wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師などで生活の糧を得ていますが(求職中)、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

片岡耕平『穢れと神国の中世』

春からのアレルギー症状が改善されず、今週もチョークで汚れた指で鼻を押さえながら講義をする始末。肌・髪・腹など一段階の老化が進みつつあるのが根本的な要因か。そうしたなか頭の老化が痛感されたのが、3月に衝動買いしてしまって授業準備用で後回しにし…

「中世の和泉国衙と荘園制」

昨春に原稿を提出し、先週手渡された『和泉市の歴史6和泉市の考古・古代・中世』第3部「中世和泉の権力と地域社会」第2章として掲載http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/syougaibu/bunkasinkou/osirase/1368687367556.html。いわゆる自治体史なの…

中山智香子『経済ジェノサイド』

本日は午前中に京都で講義、昼休みに図書館で大日本古記録『愚昧記中』から『薩戒記五』への借り換えを済ませ、午後は大阪に戻り仕事の打ち合わせ。一般向けに工夫する必要があるが、ちょうど材木屋さんの話がフィットする原稿依頼で、しゃべりすぎてしまっ…

「一五世紀における淀川水系の寺院ネットワークと地域社会」

2月に原稿を提出し、本日開催の大阪市立大学日本史学会第16回大会にあわせて刊行された『市大日本史』第16号に掲載。副題を「応永一九年北野社一切経書写を手がかりに」とつけたように、一切経書写に結縁した摂河寺院を拾い上げて、聖徳太子伝奥書と合わせる…

秋田茂・桃木至朗『グローバルヒストリーと帝国』

今担当している「外来文化と日本の歴史」、後期の「人類の歴史」で活用できるかと思い購入し本日読了http://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-426-3.html。ロシアの中央アジア支配に果たした東洋学者の「正統派」を定義し「異端」を排除する役割を…

村井章介『東アジアのなかの日本文化』

月曜日の講義「外来文化と日本歴史」の準備過程で存在に気づいて、いくつかの図書館で検索したが、放送大学テキストという扱いのためか全く所蔵されていなかった、余計気になったのでネットの大型書店をはじめて利用して、思い切って送料込み2250円をはたい…

大阪市立美術館「ボストン美術館 日本美術の至宝」

本日午後に京都から戻り観覧http://www.boston-nippon.jp/outline/。文化果つる地ということで、なめていたら意外と人が多くて驚く。これまでの市美で見た展覧会でもっとも混んでいたような気がする。行列が停滞すると後ろから罵声が飛ぶのはやはりというと…

ブラック大学・早稲田

昨年度からなりゆきで非常勤講師組合の末端で活動しているのだが、労働契約法改正の適用を避けるために大阪大学・神戸大学・早稲田大学などが5年雇い止めを打ち出すようになった。阪大などはいろいろと姑息な手段を弄しているのだが、早稲田大学はわざわざわ…

『環境の日本史3中世の環境と開発・生業』

発売前には購入予定だったのだが、いざ書店でめくってみると、取り上げられているフィールドが東国中心だったこともあり、価格に見合うか逡巡してしまい、結局は非常勤先の図書館で借りてきたものhttp://www.yoshikawa-k.co.jp/news/n5148.html。12本の論考…