wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

兵庫県立歴史博物館「女たちのひょうごー千姫から緒方八重までー」

本日はルーティン姫路。先週は講義に追われ一日年休をとり、それ以外も隣の図書館に行く必要があったため、本日ようやく昼休みにざあっとだけ表題の展覧会を観覧。副題にあるように、近世の県下にゆかりのある女性に関わる展示だが、絵画(十界図から浮世絵まで)・調度・遊戯具・装飾関係(髪型模型を含む)から古文書まで幅広く展示され興味深い。千姫が縁切り寺とも関わっており、東慶寺の文書も出品。田ステ女という俳人は名前だけ知っていたのだが、夫と死別後は禅尼となり刺繍涅槃図も残されている。大石内蔵助とりくなど、男女の手紙が対比的に示されているのも興味深く、女系で伝来される女紋という習慣、柳田の祖母が夫と離別後に父の跡を継いで村医者として一人息子を育てたなどというのも、不勉強で初めて知ったところ。古文書は大意だけで一字一句の釈文はありませんが(散らし書きの平仮名は、ケース越しで遠いこともあって当方にはお手上げ)、充分楽しめます。兵庫県立歴史博物館