wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

「世界のはしっこ、ちいさな教室」

本日は中百舌鳥・岡本の定期試験。昨年度は午後空きだったため、何本か映画を観たのだが、今年度は移動と印刷時間を除くと2時間半ぐらいしかとれないため、通常は新本屋と大学図書館(結果的には詰め込みすぎで、秋は暇すぎ)。ただ本日は30分早く終わり、1時間遅く始まる日程のため、表題の映画鑑賞(やはり選択肢は限られ、もう一本の話題作は近所で可能なため)。ブルキナファソの辺境、バングラデシュ、シベリア先住民族初等教育に従事する女性教師(バングラデシュ若い女性のみフェミニストということになっていたが、その関係の援助で高等教育を受けたらしいからだろう)の活躍を描いたもの。ブルキナファソスマホの電波も途絶えがちで、太陽パネルを購入することではじめて電気が通る。バングラデシュは水につかった村々を船でまわりそこで授業。シベリアはオオカミの引くそりにテントを積んだ移動教室。いずれも過酷な条件での前向きな姿と、教育を受けることで自由を得ることが強調され、バングラデシュで姉が少女婚の対象になった妹も中学に進学。当初予想したとおりきれい事ではあるが、風土を実感でき前向きにはなれる作品。客はどういうわけかシニア男性がチラホラ。

映画『世界のはしっこ、ちいさな教室』公式サイト