その2。鎌倉期の渡辺、瓦が出土していることから「別所」ともされるが、やや小ぶりに見えたのは気のせいか。なお石鍋・底に「月」と記された白磁なども展示。また圧巻は近世梅田墓で、蔵骨器の文字からから北組・曽根崎・福島など周辺の村々の死者が埋葬されていたことが分かり、「接続村」が都市域に組み込まれていたことを示す。またまた副葬品としてミニチュアの蔵・徳利・犬など多彩なものがあり、これも農村とは異なるのだろうと思う。またあわせて以前に渡辺津から出土した「東大寺大仏殿」銘軒丸瓦なども展示。なお近世エリアに大念仏寺蔵の大永7年9月25日付「九相詩絵巻」後半部分が展示。たまたま本日からのようでラッキーだったが、前半をパネルで見せてほしかったところ。全く知らなかったものだが、五輪・宝篋印塔などの描写が興味深い。