wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

江原絢子・石川尚子・東四柳祥子『日本食物史』

古書店で安くで売っているのも見つけてしまい衝動買いしていたもので、日曜から読み始めて今日の帰途途中で読み終える。料理関係の研究者は日本史・文化史関係の研究者によるものもがあるが、本書の著者たちは家政学系の研究者である。そういうこともあって古代・中世についてはもともと余り期待していなかったが、近世以降については伝統食として現存していることもあり、実践的調理者としての視点に期待して購入したところ。確かにあとがきによると著者の一人が勤務する大学には近世の料理書が系統的に蒐集されているようだが、概説ということもあって一つ一つが細切れで、地域性についても余り考慮されていない。いくつか興味深い史料も紹介されているので、まあそれだけでよしとするしかないのだろうhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b34698.html。古本屋で見かけると買ってしまう癖を何とかしなければならないようだ。それはさておき、K市歴史資料館の対応は何とかならないものか。史料Kの歴史(隠す必要もないのだが)の各区ごとの解説だけしか情報がないのに、出納請求したら全部必要かいちいち聞かれる。各史料郡毎の整理もばらばらなので、全部見るしか方法はないことぐらいわからないのだろうか。しかも膨大な近世文書はとばして(20箱あっても中世文書は1箱の半分もない)、何度も出納請求していると対応がどんどん悪くなっていく。4:25に帰ろうとして最後の文書を返却しようとしたところ担当職員は席を外して、他の職員も何の反応もしない。担当職員が戻ってきたのは4:30過ぎてからで、次の出納を避けるために無視をしていたとしか思えず、しかも何も言わずに返した写真帳を片付ける始末。出納受付4:30、5:00閉館ということになっているがぎりぎりまでいるのが嫌われているようだ。来週も行く予定だが、あれだけ態度が悪いと非常に気分が悪くなる。