wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

姫路文学館「没後10年 西山松之助展 ある文人歴史家と江戸学の軌跡」

本日はルーティン姫路。といっても先週は祝日と土曜振替勤務だったため、16日以来の職場。この間に地下の仮事務室から改修工事が終わったもとのスペースに引っ越し。荷造りしていた机まわりの書類などを戻し、スマホもつながるようになった。あわせて回覧書…

柳田快明『中世の阿蘇社と阿蘇氏』

本日は枚方3コマ。昨日から講義がはじまり早くも喉を消耗した上、帰りの電車遅れもあって、呆けて後処理もできず。ともかく熊本土産の電車読書だけは片付けておく。祭祀に携わらず、阿蘇谷にも居住しないにも関わらず大宮司を世襲した阿蘇氏について、その成…

渡邊大門『嘉吉の乱』

新幹線は小倉を過ぎてから、広島で姫路・新神戸停車と接続と連絡。岡山行きに変更された先行車が福山停車中に追い抜き、予定より早く着くことができた。ハイブリッドのZOOMトラブルが発生したが・・・、シンポの段取りは確定。そういう事情があって、今回の電車…

熊本

昨日は熊本県立美術館「雅ー細川氏の歴史と美ー」・熊本城を見学し、午後は研究会。久しぶりにお目にかかる方もあり、いろいろ勉強させていただく。お世話になった皆様ありがとうございました。本日も参加 したかったところだが、午後から10月のフォーラムの準…

下関

昨日午後に熊本入り。所縁で某中世文書を実見させていただき、本日は研究会。その前に時間をとって下関に初滞在。住吉神社・赤間神宮・壇之浦などを駆け足でめぐる。中でも収穫だったのが、「赤間神宮宝物図録」で、戦国末のものだという「安徳天皇縁起絵」が佐野…

坂野徹『縄文人と弥生人』

続けて電車読書の備忘。これまた講義の始まりに備え、積ん読の順番を先倒しにしたもの。明治以来の人類学・考古学での日本人の起源論を、記紀に依拠した先住民族にとって変わったという「人種交替」、考古遺物からの「人種連続」、縄文・弥生土器の編年研究…

大阪城天守閣「戦国経済史序説」

その3。ネット情報は文書1点のみだったが、タイトルに惹かれ観覧。対外貿易・金銀の贈答・相場などに触れた古文書、鹿革・鮫皮(実際はエイ)・白熊毛(ヤク)・南蛮冑などの実物資料が展示。なお衝撃的だったのが「瀬戸内海・西海航海図屏風」で、解説によ…

大阪歴史博物館「新発見!なにわの考古学2022」

その2。鎌倉期の渡辺、瓦が出土していることから「別所」ともされるが、やや小ぶりに見えたのは気のせいか。なお石鍋・底に「月」と記された白磁なども展示。また圧巻は近世梅田墓で、蔵骨器の文字からから北組・曽根崎・福島など周辺の村々の死者が埋葬され…

四天王寺宝物館「金剛組ー四天王寺を支えた宮大工たちー」

本日は博物館めぐりで、その1(これまで一括して記していたが、別の記事とする)として観覧。一般に「世界最古の会社」といわれるが、唯一の史料的根拠といえるのが、筆から19世紀初め以降に成立したとされる系図(ただし展示は複製)。そこには四天王寺創建…

小田中直樹『歴史学のトリセツ』

結局、最低限の仕事をこなしただけで来週から秋の講義(4種類7コマ)。今週後半は出かけるため、講義資料の手直しにかかっているが、それにあわせて先週購入した表題書を読了。電車読書ではないが備忘を残しておく。はじめに「歴史って、面白いですか?」と…

桑木野幸司『ルネサンス情報革命の時代』

本日はルーティン姫路。先日作ったはずの地図がなぜか保存されておらず、あわてて作成する羽目になったが何とか完成させる。引きこもりを続けているため(自治体史の校正はやっているが、めぼしい仕事はほとんど進まず)、飛び飛びになってしまった表題書を…

「阪大非常勤講師大量雇い止め問題」行動提起集会

当方は仕事で参加できませんが、アップしておきます。

ひょうご歴史文化フォーラム「前期赤松氏の実像ー城郭と寺院からー」

以下のような催しが開催されますので、告知します。 rekihaku.pref.hyogo.lg.jp 会場が不便ですが、もしお越しになるなら、午前中に城山城に登ることは可能です(車なら越部西公園駐車場から)。また播磨新宮駅から会場までの道のりに、たつの市埋蔵文化財セ…

渡辺尚志『百姓たちの水資源戦争』

本日はルーティン姫路(といっても先週は公務出張扱いになったので2週間ぶり)。久しぶりのデスクワークを終えて帰路も、JRが事故で10分遅れ。駅からのパラパラ雨に折りたたみ傘をささず濡れながらスーパーへ。この時間の楽しみおつとめ品の刺身を購入して外…