本日は枚方3コマ。昨日から講義がはじまり早くも喉を消耗した上、帰りの電車遅れもあって、呆けて後処理もできず。ともかく熊本土産の電車読書だけは片付けておく。祭祀に携わらず、阿蘇谷にも居住しないにも関わらず大宮司を世襲した阿蘇氏について、その成立から豊臣期までの動向を跡づけたもの。そういった方法のため、惟を通字とする人名がひたすら登場し、電車読書向きではなかったが、研究史・史料状況を紹介しながらの丁寧な仕事で、基礎的な知識を得ることができた。参加した研究会では新しい見解も提出されていたが、著書の最後にも述べられているように、まだまだ研究の余地はあるよう。