wsfpq577’s blog

日本中世史専攻、大学非常勤講師・研究員などとして生活の糧を得ていますが、ここでの発言は諸機関とは全く無関係です

大阪歴史博物館「大阪町めぐり 喜連」

本日は昨日エントリーのビラその他の印刷・袋詰め作業のために事務所に行ったが、そのついでに一駅手前の博物館に立ち寄る。①中世常設展に近世初頭とされる四天王寺薬師坊の由緒書が出品。当方は知らなかったもので、解説によると享禄年間に細川氏のもとで裁許があったという。ただしざあっと読んだ限り直接細川は出てこず登場する「奥との」が細川被官なのか。②特集展示「大大阪、その西ヘ」で近代の工場地帯になった埋め立て地に関する地図・写真資料が展示。昭和初期のパノラマ図に堀川までさまざまな船が描かれているのが印象的。それは載せられていないがカラー刷りのパンフが配布。③特別企画展として表題のもの。ア.法勝寺などと同笵瓦が確認できる墳墓堂が発掘調査で確認。イ.環濠集落が存在し融通念仏宗法明寺には14世紀代とされる阿弥陀如来像などが存在、他に御室派・東西真宗寺院が存在。ウ.文化年間の大絵図やまとまった近世文書が伝来(釈文が配布され、人づてに病に侵されたと聞く学芸員氏の肩書きが「もと」になっていた)。エ.近世後期作の「楯原神社由緒書」で細川氏綱とそれに関わる城郭について詳細に記される。さほど有名人ではなく貴重な伝承だと思われるが、これについては釈文もなく常設展と異なり写真撮影もできず。時間配分も間違い作業に向かわなければならず、じっくり検討できなかったのは残念。

大阪歴史博物館:特別企画展:大阪町めぐり 喜連