10月10日に開館し、本日ようやく訪れることができた。設置準備室の設立は遙か昔で、先日新聞記事でみかけた近現代史担当の学芸員が56歳、存じ上げている中世史担当の方はそれよりもお年だと思う。震災で頓挫し、結局は移転した中学校(最初は尼崎町立実科高等女学校)を利用し、教室が考古・古代中世・近世1・近世2・近代・現代の各展示室に改装されている。ただ当初は資金があったようでいくつかの中世文書(古いものは平安)も購入されていて、それらも展示ケースに並べられており、しかも兵庫県史に未紹介部分があることに気づく。その他に嘉暦の著名な大覚寺文書(解説は赤松貞範になっていた・・・)や戦国の古文書などもあり見所多し(1月に展示替えがあるよう)。また開館記念展として「尼崎藩主三代の軌跡」も開催されている。料金は無料で、中世都市尼崎のフィールドワークとセットで是非どうぞ。尼崎市立歴史博物館
なお写真はすぐ近くに建造されている有料施設、なんとも言い難いのですが、お子さん連れなら楽しめるかもしれません・・・。