。なお写真左は慶長六年奉納という法光寺梵鐘、右は室町初期とされる五輪塔イメージ 1イメージ 2