本日から秋の対面授業。Twitter上に流れていた記事では6~7割とあったが、250人以下は対面方針なので、9割以上になるはずで、現時点で188・170名が登録中の当方の科目も対面。ただし金曜日夜に配慮申請者に対応せよとのメールがあり、それに対応するとちゃんと読まずにどうなっているのかというメールが複数。相変わらずの丸投げで金ももらえず、ひたすら馬鹿にされ続ける日々・・・。事後処理も授業準備も山積みだが、電車読書の備忘を簡単に。タイトルは抽象的だが中身は日本史でいう紙背文書論的なものと、記された動産目録と家政会計記録からみたジェントリの食生活史。大量の海産物が流通し購入されていたこと、労働者の牛・羊・豚肉と穀物にたいして、高貴で富裕な人びとのヤマウズラ・鶏・ウサギという対比、曜日・季節ごとの魚介類・肉類の消費傾向ななど、興味深い事例が紹介されている。考古学によるゴミだまりの骨研究もあるようでうらやましい限り。日本史でも朽木文書などを使って考えてみたいところ。なお著者とは遙か昔に某所でご一緒したような気がする。