本日は千里山、ということで久しぶりに電車読書の備忘。財政難もあって積ん読が減っていた際に衝動買いしてしまったもの(先週買い込んでしまったので今は6冊)。ユダヤ教・初期キリスト教においてシンボルに位置づけられた魚、断食日に許された魚食、オランダのニシン加工技術の先進性、英蘭の競合、イングランドの米植民地におけるタラ漁(塩ダラは熱帯の航海に耐えることができたという)、ニューファンランドでのタラ漁‐イベリア半島での販売とオリーブオイルなどの仕入れ‐イングランドで販売という三角貿易、西インド諸島の奴隷の食料として販売された塩漬けタラ、といったエピソードが描かれ興味深いもの。ただ文体が読みにくいと思っていたら、著者は歴史畑ではなく英文学専攻、英語の歴史書をもとに叙述しているのだが、やはりスタイルは異なる。とりわけ最近はほぼ歴史家の文章ばかり読んでいたので、引っかかったところ。
ここのところ、ダラダラしていて締切手前になって焦って作業するという繰り返し。土日もなかなか手がつかず、今になって慌てて地図作りをする始末・・・。