wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

1617会兵庫・赤松例会のお知らせ

遠方ですが、関心のある方はどうぞ

第75回1617会 兵庫・赤松例会
赤松氏の拠点形成と展開-前期守護所の特質と播磨-
1617(いちろくいちなな)会は、考古学・文献史学・建築史学・歴史地理学など、複数の分野の研究者が集い、 16世紀以前(中世)と17 世紀以降(近世)の特定の地域(都市的な場)を対象に、学際的に研究を深めることを目的とした研究会です。

1.趣 旨
今回の例会は、近年明らかになってきた前期赤松氏の本拠である「赤松」(上郡町赤松)をフィールドに開催します。「赤松」については平成27年に兵庫県立歴史博物館に設置されたひょうご歴史研究室、赤松・山城研究班が足かけ7 年間、研究を実施してきました。実施にあたっては上郡町教育委員会たつの市教育委員会などの前期赤松氏の拠点を持つ関連自治体と共同研究を行っています。
今回はこの成果を基に、文献・考古学の視角から、近年明らかにされた「赤松」の姿や守護赤松氏の権力構造などを報告していただきます。
平成 28年度から30 年までの3 カ年間に渡って赤松氏居館の発掘調査を実施し、南北朝時代の居館に関連する成果を明らかにしています。南北朝時代の守護拠点が考古学的に確認される事例は全国的にも貴重な成果といえます。 また、文献研究では赤松氏が庇護した禅宗寺院関係の史料群を検討し、これまで体系的な検討が行なわれてこなかった赤松氏一門の構造を明らかにします。そのことで、惣領家のみがクローズアップされてきたこれまでの赤松氏像に新たな視点を提起したいと思います。
これまで、15 世紀後半以降の守護所について全国で研究は進んでいますが、「赤松」はそれに先行する前期守護所の貴重な事例になります。

2.実施日程 2023年12 月16 日(土)

3.現地見学会
集合場所:午前10時、上郡駅前ロータリー集合
コース:法雲寺→宝林寺→赤松居館→白旗城登口・栖雲寺跡
【参考】
JR大阪駅 8:00 発―(新快速)―相生9:29 乗り換え―(普通)―9:44 上郡着
JR大阪駅 7:37 発ー(スーパーはくと1 号)―9:01 上郡着
帰り時間
上郡17:05―相生1717:19 乗り換え―姫路17:41 ――(新快速)―JR大阪18:43
上郡17:37―――――――――――姫路1818:10――(新快速)―JR大阪19:13
上郡18:10―――――――――――姫路18:56――(新快速)―JR大阪19:58

4.研究集会
上郡町郷土資料館 (上郡町役場第3庁舎2階・兵庫県赤穂郡上郡町上郡500番地5)
https://kamigori-town-museum.jp/
報告1 13:30~14:00 :大村拓生氏 (関西大学非常勤講師)
「文献からみた赤松氏と赤松地区」
報告2 14:00~14:30 :島田拓氏(上郡町教育委員会
「赤松居館跡の発掘調査成果」
報告3 14:30~15:00 :山上雅弘氏(兵庫県立博物館名誉学芸員
西播磨の考古学的成果から見た守護所「赤松」」
《 休憩 》
討 論 15:10~16:50 司会 :松尾信裕・仁木宏

5.事前申し込み 必ず事前の申し込みをお願いします。(発起人までメールで連絡ください。)
可能な方は車でお越し下さい。車に分乗して「赤松」の現地見学を行ないます。
事前申し込みにあたっては、人数および車の台数把握のため、

車で参加

車同乗で参加

電車利用、 の別をお知らせ下さい。 ※研究集会(午後)のみ参加の方は、事前申込は不用です。
(研究会会場は駐車可能です。)
★午前のみ、午後のみの参加でもかまいません。
★参加費実費(当日徴収)
★昼食は持参ください。研究集会の会場で摂っていただけます。

◆ 1617 1617 会発起人 (*アドレスの★マークは@@マークです。)
大澤研一(大阪歴史博物館) kenouou1645★gmail.com
仁木 宏(大阪公立大学) cyn00403★nifty.com
松尾信裕(関西近世考古学研究会)dpbre700  ★ gaia.eonet.ne.jp
山上雅弘(兵庫県立考古博物名誉学芸員ma5-yamagami ★ hcc1.bai.ne.jp
* 1617 会の案内を希望の方は、その旨を E--mail  アドレスとともに、発起人までお知らせください。また、アドレスを変更された際には、発起人までご連絡ください。