wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2013-01-01から1年間の記事一覧

春休み総括

長かった春休みも本日で終了。結局、論文一本提出(5月刊行予定)・一本ほぼ完成(図版に手を加えて投稿予定、ただし90枚近くなったためどう判断されるか・・・)・来週末の報告準備のみに終わる。こう書くと仕事をしたようにみえるが、最初の一本は冬休み仕…

タイトル変更のお知らせ

当ブログも開設から四年目に入ることになりました。この間に訪問、コメントを寄せていただいた方々に厚く感謝申し上げます。さてこれまでブログタイトルには実名を用いてきましたが、そのことで周知がすすむ一方で、余計な軋轢が生じることもありました。同…

杉田敦『政治的思考』

昨日は組合の総会。団交で給与アップを目指すと決意表明したものの、本日出かけた再来年度からのカリキュラム改革の説明会で、機先を制せられる。給与どころか、雇用の維持すら危うい雲行き。五年ルールを迎える前に、「生命の危機」が現実味を帯びてきた。…

臼杵陽『世界史の中のパレスチナ問題』

先週は少しだけ原稿が進んだが、そうなると詰めないといけないことも出現。昨日は市立図書館で小字図を確認して一つ確定でき、そのついでに憲法問題のお勉強。本日は自治体史の地図校正に出かけて、ようやく読了したのが本書http://www.bookclub.kodansha.co…

大阪歴史博物館「天下の城下町 大坂と江戸」

今週は完全に絶不調で、ほとんど仕事が進まず。そういうわけで本日は気分転換に対外関係史のお勉強に出かける。余りにも少人数で驚いたが、その分いろいろなお話を聞かせていただくことができ有益だった。どうもありがとうございました。研究会は博物館の貸…

確定申告

今年は毎年送られてくる申告書類が届かず、税務署に請求すると抜け落ちていたということ。そのため近所で提出することができず、自転車で30分ほどかかる住吉大社に接した税務署まで書類を持参しなければならなかった。気になるのがその立地で、近世絵図では…

なにわの海の時空館

1990年代前半、大阪では関西国際空港開港に合わせて大規模な湾岸開発が進められるとともに、国際集客都市構想なるものがあり、その具体化として多数の博物館が開館した。しかし関空景気はバブルと消え、高層ビルはテナントが入らず、巨額の負債を抱えること…

『夜久野町史第四巻通史編』

昨日は年寄の様子見(またまたトラブル)で留守にしたため、不在通知が入っており本日到着。2006年1月に京都府福知山市に合併された、旧天田郡夜久野町の通史。全13章と付録からなる1200頁を越える大作で、当方は第3章中世前期の夜久野」(135~199頁)とい…

ようやく一本

一月末締切の論文をようやく提出。今回は特に難産だった。花粉症が目にきてなかなか集中力が続かない上に、政治からは悪いニュースばかりが続き、余計に気を滅入らせてしまう。日本全体としてもう社会の継続性というものが顧みられなくなってしまい、根本的…

千田嘉博『信長の城』

本日は久しぶりに早起きして?、兵庫の見学会と兵庫城のお勉強。やはり寒かったが、初めて訪れた場所もあり都市の全体像を再確認できた(デジカメの電池が切れていたのは大失敗。また四両の神戸市営地下鉄湾岸線に終日女性専用車両があるのには驚かされた)…

羽田正編『海から見た歴史』

本日は難航している論文打開のために五日ぶりに電車に乗って図書館巡りなどに当てる。いくつかの裏を取ることはできたが、伊勢山田の善光寺が全く出てこない。匿名ブログ情報なら大当たりなのだが、活字媒体で御存知の方がおられましたら、ご教示下さい。そ…

ようやく春休み

ようやく最後の採点報告を送付した。試験は持ち込み・論述にしているがどことも出來はしんどく、某大学では約半数が60点台になってしまった。自主的に提出できるとしている追加レポートも、相変わらずコピペが横行しているが、新しく過年度のレポートの流用が…

