wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ベイビー・ブローカー」

本日は中百舌鳥1限。御堂筋線は上着がないとウトウトできない一方で、外はどうしようもない暑さ。この生活もあと一月なので、本日も帰路は映画鑑賞。「犬王」の混雑があったので、前日に予約しておいたが、大箱の半分程度の入りで、中高年の男女が多数。スト…

フランチェスカ・トリヴェッラート『世界をつくった貿易商人』

本日は枚方3コマ。配当されていた教室の空調が修理中とのことで、いつにもまして雰囲気が悪い中での講義。来週には直るようだが、すでに梅雨明け。ロシアのウクライナ侵攻で温暖化対策も吹っ飛び(逆に世界で軍事費増やしてCO2を燃やしましょうモード)、あ…

島尾新『画聖雪舟の素顔』

本日は公務出張扱いで一日フィールドワーク。さすがに汗びっしょりでペットボトルも5本目。早朝出発で往路の高速バスは爆睡していたが、帰路はそこそこ起きていたので、読みさしの表題書を読了。禅宗に手を出していることもあって衝動買いしていたもの。副題…

歴史学研究会編『歴史総合をつむぐ』

本日は枚方3コマ。自転車をやめて別経路通勤にしたが、湿気で汗びっしょり、ズボンの裾も雨にやられる。明日朝までに乾くだろうか。電車読書のほうは、秋の講義のこともあって購入していたもの。29講と実践例2+1からなる。短い紙数で長期間を扱ったため単な…

『学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か』

本日は所属先の研究会裏方で休日出勤、新出の近世文書に関する議論を勉強させてもらう。電車読書のほうは、当方は法的な意味での「研究者」かどうかは微妙なのだが(かつて付与された研究者番号でresearchmapに登録してあるが、「所属先」はない)、問題の深…

渡邊大門編『南北朝の動乱 主要合戦全録』

本日はルーティン姫路、電車で寝たつもりでも午後はヘロヘロ。その上にバタバタが重なったが、電車読書の備忘だけ片付けておく。鎌倉末期から南北朝の合一までの通史を、合戦に引っかけて11章でまとめたもの(9章立てで序章・終章とあるが、時代の最初と最後…

「犬王」

本日の中百舌鳥1限の帰路に観覧。シネコンのなかではキャパが小さく(150席ぐらい)、サービスデーだったこともあり、中年女性主体でほぼ満杯。壇ノ浦で宝剣を拾い上げて盲目となった琵琶法師と、異形で生まれた猿楽師のコラボによる室町ロック・ミュージカ…

秋道智彌・角南篤編『コモンズとしての海』

本日は枚方3コマ。2コマ目でなぜか大学貸し出しPCのWi-Fiが機能不全で今昔マップとひなたGISの紹介が途切れてしまうというハプニング。また出勤時に自転車を強行利用したため、帰りは雨の中カバンをゴミ袋に入れることに。電車読書のほうは書店で見かけ、安…

「親愛なる同志たちへ」

4月に見逃していたが、近所で1週間だけ上映されていることを知り本日鑑賞。1962年6月にロシア南西部の町ノヴォチェルカッスクで起こった労働者デモを暴力的に鎮圧した事件(公式統計で死者26名)を素材に、現地共産党委員会勤務の女性を主人公に描いたもの。…

海野聡『森と木と建築の日本史』

本日は枚方3コマ、特にトラブルはなかったがそれでもヘロヘロ。そんななか電車読書は、とりあえず目だけは通しておこうと購入していたもの。著者は東大建築史から奈文研を経て東大に戻ったという経歴で、4章立ての最初の1章で材木の特性を木目を含めて概論し…

松沢裕作『日本近代社会史』

本日は自治体史会議、ようやく史料編入稿までたどり着いたが、まだまだ前途多難。不規則になっていた電車読書もようやく一段落(また忘れないように願うばかり)。タイトルに惹かれ講義ネタになるのではと衝動買いしていたもの。日本近代社会を、先行する近…

藤田達生『戦国日本の軍事革命』

本日は自治体史の大般若経調査に随行。ひたすら法量のデータ取りだったが、南北朝期の文字を堪能させてもらう。昨日記した事情で火曜日の予備だったもので、本日その残りを読了。昨年もった専任のサバティカルで代行したゼミでもそういう関心があったので、…

オズワルド・シュミッツ『人新世の科学』(日浦勉訳)

本日はルーティン姫路。出勤途中で腹痛に見舞われ寝ることができず、一日中ヘロヘロで仕事を終える。いろいろ集中力にも欠けていて、火曜日に終えるはずだった表題書をカバンに移し忘れ(予備は入れていた)、本日ようやく読了。著者はアメリカの生態学者で…

「教育と愛国」

本日の中百舌鳥1限終了後に観覧。入りは30人程度で当方より若い女性もちらほらみかける。もともと深夜ドキュメンタリーで放映されたものに追加取材を加え、2000年以後の慰安婦に端を発した教育・研究への国家介入の深化を跡づけたもの。慰安婦など加害叙述が…