本日は千里山2コマ。ふと表題の展覧会に立ち寄ったので紹介。近世の摂河泉研究で業績を遺した方なので、近世文書だろうと思っていたら、北野松梅院関係の中世文書も展示されていて驚き。展示されているのは4点と「住吉大社戸灯帳方神事勤役注進状」だが、ほどだがネット公開されているチラシと別に、『津田秀夫文庫古文書・和本目録』が本日時点では無料で配付されており、それによると東大寺関係・毛利元就書状等もあるとのことで、そのうちいくつかは写真も掲載される。その他に貝塚卜半家所蔵の山槐記写本、河内狭山池関係の絵図、嘉永七年南海大地震時の大坂の津波浸水地を描いた瓦版などもあり。
昨日の某ドラマ、近年の過度な義時追討宣旨説をひっくり返す演出はよかった。頸持っていったからといって「はい、あとはよろしく」というわけではなかろうに、史料実証が全体的な歴史像理解を阻害している一例。