本日は湯浅で見学会、
和歌山市内に戻り表題の施設で研究会。昼食の時間すら設定されていない慌ただしいスケジュールだったが、大学院時代の先輩など久しぶりにお目にかかる方もあったうえ、従来の湯浅氏のイメージもかなり変わった印象。その狭間の20分で表題の特別展も観覧
https://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/saigyou/frameset.htm。じっくりみる余裕はなかったが、ほとんどが○のみの略押にも関わらず二人だけ戦国の
武家花押を据えている「年寄中
連署証文」、上下に「ウリヌシ」「カイヌシ」が並ぶカタカタ書きの売券など興味深い文書があった。また
大阪府河南町にゆかりの寺院である弘川寺があり多数の
文化財を所蔵していること、
鎌倉時代という崇徳の大画像(京都
白峰神宮蔵)、室町から近世にかけて「
西行物語絵巻」が多数作られていること、などいろいろ勉強になった。なお画像左は湯浅城からみた湯浅湾、右は伝建に指定されている近世の町並みで原型は中世に遡るらしい。