wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

ようやく一本

一月末締切の論文をようやく提出。今回は特に難産だった。花粉症が目にきてなかなか集中力が続かない上に、政治からは悪いニュースばかりが続き、余計に気を滅入らせてしまう。日本全体としてもう社会の継続性というものが顧みられなくなってしまい、根本的な破壊に踏み出してしまったようだ(公共機能の投げ売りに続き、TPPに日本全体まで売り渡すことになった)。支持者達はリセット可能だと考えているようだが、現実には荒涼とした惨状が広がることになるのだろう。そのなかで過去の日本社会の歴史、とりわけ破壊の最前線にある大阪の論文を書くというのは大変しんどい仕事になった。将来このテーマに関心を持つ研究者が現れて、批判なり評価なりしてもらえることを切に願うばかり。なお本日届いた『ヒストリア』236号には辻川敦・大国正美編著『神戸~尼崎 海辺の歴史 古代から近現代まで』の新刊紹介をした拙文が掲載されている。当ブログより紙数制限があり、なぞっただけのものだが、今年最初の活字発表。