wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

瑞穂市柿振興会『富有柿発祥の地瑞穂市』

本日はルーティン姫路、いつもながら午後はヘロヘロだが何とか終える。電車読書はとある関係者からの頂き物で、ネットで少し検索しても全く情報が確認できない出版物。明治期に医師を志すも病で断念した福嶌才治が地元で柿の品種改良によって生み出した富有柿の歴史と、後継者不足に苦しむ現在の生産者の思いと地域の取り組みについて紹介したもの。福嶌をはじめとする人々の創意工夫、戦時中の果樹伐採政策、高度成長期の躍進とその後の停滞、戦後三大開拓地の一つという宮崎県川南町から嫁ぎ娘5歳と2歳で夫を亡くした後に柿農家として生きてきた女性の思いなど、いろいろ触れることができ勉強になる。この種の書物には珍しく全て西暦表記なのも好感がもてるところ。

当初記したタイトルが瑞浪市になっていましたが、瑞穂市の誤りですので訂正しました。