池上裕子『織田信長』

採点にようやくめどが立ち、自治体史の校正、1月に仕上げることができなかった論文など、やることは多数あるのだが、昨年末から積ん読になっていて何となく息抜きに読了したものhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/author/a51627.html。太田牛一『信長公記』と奥…

追悼 吉田晶先生

web上では確認していませんが、昨日の新聞で公表されましたように、1月15日に吉田晶先生がお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。私がはじめて先生にお目にかかったのは1984年4月の岡山大学入学時のこと。、3先生交代で実施されていた1…

山下祐介『東北発の震災論』

先週実施した試験の採点がようやく終わったところに、またまた答案の山を抱えることに。監督中に見回ったできも予想以上で採点に苦慮しそうな予感。そのうえ明日の試験は最悪の天気予報。延着が発生しないことを祈るばかり。そういうわけで電車読書も続き、…

友だち申請について

先日一件の友だち申請がありましたが、拒否しました。この世界のルールもあるかと思いますが、当方としては実世界で存じ上げない方からの申請は受け入れないことにします。なおコメント・トラックバックについては内容に応じて適宜に判断します。

ジョセフ・ギース/フランシス・ギース『大聖堂・製鉄・水車』

本日は京都で試験ということで、最後の図書館利用。たまたま見かけた科研報告書(刊行は2001年)に「豊嶋蔵人」の文書が翻刻されており、あわててコピーする。仏教関係を中心に多数の蔵書を有し、新刊が並ぶのも早く今年度で使えなくなるのはやはり痛い。電…

講義終了

昨日でようやく後期の講義が終了し、来週からは試験が続きひたすら採点に追われることになる。年明け早々で授業準備を終え、15回調整のための空きもあり、すでに論文が完成している予定だったのだが、全く進まず文字通りの引きこもり状態になってしまった。…

深谷克己『東アジア法文明圏の中の日本史』

本日は講義なし日なのだが、年始からの絶不調状況で全く失念していた忘れ物を金曜日の非常勤先に取りに行くなど(幸か不幸か明日は休校日)のため、電車読書を進めることになり、来年度から始まる「外来文化と日本の歴史」のために購入した表題書を読了http:…

京都国立博物館「国宝十二天像と密教法会の世界」

今週は火・水とも珍しく地下鉄は定時運行。昨日は定時と月曜振り替え合わせて4コマ・本日1コマの講義を終え、午後はあと3回しか使えない図書館で宗門関係の絵巻のデータを取る。それが一段落したのでバスに乗り(清水周辺はこの時期でも修学旅行生がいた)、…

近江多賀

本日は研究会のため7時過ぎに家を出て地下鉄・JR・近江鉄道を乗り継いで多賀へ。集合時間より一本遅れながら運良く研究会の始まりに滑り込むことができ、三本の報告で概要を把握。続いて多賀大社周辺をしばらく散策し、参詣曼荼羅に描かれた建物群を確認して…

宮本常一『生きていく民俗』

本日は午後の講義と夜の団交を大きな問題なく終えるも、帰路の年寄からのメールで一気に気分がめいる。いつまでこの状態が続くのだろうか。さらに重たいため非常勤先のロッカーに入れたまましてあるノートPCに入っている東京での史料調査のデータを持ち帰る…

小熊英二編著『平成史』

4日から書き出す予定の原稿が一行しか進まないまま、本日6限から外仕事の始まり。そういうわけで電車読書も再開し、本年の日本通史は70年代・人類史は90年代初めまでだが、次年度以後のことを考えて購入・読了したものhttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/978430…

南河内史跡巡り

正月恒例となった史跡巡りの記録。1月2日は駅伝中継終了後(今年はコンディションが悪くタイムが遅かったため最後まで見てしまった。18位の走者の後ろに警察などの車両が連なっていたのでどうかと思っていたら、放送された以外にもリタイアがあったようだ)…

謹賀新年

2012年は、個人的にも停滞の年となりましたが、何とか無事に終えることができました。皆様のご厚誼に深く感謝申し上げます。早いもので、本年で五巡目が始まる年男となります。先行きの不透明さは増すばかりですが、研究への意欲だけは失わないように尽力し…